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最終更新日:2022年11月3日

頭皮が痛い|髪を動かすだけ・触るだけで痛みを感じる原因とは?

こちらの記事の監修医師
クリスタル医科歯科クリニック
中島 由美

(画像=stock adodbe.com)

頭皮が痛いときに考えられる原因のひとつは「頭皮神経痛」です。頭皮の表面付近にある末梢神経が刺激されることで痛みを感じます。そのほかにもニキビなどのできものができていたり、毛穴に炎症が起きていたりしても頭皮に痛みを感じるので、原因を特定することが重要です。頭皮の痛みの原因と日常生活でできる予防法についてまとめました。

外傷がないのに頭皮が痛い|考えられる原因は何?

頭皮が痛い場合、まず考えなければならないのは外傷です。転んだり、頭をぶつけたりしたなら、出血していなくても怪我をしている可能性があります。

その一方で、外傷がなく、頭を怪我するようなこともなかったというときは、以下のような原因が考えられます。

ニキビや湿疹などのできもの

頭皮にできたできものによって痛みを感じているケースもあります。痛みを感じる場所にニキビや湿疹などがないかを確認してください。また、このようなできものではかゆみを伴うことも多いです。

痛みやかゆみが気になって触ったり、掻いたりすると悪化させてしまう危険性があるので注意しましょう。できものは自然に治ることもありますが、痛みやかゆみが強い場合、症状が改善されない場合は医療機関を受診する方が良いです。皮膚科であればできものの状態、原因を調べた上で、外用薬(塗り薬)などを処方してもらえます。

神経痛

頭皮の痛みの原因が皮膚表面の神経にあることも考えられます。これは「頭皮神経痛」と呼ばれるものです。末梢神経の中の感覚神経が刺激を受けることで、ピリピリとした痛みを感じます。

神経痛の中では「顔に起きる三叉神経痛」や「お尻から脚にかけて起きる坐骨神経痛」などが有名です。しかし、後頭神経や眼窩上神経に異常がある場合は頭皮に痛みを感じます。頭皮神経痛は数日続いたり、何度も繰り返したりすることも多いため注意が必要です。

頭皮神経痛のはっきりとしたメカニズムは分かっていませんが、肩や首の凝りが強い人、姿勢が悪い人などに発症しやすい傾向があるといわれています。デスクワークが多い人やスマホの使用時間が長い人は特に、定期的にストレッチしたり、姿勢に気をつけたりして頭皮神経痛にならないようにしましょう。

皮膚や毛穴の炎症

頭皮や毛穴で炎症が起きている場合、肌や髪を触った際に痛みを生じることがあります。皮膚炎には「接触性皮膚炎」「脂漏性皮膚炎」「アトピー性皮膚炎」などがあり、その種類によって原因や治療法が異なります。

また、毛穴の奥にある毛包に細菌が感染して起きた炎症は「毛包炎(毛嚢炎)」と言い、頭皮以外にも毛穴のある場所ならどこでも発症する可能性があります。通常は軽度な痛みを感じる程度ですが、症状が悪化すると痛みが強まったり、熱を帯びたりすることもあるので注意してください。

患部を清潔に保つことを心がけ、症状によっては皮膚科を受診しましょう。病み上がりのときや不規則な生活が続いているときは免疫力が低下し、普段は気にならない刺激も痛みとして感じやすくなります。状態を重症化させないためには早めに対処することが大切なので、気になる症状があるときは医療機関の受診を検討してください。

頭痛

頭皮の表面ではなく、より内部に痛みを感じる場合は頭痛の可能性があります。また、前述の神経痛の中でも後頭部神経痛や三叉神経痛は頭痛だと認識しやすいです。これらは緊張型頭痛を持っている場合に併発しやすく、人によっては頭痛の治療によって痛みがおさまります。

緊張型頭痛の主な原因は同じ姿勢を長時間とることや精神的なストレスです。緊張型頭痛に片頭痛のようなズキズキとした痛みはなく、吐き気なども伴いません。頭部の重みや頭部全体を締め付けられるような痛みが緊張型頭痛の特徴で、肉体的もしくは精神的なストレスにより血行が悪化することで痛みを生じると考えられています。

緊張型頭痛の改善にはストレッチやマッサージ、患部を温めることなどが有効です。セルフケアで症状が改善されないときは、医療機関で診察を受けましょう。

帯状疱疹

帯状疱疹は水ぼうそうを起こすウイルスによって発症する皮膚の病気です。水ぼうそうは治っても、原因となったウイルスは体内に残り続けます。そのため、免疫機能が低下していたり、過度なストレスを受けたりすることで、潜伏していたウイルスが活動を再開し、帯状疱疹になります。

水ぼうそうになった人は帯状疱疹になる可能性があり、頭皮以外にも発症します。基本的には体の左右片方に発症し、神経に沿って痛みや皮膚の症状が出るのも特徴です。神経へのダメージが強いと治ったあとも数ヶ月痛みが続いたり、別の合併症を引き起こしたりすることもあるので注意してください。

年齢によっては帯状疱疹を予防するためのワクチン接種が可能です。ただし、ワクチンを接種すれば、「絶対に発症しない」というわけではありません。免疫力が低下して、ウイルスが再活動しないように日頃の生活習慣にも注意を払いましょう。

髪を動かすと頭皮が痛いのも病気?

髪を動かすと頭皮が痛いということもありますが、この場合も病気が疑われるのでしょうか。どのようなときに注意すべきなのかについて説明していきます。

引っ張られることで感じる一時的・一部分の痛みなら心配なし

まず、基本的に髪が引っ張られることで感じる痛みなら問題ありません。この場合、痛みは一時的です。また、痛みを感じる場所も引っ張られている一部分だけになります。

ピリピリ・チクチクとした痛みが続くときは注意

一方、ピリピリとした痛み、チクチクとした痛みが続くようなら注意が必要です。このような痛みは前述の神経痛が原因である可能性が高いです。神経痛が疑われるときは、脳神経外科や神経内科を受診するようにしてください。

日常生活でできる頭皮の痛みを予防する方法

ここからは頭皮の痛みを予防するための日常生活でできる対策について説明していきます。症状が軽く、様子を見ても大丈夫な場合は以下のような方法で対策しましょう。

正しい方法でシャンプーを行う

毎日行うシャンプーの方法が間違っている場合、それが原因で痛みを感じることもあるので注意してください。もし髪を洗う際にピリピリしたり、しみたりするなら、シャンプーが合っていない可能性が高いです。その場合は、敏感肌用の低刺激タイプのシャンプーを試してみましょう。

加えて、シャンプーするときにゴシゴシと洗いすぎていて、本来必要な皮脂まで落としてしまっていることも考えられます。爪を立てないように優しく頭皮を洗い、入浴後はしっかりと髪を乾かすようにしてください。

頭皮が乾燥しないようにする

肌が乾燥した状態だと、皮膚は些細な刺激も痛みに感じることがあります。そのため、正しい方法でシャンプーするとともに、頭皮の乾燥対策も行いましょう。

前述のとおり、洗浄力が強すぎないなど自分の肌質に合ったシャンプーを選ぶことも重要です。そして、髪を洗うときのお湯の温度が高すぎても、必要な皮脂まで落としてしまいます。シャワーを40℃以上に設定している人は、温度も見直すようにしてください。

また、生乾きの髪は雑菌が繁殖する原因になりますが、地肌にドライヤーの温風を当てすぎるのも良くありません。長時間同じ場所に温風を与えないように注意し、乾燥が気になる人は保湿剤などで対策すると良いです。

帽子をかぶるなどの紫外線(日焼け)対策

紫外線は頭皮にとってもダメージになります。頭皮の日焼けによって痛みを感じるケースもあるため、日差しの強い時期は帽子をかぶるなどの対策をしましょう。ただし、帽子で蒸れるのは良くないので、通気性の良い素材を選んだり、日傘を活用したりすることも重要です。

ストレスを溜め込まないようにする

過度なストレスは免疫力を低下させ、肌のターンオーバーが乱れる原因にもなります。ターンオーバーの周期が乱れれば、肌のバリア機能は低下するので外部からの刺激に対して弱くなります。そのため、ストレスを発散できるような趣味、時間を作り、良質な睡眠をとることも大切です。

生活リズムを狂わせない

前述のストレスの話とも関連しますが、生活リズムを整えることもポイントです。生活リズムが狂うとホルモンバランスは乱れてしまいます。結果的に頭皮の皮脂が過剰分泌され、肌が荒れたり、痛みに対して敏感になったりするので注意してください。

頭皮が痛いのを放置していると抜け毛が増える?

何が原因で頭皮が痛いのかにもよりますが、場合によっては症状を放置することで抜け毛に繋がるケースもあります。例えば、頭皮の痛みの原因がFAGA(女性男性型脱毛症)やストレス、ひどい炎症や乾燥などの場合です。

頭皮の痛みの原因が分からず、抜け毛の症状も目立つというときは、専門医の診察を受けましょう。そして、痛みの原因を取り除いても抜け毛が改善されないなら、薄毛・抜け毛の相談を受け付けているクリニックを頼ると良いです。

頭皮が痛いのは神経痛や皮膚疾患の可能性も|症状が続くときは医療機関へ

頭皮が痛い原因として考えられるのは、「できもの」「神経痛」「炎症」などです。一時的で軽度な痛みなら、まずは日常生活の頭皮ケアを見直してください。間違ったシャンプーの方法や過度なストレスが頭皮のダメージになっていることが考えられます。

その一方で、症状が改善されない場合は医療機関で診てもらいましょう。神経痛や皮膚疾患で頭皮に痛みが生じているなら、原因にあった治療を受けることが重要です。

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こちらの記事の監修医師

クリスタル医科歯科クリニック

中島 由美

〇診療科 :内科,美容皮膚科,アレルギー科,アンチエイジング外来,女性外来,産業医

【経歴】
ニューヨーク州バッファロー市生まれ
金沢医科大学 医学部 卒
金沢医科大学病院にて小児科・内科研修
大阪・神戸・東京・福岡の病院で内科と皮膚科を担当
2018年8月クリスタル医科歯科クリニック内に内科、美容皮膚科、アレルギー科を開設

【資格】
日本内科学会 認定内科医
日本医師会 認定産業医
抗加齢医学会 専門医

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