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最終更新日:2022年11月12日

深い切り傷を早く治す方法は?やってはいけないNG行動や受診の目安も解説

こちらの記事の監修医師
クリスタル医科歯科クリニック
中島 由美

(画像=stock adobe.com)

深い切り傷は、正しく対処することで治りやすくなります。深い切り傷ができたときは、慌てて病院に行く方も多いのではないでしょうか。切り傷が深くても、症状によっては早急に受診する必要はありません。ここでは、深い切り傷を早く治す方法や受診する診療科、NG行為などについて詳しく解説します。

深い切り傷を早く治す方法

深い切り傷を負った場合は、特別早く治す方法はありません。正しく対処することが最も早く傷を治す方法です。深い切り傷を負ったときは、次のように対処しましょう。

1.傷口を流水で洗い流す

傷口を洗い流さずに放置すると、皮膚に存在する細菌が傷口に付着した土や砂、血液、かさぶたなどを栄養分に増殖し、感染・化膿を引き起こします。細菌はもともと皮膚に存在するため、細菌を除去するのではなく、細菌を増やさないように栄養分を除去することが正しい対処法です。

傷口を洗い流すときは、蒸留水や天然水ではなく、水道水による流水が最適です。水道水は塩素によって雑菌がほとんど存在しません。

2.圧迫して止血する

深い切り傷は放置しても出血がなかなか止まらないため、清潔なガーゼを傷口に当て、手のひらで圧迫して止血しましょう。

3.傷口があるところを心臓よりも高い位置に固定する

傷口を心臓よりも高い位置に固定すると、出血量が減少して早く止血できます。ただ、腕以外の部位を心臓よりも高い位置にあげることは難しいでしょう。心臓よりも高い位置にあげなければ出血が止まらないような場合は、早急に病院・クリニックを受診してください。

4.傷口に絆創膏を貼る

傷口に汚れが付着したり乾燥したりしないように、絆創膏を貼りましょう。その後は、しばらく安静にして傷口を動かさないようにしてください。傷口を刺激すると出血が止まりにくくなったり治りが悪くなったりします。

深い切り傷の間違った対処法

深い切り傷を負った際は、間違った方法で対処しないよう十分に注意が必要です。間違った対処法は感染・化膿を引き起こしたり傷口の治りを悪くしたりします。深い切り傷の間違った対処法について詳しく見ていきましょう。

血液や浸出液を過剰に拭き取る

血液や浸出液には、傷口を治すための成分が含まれているため、過剰に拭き取ると傷口の治りが悪くなります。また、ゴシゴシとこすって傷口を広げてしまったりかさぶたが剥がれたりすることも、傷口の治りを悪くする原因です。

傷口を乾燥させる

傷口が乾燥すると、浸出液に含まれる傷口を治す成分が不足します。また、傷口が空気に触れることで皮下神経が刺激され、強い痛みが現れます。絆創膏を貼ることで傷口が乾燥するのを防ぐことができますが、こまめに交換しなければ不潔な状態になるため注意しましょう。

傷口を不潔な手で触れる

傷口を不潔な手で触れると、細菌の栄養源と細菌そのものが付着します。皮膚に存在する細菌が増えるとともに、手から移った細菌によって、感染・化膿が起きるリスクが高まります。絆創膏を貼るときも、ガーゼの部分を手でむやみに触れないように注意しましょう。

傷口を消毒する

消毒液は、傷口に付着した細菌だけではなく人の正常な細胞も破壊するため、使用すると痛みが出ます。消毒しないほうが傷口の治りが早くなることが多いため、基本的に使わないようにしましょう。ただし、消毒した方がよいケースもあります。傷口の状態から消毒が必要かどうかを判断することは難しいため、まずは医師に相談しましょう。

すぐに病院・クリニックを受診した方がいいケース

深い切り傷は、状態次第では早急に病院・クリニックを受診する必要があります。次のような場合はすぐに受診しましょう。

出血が止まらない

出血が止まらない場合は、放置すると出血多量で重大な事態を招く恐れがあります。太い血管を切ってしまったり、あまりにも深く切ったりするときは出血がなかなか止まりません。この場合は、傷口がある箇所を心臓よりも高い位置にあげた状態で患部を圧迫し、早急に病院・クリニックを受診してください。

骨が見えている

骨が見えるほどに深い切り傷は、病院・クリニックで適切な処置を受ける必要があります。出血量が多くなるうえに、傷口が自然になかなか閉じません。感染・化膿を引き起こすリスクも高いため、必ず医療機関を受診して適切な処置を受けましょう。

深い切り傷は何科を受診する?

深い切り傷を負ったとき、どの診療科を受診するかは傷の程度や箇所で異なります。手足の切り傷は整形外科、顔面は形成外科がよいでしょう。そのほか、皮膚科や外科などでも対処できます。

深い切り傷に適切に対処しよう

深い切り傷を放置すると、感染・化膿を防ぐために適切に対処しましょう。傷口をこすったり血液や滲出液を過剰に拭き取ったりしてはいけません。また、出血が止まらなかったり骨まで見えたりする場合は、早急に病院・クリニックを受診して、適切な処置を受けてください。

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こちらの記事の監修医師

クリスタル医科歯科クリニック

中島 由美

〇診療科 :内科,美容皮膚科,アレルギー科,アンチエイジング外来,女性外来,産業医

【経歴】
ニューヨーク州バッファロー市生まれ
金沢医科大学 医学部 卒
金沢医科大学病院にて小児科・内科研修
大阪・神戸・東京・福岡の病院で内科と皮膚科を担当
2018年8月クリスタル医科歯科クリニック内に内科、美容皮膚科、アレルギー科を開設

【資格】
日本内科学会 認定内科医
日本医師会 認定産業医
抗加齢医学会 専門医

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