オンライン診療対応クリニック病院検索・クリニック動画紹介のイシャチョク

  • 一般会員
  • 医師会員
  • 法人会員

イシャチョク

一般
会員
医師
会員
法人
会員

最終更新日:2022年8月8日

掻き壊しは早めの対策が重要!跡を残さないための対処法や市販薬の選び方

こちらの記事の監修医師
クリスタル医科歯科クリニック
中島 由美

(画像=stock adobe.com)

よく「掻き壊し」とはいいますが、実際にどのような状態であるかを知っていますか。掻き壊しは、肌に大きなダメージを残し、つらい症状を長引かせてしまうことにもなります。掻き壊してしまう前に対策、対処をすることで、症状を早く改善し、きれいに治すことができます。掻き壊しをきれいに治すための方法について解説します。

掻き壊しとはどういう状態?

掻き壊しとは、かゆい部分を過剰に掻くことで皮膚が傷つき、炎症を起こしている状態です。
掻けば掻くほどかゆみを繰り返すようになり、肌のバリア機能が衰えて傷口の炎症がひどくなり、長期化することになるでしょう。慢性的なかゆみは、生活の質(QOL)を落とすものにもなりかねません。早期に対応し、かゆみを取り除くことが大切です。

掻き壊し、早期に対策すべき理由

かゆみを放置して掻き壊してしまうと、さまざまな弊害が生じます。
掻き壊しを防ぐためになぜ早期の対策が必要なのか、その理由について詳しく解説します。

かゆみを繰り返す、完治が遅れる

皮膚に傷ができると、傷を治そうと、その周囲にヒスタミンという物質が増えます。 ヒスタミンには、血管を広げたり、かゆみを引き起こしたりする作用があり、ますます皮膚を掻きたくなってしまいます。つまり、掻き壊しがあると、その部分でかゆみを繰り返すようになるのです。
皮膚が傷つくことでバリア機能が低下し、なかなかかゆみが治まらなくなるために、悪循環に陥るでしょう。症状が長期化し、完治が遅れてしまいます。

掻き壊しの跡が残ってしまう

傷がジュクジュクとして化膿したり、炎症が長期化したりすると、傷跡やシミとして残ることがあります。
皮膚がダメージを受けるとメラノサイトという細胞が活性化され、メラニンという色素が発生します。メラニンは通常、ターンオーバーによって排出されますが、掻き壊すことでこのサイクルが乱れると、メラニンも表皮に留まったままになり、色素沈着を起こしてしまいます。

掻き壊しの対策・対処法

掻き壊しを防ぐには、早期の対策が必要です。掻き壊しによる悪循環を断ち切るための対策や対処法について解説します。

かゆみの原因を取り除く

かゆみの原因を取り除くことが、掻き壊しを防ぐ最も効果的な方法です。
睡眠不足やストレスなどは、肌のバリア機能を低下させ、かゆみを引き起こしやすくします。
もともとかゆみがある場合は、体があたたまることでかゆみが強くなります。寒いところから急にあたたかいところに入ったときやアルコール、香辛料などの刺激物を食べたときなどは、いつもよりかゆみを感じやすくなるので、掻き壊しに注意しましょう。アレルギーを自覚している人は、アレルギー物質に接触しないことです。

汗をかいたらすぐに流す

汗には、水分だけではなく塩分や老廃物なども含まれており、長時間放置すると、肌への刺激になります。
汗をかいたら、すぐにタオルなどで拭き取るか、市販の汗拭きシートなどを使って取り除きましょう。全身に汗をかいた時は、シャワーを浴びてさっぱり汗を流すこともおすすめです。

刺激の少ない服を選ぶ

服の繊維によっては、肌に刺激となるものがあります。特に化学繊維には、肌を乾燥させたり繊維のごわつきがダメージになったりするものがあるので、服を選ぶ時には肌へのやさしさを重視しましょう。
毛足の長いニットや、ラメなどの硬い繊維の入ったものも避けることが無難です。

刺激の少ないタオルを選ぶ

毎日肌に触れるタオルだからこそ、刺激の少ないものを選びましょう。
おすすめは、コットンやリネンなどの天然繊維のものです。水をよく吸い、肌に当てたときに引っかかりがなく、なめらかな肌触りのものを選んでください。
より肌触りにこだわるのなら、柔軟剤選びに工夫するといいかもしれません。最近では、赤ちゃんや敏感肌などのデリケートな肌質の人に向けた、肌に優しい柔軟剤が市販されています。

子供、赤ちゃん向けの対策・対処法

赤ちゃんや子供の肌は、大人の肌より薄く、デリケートです。服やタオルは、コットンなど肌に優しい素材のものを選ぶようにしましょう。
また、爪を短く切っておいてあげることも大切です。赤ちゃんや幼い子供は、かゆいと感じると無意識のうちに掻き壊し、とびひとなって重症化することもあります。
あまりにかゆみがひどく、掻くことをやめない場合には、病院でかゆみ止めの薬を処方してもらうこともおすすめです。

掻き壊しを市販薬で対策する場合の選び方

掻き壊しの原因がはっきりしている場合は、市販薬を使って治療することが可能です。

原因によりステロイドと抗生物質を使い分ける

かゆみや掻き壊しなどの皮膚トラブルは、原因によってステロイドと抗生物質を使い分けましょう。
アレルギーが原因だったり、皮膚に炎症を起こしていたりするときには、ステロイドが効果的です。ステロイドは、皮膚の赤みやかゆみを鎮め、炎症が広がるのを抑えます。特にかゆみが強いときには、抗ヒスタミン薬やクロタミトンなどの鎮痒成分が配合されたものを選んでください。赤ちゃんのあせもやかぶれによる炎症を抑えるためのステロイド薬も市販されています。年齢や症状に合わせて、最適なものを選びましょう。

化膿している場合には、抗生物質です。抗生物質には細菌を殺菌する作用があり、炎症が悪化することを防いでくれます。炎症も化膿などの細菌感染もどちらもあるなら、ステロイドと抗生物質がともに配合されたものがおすすめです。

症状の強さで選ぶ

かゆみや赤みなどの症状が軽ければ、ステロイドも抗生物質も必要ありません。バリア機能を保護するための保湿剤や軟膏などで様子を見ていいでしょう。
かゆみがひどく、炎症も強く、掻き壊してジュクジュクと化膿しているようなら、ステロイドや抗生物質などが入ったものがおすすめです。
原因がわかっていても、購入の前には念の為、薬局にいる薬剤師の方に相談するといいでしょう。

こんなときは病院を受診

掻き壊しがひどく、かゆみもなかなか治まらないというときは、病院を受診したほうがいいかもしれません。掻き壊しで病院を受診したほうがいいケースについて解説します。

かゆみの原因がわからないとき

かゆみの原因がわからないときは、自分でも知らない何らかの物質にアレルギー反応を起こしているのかもしれません。
この場合、アレルギー物質を調べるための血液検査をすれば、原因物質を特定することができます。皮膚に現れた症状を専門医に診てもらうことでも、何が原因かわかるでしょう。

症状がひどい、改善しないとき

かゆみが治まらず、掻き壊しもひどくなり、なかなか改善しないときは、セルフケアや市販薬では手遅れです。病院を受診して、投薬や処置など、適切な治療をしてもらいましょう。

まとめ

肌にかゆみを感じたら、掻き壊してしまう前に、早めに対策をすることが大切です。掻き壊してしまうと、症状が長引いたり、シミになってあとに残ったりすることがあり、別の悩みを抱えてしまうことになります。
症状が軽ければ市販薬でケアし、早くきれいに治したい場合や症状がひどいときには、病院を受診しましょう。いずれも、早期の対策が重要なポイントです。

全国のクリニックから検索したいあなたへ。

  • クリニックを探すクリニック検索

  • 病気・医療情報検索

こちらの記事の監修医師

クリスタル医科歯科クリニック

中島 由美

〇診療科 :内科,美容皮膚科,アレルギー科,アンチエイジング外来,女性外来,産業医

【経歴】
ニューヨーク州バッファロー市生まれ
金沢医科大学 医学部 卒
金沢医科大学病院にて小児科・内科研修
大阪・神戸・東京・福岡の病院で内科と皮膚科を担当
2018年8月クリスタル医科歯科クリニック内に内科、美容皮膚科、アレルギー科を開設

【資格】
日本内科学会 認定内科医
日本医師会 認定産業医
抗加齢医学会 専門医

    • 福岡県福岡市中央区天神4丁目6番7号 天神クリスタルビル 2F地図を見る
    • 西鉄大牟田線「福岡(天神)駅」徒歩7分

      福岡市営地下鉄空港線/箱崎線「天神駅」徒歩4分

      福岡都市高速「天神北」出口 車5分

      西鉄バス「天神郵便局前」バス停 徒歩2分

      西鉄バス「天神北」バス停 徒歩2分
    • 092-751-8241
    • 内科 皮膚科 アレルギー科 美容皮膚科
    ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

    0

     
    09:30 - 13:00
    14:00 - 19:00
    -
    -
    -
    -
    -
    -
    -

    ※▲土曜日の午前は9:00~13:00となっております。
    ※ご予約の最終受付時間は、午前中12:30、午後18:30とさせていただきます。
    ※休診:水曜・日曜・祝祭日、土曜の午後