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最終更新日:2022年8月6日

ほくろが盛り上がってきた!危険性はあるの?痛い場合の対処法

こちらの記事の監修医師
クリスタル医科歯科クリニック
中島 由美

(画像=stock adobe.com)

久しぶりにほくろを見ると、以前より ほくろが盛り上がってきたように見えるということはありませんか。ほくろが盛り上がってきたとき、放置しておいて大丈夫な場合もあれば、がんなどの可能性がある危険な場合もあります。ここでは、危険なほくろの見分け方について、ほくろの状態やそこから考えられる病気も含めて解説します。

ほくろが盛り上がってきた=危険ではない

ほくろが盛り上がってきたとなると、「もしかしたら悪いものなのではないか」と誰もが心配になるものです。しかし、ほくろのすべてが悪いものだとは限りません。

ほくろのすべてが悪性ではない

ほくろには、良性のほくろと悪性のほくろがあります。ほくろは、医学的には母斑細胞母斑(ぼはんさいぼうぼはん)といい、メラニン色素が固まってできた良性の腫瘍です。
ほくろの大きさや色に関わらず、きれいな丸い形をしているものは、ほとんどが心配ないでしょう。色は黒だけでなく茶色や肌色のようなものもあります。隆起のないシミのようなものもあり、一口にほくろと言ってもさまざまです。
また、ほくろから毛が生えている場合も、良性であることが多いです。

生活の中のほくろが大きくなる原因

肌は、表面から表皮と真皮に分かれています。表皮はさらに4層に分かれており、その最下層の基底層というところには、メラニンを作り出すメラノサイトがあります。
メラノサイトは、紫外線やストレスなどで肌がダメージを受けたときに活性化しますが、なんらかの理由で過度に活性化するとほくろが大きくなります。
メラノサイトを活性化させる原因となるのは、不規則な生活習慣、栄養の偏った食事、ストレスなどだと言われています。また、摩擦などの外的な刺激を受け続けることでも、メラノサイトが活性化されます。

ほくろが盛り上がってきた…危険なケースとは

盛り上がっているほくろは、多くの場合は心配ありません。しかし、急激にほくろが盛り上がってきた場合には、稀にがんなどの病気の兆候を表す場合があります。

短期間で急激に変化したほくろは悪性がんの可能性あり

数ヶ月など、短期間で急にほくろが大きくなった場合は、メラノーマの可能性があります。
メラノーマは、皮膚ガンの一種であり、悪性度が高く転移しやすいため、早期の治療が必要です。
5〜6mm以上になるほどに膨らんだり、輪郭が曖昧で左右非対称に広がったりしている場合は、危険なケースかもしれません。また、肌色や薄茶色だったほくろが、急に真っ黒に変色してきたときも、注意しましょう。

痛い、かゆい場合も要注意

良性のほくろであれば、普通、痛みやかゆみは生じません。ほくろが痛かったり、かゆくてたまらなかったりする場合は、何らかの炎症が起きているのかもしれません。
また、ほくろが固く、しこりのようなものがある場合も、注視する必要があります。

危険なほくろの種類と特徴・見分け方

ほくろは、素人では良性か悪性かを判断することは難しいでしょう。危険なほくろの場合は、早急に受診が必要です。
危険なほくろの種類や特徴について解説します。

悪性黒色腫(メラノーマ)

悪性黒色腫とは、メラノーマとも呼ばれ、メラノサイトという細胞ががん化して発生する、悪性度の高い腫瘍です。一般的に白人に発生頻度が高く、日本人ではそれほど多く発症するものではありません。
メラノーマには、作用非対称、ほくろの輪郭がぼやけている、色調に濃いところと薄いところがある、表面が盛り上がっている、大きさが6mmを超えているなど、いくつかの特徴があります。手のひらや指先、爪、足の裏などにできることが多く、これらの場所にほくろがある場合は、注意して見ておきましょう。
放置すると、内臓に転移して手遅れになることがあるので、早急に治療を始め、手術によって完全に摘出する必要があります。

基底細胞がん

基底細胞がんとは、肌の表皮にある基底細胞や毛包を構成する細胞から発病する病気です。
皮膚がんの中で発症頻度が最も高く、日本のみならず世界でもメジャーな皮膚がんです。
原因は紫外線による影響が最も高いとされ、紫外線の当たる部分、肌が露出している頭や顔、腕や脚などによく発生します。
黒色や黒褐色のほくろのような腫瘍は、盛り上がっていたり、中心が深くえぐれたような状態であったり、平面状でシミのように見えたりすることもあります。
かゆみや痛みはなく、原則として転移しないと言われていますが、再発に注意が必要な悪性腫瘍です。
命に関わることはほとんどないがんですが、稀に転移することがあるので、早期に受診しましょう。

有棘細胞がん

有棘細胞がんとは、皮膚の表皮の中間にある有棘層の細胞にできた悪性腫瘍です。これも、基底細胞がんと同じように紫外線の影響が大きいとされ、露出した顔や手足などに多く発生します。一方で、紫外線の当たらない口の中などにできることもある他、火傷や外傷など、傷跡から発生することもあります。
有棘細胞がんは、はじめは湿疹のように見えますが、進行するとジュクジュクとした潰瘍になり、独特の匂いを発するようになります。
数ヶ月や1年以上経っても治らない湿疹があるなら、有棘細胞がんかもしれません。

ほくろが心配なときの病院受診について

盛り上がっているほくろは、全てが悪性ではありません。しかし、急にほくろが盛り上がってきたり、痛みやかゆみがあったり心配な症状がある場合は、病院を受診しましょう。

ほくろで受診するなら何科?

気になるほくろがある場合、皮膚科でも形成外科でも受診可能です。以下の場合には、専門医の受診を検討しましょう。

  • ほんの数ヶ月で急にほくろが盛り上がってきた
  • ほくろに色の濃いところと薄いところがあり、色むらがある
  • 茶、黒、白、赤、灰、青などさまざまな色が混在している
  • ほくろの周りの境界が曖昧で、はっきりしない
  • 形がきれいな丸でなくいびつで、左右非対称である
  • 大きさが6ミリ以上と大きめである
  • 中心がえぐれていたり、出血したりしている

これらに当てはまるところが多ければ、ほくろではなく、悪性腫瘍の可能性があります。メラノーマなどのがんだった場合は、早急な精密検査や手術などの治療が必要です。

病院で行われる悪性のほくろの治療

ほくろが悪性かどうかを調べるためには、ダーモスコープという小型の器具を使います。これは、色素沈着の状態がどのようなものかを詳しく診察するもので、ほくろが良性か悪性かを見極め、判断します。
ほくろが悪性腫瘍だった場合、腫瘍の部分を手術で取り除くことが行われます。腫瘍そのものと、まわりに広がっている可能性があれば、周囲の皮膚もあわせて切除します。
転移が見られるときは、外科的な手術の他に、放射線治療や薬物を使用した治療が行われます。

まとめ

盛り上がっているほくろはよくあるもので、悪性だとは限りません。しかし、急にほくろが盛り上がってきたり、ほくろの部分が変な形で広がってきたのであれば、悪性腫瘍の可能性があります。
気になるほくろがあるときは、日頃からその大きさや形など様子を観察し、少しでも変化があれば皮膚科などを受診しましょう。

こちらの記事の監修医師

クリスタル医科歯科クリニック

中島 由美

〇診療科 :内科,美容皮膚科,アレルギー科,アンチエイジング外来,女性外来,産業医

【経歴】
ニューヨーク州バッファロー市生まれ
金沢医科大学 医学部 卒
金沢医科大学病院にて小児科・内科研修
大阪・神戸・東京・福岡の病院で内科と皮膚科を担当
2018年8月クリスタル医科歯科クリニック内に内科、美容皮膚科、アレルギー科を開設

【資格】
日本内科学会 認定内科医
日本医師会 認定産業医
抗加齢医学会 専門医

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