オンライン診療対応クリニック病院検索・クリニック動画紹介のイシャチョク

  • 一般会員
  • 医師会員
  • 法人会員

イシャチョク

一般
会員
医師
会員
法人
会員

最終更新日:2021年10月19日

爪がボコボコになる理由は?原因となる病気や対処法を紹介

こちらの記事の監修医師
成増駅前かわい皮膚科
河合 徹

たまたま爪を見たとき、爪がボコボコで驚いたことはありませんか。自分の爪に波打つような凹凸ができると「身体に何か異常があるのではないか」と心配になるものです。爪がボコボコになる原因は、毎日の生活習慣や病気などさまざまです。そこでここでは、爪がボコボコでお悩みの方に向けて、その原因と対処方法について解説します。

爪がボコボコになる原因(1)生活習慣

爪がボコボコになる原因はさまざまですが、毎日の生活習慣の中にも多くあります。まずは、原因となる生活習慣についてピックアップしました。

水仕事

水や洗剤に含まれている界面活性剤は爪の油分を奪い、乾燥させます。爪は油分が少なくなると固くなってもろくなり、爪が割れたり変形しやすくなります。また、爪は水分を含むことで厚みを増しますが、水分不足だと薄くなり、ダメージを受けやすくなります。

このことが、爪がボコボコすることにつながります。

爪いじり

爪にいつも強い力を加えていると、爪の根元に負担となり、正常な爪が生えにくくなります。たまに強い力がかかるくらいではそう簡単に爪がボコボコにはなりません。しかし、爪いじりが癖づいてしまっていると、自身でも気づかないうちに、ずっと爪に力がかかり続けるため、いつしか爪の形が変形してしまうこともあります。

爪いじりは、爪にいいことは何もないので、気づいた時点ですぐにやめるようにしましょう。

スポーツなどでの衝撃

スポーツをしている人には、実は爪がボコボコである人が多いです。スポーツをしている最中は、自身でも意識しないうちに指先や足先に大きな負担がかかっています。

特に瞬発力の必要なスポーツなどでは爪にもダメージが加わりやすく、シューズからの圧迫から足の爪がボコボコになることもあります。ランニングやダンスなどを趣味として楽しんでいる人にも爪がボコボコになっている人がよくいます。

栄養バランスの偏り

栄養が足りない、あるいは偏っていると、爪にも栄養がいきません。爪は、「健康のバロメーター」といわれるほど、身体の状態を表す鏡のようなもの。ですから、健康状態が悪ければ、爪の乾燥、変形、変色などがあらわれます。

特に、爪の成長に大切なタンパク質やビタミン、鉄分などの不足には気を付けましょう。

爪がボコボコになる原因(2)病気

爪がボコボコになるのは、病気が原因であることもあります。ここでは、爪がボコボコになる症状のある病気についてご紹介します。

爪白癬

爪白癬(つめはくせん)とは、白癬菌という菌に感染することで起こる病気です。感染すると爪が白く濁ったり、爪が不自然に分厚くなったりし、さらに進行するとボロボロになり、爪がボコボコになることがあります。一度発症すると治りづらいため、病院での診察や投薬が必要です。

乾癬

乾癬(かんせん)は、一部遺伝的な要素などで起こる慢性の皮膚の病気で、爪に病変が起こることもあります。具体的には爪が濁ったような色になり、もろくなったり爪甲の表面に凹凸ができたりします。ウイルスや細菌などによる感染症ではないため、他の人に感染することはありません。

扁平苔癬

扁平苔癬(へんぺいたいせん)は、慢性的な皮膚疾患で、原因はいまだ明らかにされていません。爪に現れた場合、表面が白くガサガサになり、これが爪がボコボコしたように見えることもあります。ウイルス性の爪白癬との区別がつきにくいため、注意が必要です。

指粘液嚢腫

指粘液嚢腫(ゆびねんえきのうしゅ)は、手の甲や指などに水ぶくれのような膨らみを生じる病気です。爪の根元に出来た場合、爪に縦方向の溝が入ったり、爪の根元あたりが陥没して凹凸が出来たりすることがあります。

波板状爪

波板状爪は、爪に横の溝がいくつもでき、波打つように見える状態の爪のことです。洗濯板のよう見えることから「洗濯板状爪」とも呼ばれます。爪の根元に外傷や湿疹などダメージを負った時や、皮膚の成長を妨げる副作用のある薬を使った時に生じ、次に生えてくる爪も横溝になるため、結果として波板状になります。

匙状爪

匙状爪は爪中央が凹んで先が反り返り、まるで匙のようであることから名づけられた爪の状態です。指のはらに力がかかり続けることで起こりやすく、栄養不足、特に鉄分の不足でも生じやすくなります。

爪がボコボコになったときの対処法

爪がボコボコになった時は、早めの対処が功を奏します。「生活習慣が原因の場合」と「病気が原因の場合」の2つについて、最適な対処法をお伝えします。

生活習慣が原因の場合の対処法

生活習慣が原因の場合は、原因となる生活習慣を変えることです。乾燥によって爪がボコボコになることを防ぐには、しっかり保湿をすることが必要です。厚みを保つには水分が要るので、水を飲むなど、体の内側からも潤いを保つことができるよう心がけましょう。

その他、爪にも栄養がいきわたるようにバランスの良い食事を摂り、代謝促進のために規則正しい生活をすることも、健康な爪のために大切なことです。

病気が原因の場合の対処法

爪が変色していたり、もろくなって変形したり、明らかに異常があると疑われる場合は、医師の診察を受けましょう。

特に、爪白癬の場合、真菌(カビ)を抑制する作用のある抗真菌薬を投薬しなければ、治りづらいといわれています。他の部位に広がったり、他人にうつしたりする可能性もあるので、早めに病院に足を運ぶことをおすすめします。

爪の異常に対して自己判断が難しい場合も、一度医師に診てもらいましょう。何もなければ安心することができ、万が一病気だった場合には早期発見が重症化を防ぎます。

まとめ:爪がボコボコになる理由はさまざま、病気が疑われるなら受診を

爪がボコボコになる理由について、ご自身に当てはまるものはありましたか。単に生活習慣が原因であるなら、比較的簡単に対処することができますが、病気である場合には、自分1人では解決することができません。

生活習慣を改善してもなかなか治らないとか、爪に明らかな異常があるなど、なんらかの病気が疑われる場合には、すぐに専門医を受診しましょう。早めの対処が、症状の早期改善につながります。

この症状を治したい。記事を読んで今すぐ医師の診断を受けたいあなたへ。

イシャチョクのオンライン診療なら、予約なしで今すぐ医師とつながります。「オンライン診療について詳しく知る」ボタンから、オンライン上の仮想待合室に入りましょう。全国の医師、または近くの医師が、すぐにあなたを診察します。

全国のクリニックから検索したいあなたへ。

  • クリニックを探すクリニック検索

  • 病気・医療情報検索

こちらの記事の監修医師

成増駅前かわい皮膚科

河合 徹

〇病院名 :成増駅前かわい皮膚科
〇医師  :河合 徹
〇アクセス:東京都板橋区成増2-17-13 ヒューリック成増2階
〇診療科 :一般皮膚科・小児皮膚科・老年皮膚科・皮膚外科・形成外科・美容皮膚科・アレルギー科・当日手術・レーザー治療
〇経歴:
台湾生まれ、東京都板橋区出身。
台湾大学医学部卒業。
日本国医師免許および台湾医師免許のダブルライセンス。
東京大学医学部皮膚科助教(2017年〜2019年)。
皮膚科専門医・がん治療認定医・産業医。
2020年11月、板橋区に成増駅前かわい皮膚科(https://kawai-hifuka.jp/)を開業。

仮想待合室型オンライン診療対応の医療機関募集中

イシャチョクでは、予約無しでオンライン上の「仮想待合室」に入れば、診療科目毎の医師が順番に診察してくれる、仮想待合室型のオンライン診療システムを提供しています。以下のボタンをクリックして、オンライン診療に対応しているクリニックを検索してみてください。

    • 東京都板橋区成増2-17-13ヒューリック成増2F地図を見る
    • 東京メトロ有楽町線 地下鉄成増駅東武東上線 成増駅
    • 03-3938-1112
    • 皮膚科 小児皮膚科 形成外科 美容皮膚科 アレルギー科
    ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

    0

     
    09:30 - 12:30
    10:00 - 13:00
    15:00 - 19:00
    -
    -
    -
    -
    -
    -
    -
    -
    -
    -
    -
    -
    -
    -

    ※新型コロナウィルス感染拡大により、診療時間・休診日等が表示と異なる場合がございます。ご了承ください。

    • バリアフリー対応
    • 駅徒歩5分圏内
    • 予約可
    • エレベーターあり
    • クレジットカード対応
    • ...