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最終更新日:2022年11月30日

足の甲がかゆい原因は?対処法や予防法も解説

こちらの記事の監修医師
成増駅前かわい皮膚科
河合徹

(画像=stock adobe.com)

足の甲がかゆい原因は、虫刺されや接触性皮膚炎、水虫、アトピー性皮膚炎などさまざまです。この記事では、かゆみが発生する仕組みや足の甲がかゆい原因、かゆみが発生した時の対象法などについて解説します。また、かゆみの予防法や病院を受診する目安についても取り上げているため、かゆみに悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

なぜかゆい?かゆみの仕組み

かゆみは、皮膚などに存在するマスト細胞が放出するヒスタミンが原因であるとされています。
ヒスタミンが知覚神経を刺激すると脳がかゆみを感じます。そうすると神経ペプチドが放出され、マスト細胞と呼ばれる細胞を刺激し、さらにヒスタミンを放出するため、かゆみが続くこととなります。

かゆみが発生する仕組みはヒスタミンだけではありません。例えば、皮膚が乾燥することでかゆみを感じることもあります。皮膚が乾燥し、水分が失われると、無防備な状態となり、些細な刺激に対しても敏感になりかゆみを感じてしまいます。

足の甲がかゆい原因

ここでは足の甲がかゆくなる主な原因について解説します。あてはまるものがないかチェックしてみてください。

虫刺され

ダニや蚊などに足の甲を刺されるとかゆくなります。森や林など自然の多い場所に行った人、ペットを飼っている人などによくみられるケースです。かゆみが強いときは、市販のかゆみ止めを使って対処することができます。市販薬を使っても症状が改善されない時はアレルギーの可能性もあるため、一度病院を受診してください。

接触性皮膚炎

接触性皮膚炎とは、一般的にかぶれと呼ばれるものです。かぶれた部分がかゆくなり、赤みを帯びてくるほか、ぶつぶつができることもあります。

なお、接触性皮膚炎には、刺激の強いものに触れることで起こる「一次刺激性接触皮膚炎」とアレルギーが原因で起こる「アレルギー性接触皮膚炎」があります。特定のアレルギーを持っている人だけでなく、靴の摩擦、衣類の摩擦、汗などがきっかけで発症することも少なくありません。そのほかにも、ストレスが溜まっていると発症するケースもあります。

水虫

水虫が原因で足の甲がかゆくなることもあります。水虫は、ほかの人からうつることが珍しくありません。例えば、水虫の人が利用したマットを使用したことで発症することもあります。また、ペットを経由して発症することもあります。水虫はほかの部位にうつる可能性もあるため、早めに対応することが大切です。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎とは、かゆみを伴う湿疹が慢性的に発生する病気のことです。主にひじやひざの内側などに発生しますが、症状がひどくなると全身に広がるため、足の甲がかゆくなる可能性もあるでしょう。一般的には思春期前には症状が軽快しますが、大人になってからも症状が継続する人も一定数います。症状が続くと、皮膚が厚くなりカサカサするため、強いかゆみを伴うようになります。

皮膚掻痒症

皮膚掻痒症とは、発疹がないにもかかわらずかゆみが発生する疾患のことです。かゆいために掻きむしってしまい、そこに二次的に湿疹ができることもあります。体の一部のみにかゆみが出る場合もありますが、全身にかゆみが広がることもあるため、足の甲がかゆくなることもあるでしょう。

うっ滞

うっ滞とは、足の静脈の流れが悪い状態を放置し、慢性化したことで発生する皮膚トラブルのことです。静脈の流れが滞ってしまうと、老廃物を含んだ血液が足にとどまり続けてしまい、むくみやかゆみなどが発生しますが、痛みはありません。症状が進行すると皮膚が固くなり、潰瘍ができることもあるため、注意しなければなりません。立ち仕事をしている人、肥満の人、妊婦などはうっ滞しやすいと言われています。

日常生活に潜むかゆみを引き起こす要因

足の甲のかゆみを引き起こす要因は、日常生活の中にもたくさん潜んでいます。ここでは具体的な要因を紹介します。

皮膚への刺激

皮膚への刺激はかゆみを引き起こす要因となります。例えば、刺激の強い石鹸や洗剤を使う、香料などの刺激物に触れるなどすると湿疹ができ、かゆみが発生する可能性があるでしょう。また、植物や金属、衣類などが刺激物となることもあります。

食物アレルギー

食物アレルギーがある人は、当該食品を摂取することでかゆくなる可能性があります。アレルギーを引き起こす食品には、卵や大豆、牛乳、そば、さば、貝などさまざまなものがありますが、人によって異なるため注意しなければなりません。場合によっては、呼吸困難や血圧低下などを引き起こす可能性もあります。食事の後少しでも違和感があるようであれば、一度しっかりと調べたほうがいいでしょう。

大量の汗をかくことでかゆみが発生することもあります。これは汗をたくさんかくことで、汗腺がつまってしまい、汗を排出できなくなることで周囲の皮膚を刺激し、炎症反応が起こるためです。

カビ

皮膚にはさまざまな種類のカビが潜んでおり、カビがかゆみの原因となることがあります。通常であればカビの影響を受けることはありませんが、ストレスや疲労がたまり免疫力が落ちているとカビが増殖し、かゆみなどの症状を引き起こします。

足の甲がかゆい場合の対処法

足の甲がかゆい場合、どのように対処すればいいのでしょうか。ここでは具体的な対処法を2つ紹介します。簡単にできる方法であるため、ぜひ参考にしてください。

冷やす

かゆみを感じているときは患部を冷やすことが効果的です。冷やしたタオルや濡れタオル、ハンカチなどで包んだ保冷剤を使って患部を冷やしてください。足の甲がかゆいとついつい掻きむしってしまいますが、これは症状をさらに悪化させてしまうためしないようにしましょう。

市販薬を使用する

かゆみ止めや軟膏など、市販薬を使うこともかゆみ対策となります。薬を塗るときは、患部にピンポイントで塗るのではなく、患部を含めて少し広めに塗ることがポイントです。ひんやりする成分が含まれているものもあるため、患部を冷やしながらかゆみを抑えることもできます。

足の甲のかゆみの予防のポイント

ここでは足の甲のかゆみを予防するためのポイントを紹介します。かゆみは日常生活の習慣が影響しているため、ちょっとした点に気をつけるだけでも予防につながります。

足が蒸れないようにする

足が蒸れてしまうと、汗が溜まってしまいかゆみが発生しやすくなります。足は靴下やストッキング、靴などを履いているため蒸れやすい環境ですが、通気性のいいものを選ぶことで蒸れにくくすることができます。また、靴や靴下、ストッキングを長時間履かないこともポイントです。仕事中でも時間があればこまめに靴を脱ぐなどして蒸れを防ぐようにしましょう。

足を乾燥させない

肌が乾燥するとかゆみを引き起こすため、乾燥させないようにすることも大切です。足の感想を防ぐためには、こまめな保湿が欠かせません。入浴後には保湿効果のあるクリームなどでケアするなど、保湿を習慣化することがポイントとなります。

病院に行くべきタイミング

かゆみが1週間程度たっても改善されない、むしろ症状が悪化しているといった場合は、一度病院を受診することをおすすめします。何かしらの病気が原因でかゆみが発生している可能性があるためです。原因を早めに特定できれば、症状がひどくなる前に対策を打つことができます。診療科は皮膚科を受診してください。

まとめ

今回は、足の甲がかゆい原因やかゆいときの対処法、かゆみの予防法などについて解説しました。かゆみは肌への刺激や乾燥、アレルギーなどさまざまな原因で引き起こされます。足の甲がかゆいときは掻きむしる事はせず、患部を冷やす、市販薬を使うなどして対処してください。かゆみがなかなか治らないときは皮膚科を受診しましょう。

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こちらの記事の監修医師

成増駅前かわい皮膚科

河合徹

〇診療科 :一般皮膚科・小児皮膚科・老年皮膚科・皮膚外科・形成外科・美容皮膚科・アレルギー科・当日手術・レーザー治療

【経歴】
台湾生まれ、東京都板橋区出身。
台湾大学医学部卒業。
日本国医師免許および台湾医師免許のダブルライセンス。
東京大学医学部皮膚科助教(2017年~2019年)。
皮膚科専門医・がん治療認定医・産業医。
2020年11月、板橋区に成増駅前かわい皮膚科(https://kawai-hifuka.jp/)を開業。

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