オンライン診療対応クリニック病院検索・クリニック動画紹介のイシャチョク

  • 一般会員
  • 医師会員

イシャチョク

一般
会員
医師
会員

最終更新日:2022年2月4日

くしゃみが臭いのはなぜ?その原因と対処法・改善法

こちらの記事の監修医師
藤田内科クリニック
藤田 一

くしゃみが臭いのはなぜ?その原因と対処法・改善法

(画像=Adobe Stock)

くしゃみをした時に、変な臭いがすると感じたことはありませんか。くしゃみは自分ではコントロールできない生理現象なので、臭いがすると困りますよね。この記事ではくしゃみが臭い原因について紹介します。口臭など病気が原因ではない場合が多いですが、風邪の症状が出ていると病気の可能性もあります。適切に対処や治療を行いましょう。

目次

  1. くしゃみが臭い原因(1)病的以外の原因
    1. 口の中の乾燥による細菌の増殖
    2. ストレスによる唾液分泌量の減少
    3. 外的要因
  2. くしゃみが臭い原因(2)膿栓(臭い玉)
    1. 膿栓(臭い玉)とは
    2. 膿栓(臭い玉)ができる原因
    3. 膿栓(臭い玉)の取り方は?自分で対処してもよい?
  3. くしゃみが臭い原因(3)病気によるもの
    1. 虫歯や歯周病
    2. 副鼻腔炎(蓄膿症)
    3. 扁桃炎
    4. 酸っぱい臭いは逆流性食道炎の可能性も
  4. くしゃみが臭いときの対処法・改善法~
    1. 病的原因でない場合
    2. 病的原因が考えられる場合
  5. まとめ

くしゃみが臭い原因(1)病的以外の原因

くしゃみが臭い場合、口や唾液の臭いが原因の場合が多いです。特に病気ではない場合も多く、考えられる原因を3つ紹介します。

口の中の乾燥による細菌の増殖

くしゃみが臭い原因の1つとして口の中の乾燥です。臭いの元となる嫌気細菌は酸素が少ない状態で繁殖しやすくなります。特に就寝中は口の中が乾燥しやすいため、就寝前に歯磨きをして口の中を清潔な状態にしておきましょう、食べカスや歯垢が口の中に残ったままだと、より嫌気細菌が活発になりやすくなってしまいます。

ストレスによる唾液分泌量の減少

唾液の分泌は自律神経によって調整されています。唾液が分泌されるのは、リラックスして副交感神経が優位になったときです。ストレスによって自律神経が乱れ交感神経が活発になると、唾液の分泌量が減ってしまいます。先ほど解説した通り、唾液が減って口の中が乾燥すると口臭の原因となります。

外的要因

外的要因によってくしゃみが臭いこともあります。例えば臭いのきついにんにく・ネギなどの料理を食べた後や飲酒した後です。また、喫煙は口臭がかなり強くなりやすく、くしゃみの臭いが気になる可能性があります。歯磨きや時間経過で臭いが消えますが、最近は口臭ケアグッズも多く販売しているので臭いが気になる場合は取り入れてみましょう。

その他に口の中にトラブルがなく臭いもないのにも関わらず、自分の口臭が気になってしまう「心理的口臭症」という病気もあります。強いストレスや不安を抱えている方がかかりやすく、心の病気となるため精神科や心療内科を受診しましょう。

くしゃみが臭い原因(2)膿栓(臭い玉)

咳やくしゃみをした時にぽろっと出てくることがある、通称臭い玉が、くしゃみが臭い原因の場合もあります。

膿栓(臭い玉)とは

通称臭い玉と呼ばれる白い1~5mm程度の小さい玉が膿栓です。喉の奥にでき、くしゃみや咳をした時に排出されることがあります。臭いはドブや下水に例えられ、口臭の原因の1つです。多くの場合は食事や唾液と共に体内に入ってしまい、特に体に害はありません。

膿栓(臭い玉)ができる原因

膿栓は喉の両側にあるリンパ組織「扁桃腺」にある小さいくぼみ(陰窩)にできます。扁桃腺は喉の奥にあり、体内にウイルスや菌が入り込むのを防ぐ役割をします。喉から入ってきたウイルスや菌を陰窩に取り込み、その死骸が膿栓となります。空気中が乾燥しているとホコリや塵を吸い込みやすくなり、膿栓に付着して大きくなる傾向があります。

膿栓(臭い玉)の取り方は?自分で対処してもよい?

膿栓ができると取りたいと感じる方が多いですが、多少であれば付いていても特に体に害はありません。なるべく自然に取れるのを待つことをおすすめしますが、自分でできる対処法を紹介します。
1つ目は、うがいをすることです。「あー」などと声を出しながらうがいをすると、喉が振動して膿栓が取りやすくなります。2つ目は、咳やくしゃみをすることです。偶発的にはなりますが、咳やくしゃみの衝撃で膿栓が扁桃腺から剥がれ落ち取れます。
他に綿棒で膿栓を押して取る方法もありますが、喉や扁桃腺を傷つけてしまう可能性が高いため絶対にやらないでください。どうしても口臭が気になるから膿栓を取りたいと考えているのであれば、耳鼻咽喉科や歯科口腔外科を受診して、膿栓を取る相談をしてみましょう。

くしゃみが臭い原因(3)病気によるもの

万が一、上記で紹介した原因が当てはまらないにも関わらずくしゃみが臭い場合は、病気が原因である可能性もあります。主な原因となる4つの病気を紹介します。このほかにも消化器系・糖尿病・肝臓疾患などの内臓系の病気が原因で、口臭がきつくなりくしゃみも臭うようになります。該当する病気の症状が出ていたり診断されていたりする場合は、一度かかりつけの医師に臭いの件を相談してみてください。

虫歯や歯周病

虫歯になると、歯に穴が開きそこに虫歯菌が溜まり、臭いの温床となります。一方、歯周病になると、歯茎から出血をして膿が出ます。その虫歯菌や膿が臭いの元となり、くしゃみが臭くなりやすくなります。歯磨きは口臭対策だけでなく、虫歯などの歯の健康を守るために必要ですので忘れずに行いましょう。

副鼻腔炎(蓄膿症)

副鼻腔は鼻の中にある8つの小さい空間のことを指します。副鼻腔炎とは、風邪のウイルスやアレルギーによって鼻が腫れや鼻水によって副鼻腔と鼻を繋ぐ通り道が塞がれて、副鼻腔に膿や鼻水が溜まってしまう病気です。膿が副鼻腔に溜まることから、蓄膿症とも呼ばれています。
副鼻腔炎の場合、膿が鼻水と共に出てくるため、黄色いねばねばの鼻水になるという特徴があります。また、鼻づまりでおでこの辺りが痛い、鼻の付け根が痛い、膿によってくしゃみが臭くなるという症状も見られます。

副鼻腔炎には発症してから4週間以内に完治する急性と、3か月以上症状が続く慢性の2種類があります。慢性副鼻腔炎となると、嗅覚にまで影響が出て臭いが感じにくくなってしまいます。副鼻腔炎のような症状が継続している場合は、早めに耳鼻咽喉科を受診して治療を受けてください。

扁桃炎

上記で紹介した膿栓が扁桃腺に大量に溜まってしまうと、扁桃炎を引き起こす可能性があります。扁桃炎は疲れがたまっていて免疫力が落ちている場合に、扁桃腺にウイルスや細菌が溜まってかかりやすくなります。高熱・寒気・咳・倦怠感・全身の筋肉痛などの症状が現れます。膿栓が溜まっているため、くしゃみをした際に臭いを感じることがあります。

酸っぱい臭いは逆流性食道炎の可能性も

くしゃみの臭いが酸っぱい場合は、逆流性食道炎の可能性も考えられます。逆流性食道炎とは、食べ物が胃で胃液によって消化されている途中で、食道を逆流してしまう病気です。胃液がさらに上に上がってきてしまうと、口の中が酸っぱく感じられくしゃみの臭いにも影響します。内視鏡検査で食道を観察することにより診断できる場合もありますので、気になる方は一度内科を受診してみてください。

くしゃみが臭いときの対処法・改善法~

くしゃみが臭い時、病気が原因の場合と病気ではない原因の場合の2つに分けて対処方法を解説します。

病的原因でない場合

病気が原因ではない場合は、口臭対策を行いましょう。臭いが強い食べ物・酒・タバコを摂取した後は、なるべく早く歯磨きや口臭対策グッズを使って、口の中を清潔に保つことが大切です。特に就寝前の歯磨きは、寝ている間の嫌気細菌の繁殖を防ぐために必要なので、忘れずに行うことを意識してください。口の中の乾燥を防ぐためにも、こまめに水分補給をして口の中を潤わせておきましょう。

その他にストレスがたまり自律神経が乱れると、唾液の分泌が減り口の中が乾燥しやすくなります。また、自分では口やくしゃみの臭いはわかりにくく、もしかしたら臭うのではと心配し過ぎてしまう「心理的口臭病」の場合もあります。自分の口臭が気になりすぎて生活に影響が出たり、精神的に不安になったりしまう場合は、一度精神科や心療内科を受診しましょう。臭いを確認してもらったり、不安に感じる原因の相談をしたりするなどをしてもらえます。

病的原因が考えられる場合

くしゃみが臭い原因が病気である場合は、病気を完治させることが必要です。副鼻腔炎や扁桃炎の場合は、咳・頭痛・発熱・くしゃみなどの風邪の症状が出ています。栄養バランスの取れた食事と十分な睡眠を取っていれば自然治癒する場合もありますが、症状が辛い場合や長期的に症状が出ている場合は、耳鼻咽喉科や内科を受診しましょう。
また、風邪の症状が治まったにもかかわらず、くしゃみの臭いが残っている場合は先ほど紹介した病的な原因の可能性もあります。

まとめ

くしゃみが臭いと感じると、日常生活で臭いが気になってストレスが溜まってしまいます。くしゃみが臭くなる原因を理解して、適切な対策や治療を行いましょう。どうしても原因が分からない場合は、まず歯科口腔外科や耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。

こちらの記事の監修医師

藤田内科クリニック

藤田 一

【略歴】
1985年 金沢大学医学部卒業
以後、金沢大学医学部大学院にて糖尿病、高脂血症、動脈硬化の研究を行う。
1990年 医学博士号取得
その後、小松市民病院、天神会古賀病院、厚生連高岡病院に勤務し、内科臨床一般、特に循環器の診療に従事。
2000年 藤田内科クリニック院長となる。
2008年~2012年 高岡市医師会理事
2012年~2015年 富山県医師会理事
2015年~ 高岡市医師会長

【資格】
日本内科学会総合内科専門医
日本医師会認定産業医
富山県医師会認定かかりつけ医

    • 富山県高岡市瑞穂町4-25地図を見る
    • JR城端線 高岡駅万葉線 高岡駅駅
    • 0766-22-8092
    • 内科 リハビリテーション科
    ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

    0

     
    08:30 - 17:00
    08:30 - 18:30
    -
    -
    -
    -
    -
    -
    -
    -
    -
    -

    8:30〜18:30土曜17:00まで臨時休診あり

    ※新型コロナウィルス感染拡大により、診療時間・休診日等が表示と異なる場合がございます。ご了承ください。