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最終更新日:2022年11月18日

寒気が止まらないのはなぜ?寒気の原因と対処法を解説

こちらの記事の監修医師
クリスタル医科歯科クリニック
中島 由美

(画像=stock adobe.com)

寒気が止まらない場合、まずは風邪などの病気が原因として考えられます。しかし、風邪以外の病気でも悪寒を感じることはあり、寒気だけで原因は特定できません。寒気が止まらないときにはどのような理由が考えられるのでしょうか?寒気を感じる原因と対処法についてまとめました。症状が続き、病院の受診を迷っている方は参考にしてください。

寒気が止まらないときに考えられる病気

前述のとおり、ストレスは寒気が止まらない場合の原因のひとつです。しかし、病気が寒気の原因となっているケースもあります。寒気を感じることのある主な病気について説明していきます。

風邪

寒気が止まらないときにまず考えられるのは「風邪」です。風邪の主な症状は鼻水、鼻詰まり、咳などです。また、発熱や体のだるさを感じることもあります。

寒気に関しては風邪のひき始めに感じることが多く、初期症状のひとつです。風邪をひくと、原因となるウイルスなどと闘うために体温を上げようとします。その際に、筋肉が震え、寒気を感じます。

微熱などの軽い症状だけであれば、市販薬を服用したり、ゆっくり休んだりすれば、1週間前後で治ることが多いです。ただし、高熱が続くとき、症状が改善されないときは医療機関を受診するようにしてください。

インフルエンザ

インフルエンザでも寒気を感じることがあります。インフルエンザの症状や流行期は風邪と似ていますが、風邪に比べて熱が上がりやすく、急激に症状があらわれるのが特徴です。

重症化するケースもあるため、インフルエンザが疑われるときは早めに医療機関を受診しましょう。また、あらかじめ予防接種を受けておくことも有効です。

腎盂腎炎

寒気が止まらない場合、腎盂腎炎(じんうじんえん)という病気も可能性として考えられます。腎盂とは腎臓にある尿が集められる場所で、この場所やその周辺で起きる炎症が腎盂腎炎です。

腎盂腎炎は命に関わることもある病気です。腎機能障害や敗血症などの合併症を引き起こすこともあります。膀胱炎から腎盂腎炎へ繋がるケースもあるので、早めの治療が重要です。

急性虫垂炎(盲腸)

急性虫垂炎とはいわゆる盲腸のことです。腹痛に加えて、食欲の低下、吐き気、発熱などが主な症状です。38℃を超えるような高熱が出ることは少ないものの、適切な治療を受けないと腹膜炎などの合併症を起こす危険性もあります。

症状によっては手術が必要になるため、急激な腹部の痛みがあり、盲腸が疑われるときはすぐに内科や消化器内科を受診するようにしてください。

腹膜炎

腹膜とは腹部にある臓器を覆う薄い膜のことです。細菌感染などによってそこに炎症が起こるのが腹膜炎であり、前述の急性虫垂炎などの病気が原因になります。また、胃潰瘍や腸閉塞といった病気でできた穴(穿孔)が腹膜炎を引き起こすケースもあります。

腹膜炎の主な症状は、急激な腹部の強い痛み、寒気、吐き気、発熱などです。腹膜炎は原因によって治療方法が変わってくるため、原因の特定が重要になります。医療機関での検査が必要になるので、消化器外科を受診しましょう。

食中毒

寒気が止まらない原因としては食中毒も考えられます。食中毒は細菌などに汚染された食べ物を摂取することで起こります。

食中毒は食事のすぐあとに症状が出るとは限りません。食中毒には潜伏期間があり、早ければ30分前後で症状が出ますが、菌によっては数日経過してから症状が出ることもあります。

また、原因となった物質によって症状も異なります。食中毒の症状で多いのは腹痛や下痢、吐き気などです。熱が出ることもあり、その場合は、体温を上げるために寒気を感じます。

症状が軽度な場合、すぐに症状が改善された場合は心配いりません。しかし、嘔吐や下痢が続けば脱水状態になりやすいですし、なかなか熱が引かないケースもあるので、その場合は医療機関を受診してください。

胆嚢炎

胆嚢とは肝臓で作られる胆汁を溜めておく消化器です。この胆嚢に細菌が感染するなどして、炎症が起きた状態を胆嚢炎と呼びます。

胆嚢炎になると発熱とそれに伴う悪寒、吐き気、腹部の痛みなどを感じます。特に急性胆嚢炎は突然の激痛が特徴です。

脂肪分の多い食事によって症状が出る場合もあり、胆嚢炎の場合は食事療法も重要になります。また、手術が必要なケースもあるので、まずは医療機関で検査を受けるようにしてください。

寒気が止まらないときの対処法

寒気が止まらない場合の対処法は原因によって変わってきます。風邪や体調不良などで発熱し、それによって悪寒を感じるなら安静にすることが重要です。室内の温度を調整したり、厚着したりするなどで対策をし、早めに休むようにしましょう。

寒気は体温を上昇させるための体の反応なので、温めるだけではおさまりません。しかし、風邪の症状を早く治すためには、体を温め、ゆっくり休むことが大切です。

続く寒気は熱なしでも病院へ行くべき?

寒気を感じたタイミングでは、まだ熱がないケースも多いです。体温を上昇させるために筋肉が震えているため、寒気を感じてから、熱が上がるまでには少し時間差があります。発熱がなければ大丈夫というわけではないので、油断しないようにしましょう。

寒気の原因が風邪であることは多いですが、悪寒の症状のある病気は複数あります。症状がおさまらないとき、徐々に悪化しているときなどは、早めに病院へ行くようにしてください。

寒気が止まらないのはコロナの可能性もある?

新型コロナウイルスに感染した場合も発熱や寒気などの症状が出ることはあります。そのため、寒気が止まらないときに、新型コロナウイルスに感染している可能性も否定できません。

しかし、寒気の症状ひとつで新型コロナウイルスに感染していると断定することもできません。風邪やインフルエンザなど寒気を伴う病気は多いです。新型コロナウイルスへの感染が疑われるときは、自治体ごとの窓口やかかりつけ医などに相談した上で、その指示に従うようにしてください。

寒気が止まらないのは風邪以外の可能性もある|普段の予防と早めの受診が重要

寒気が止まらない原因としては「風邪」「インフルエンザ」「腎盂腎炎」などが考えられます。寒気は風邪の初期症状なので、その段階では熱がなくても、徐々に体温は上昇していきます。

鼻水や喉の痛みなどの症状があり、風邪が疑われるときは体を温め、ゆっくりと休むようにしましょう。また、風邪やインフルエンザなどにならないためには、手洗いやうがいといった普段の予防も重要です。

ただし、風邪以外の原因によって悪寒を感じるケースもあります。気になる症状があるときなどは早めに医療機関を受診するようにしてください。

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こちらの記事の監修医師

クリスタル医科歯科クリニック

中島 由美

〇診療科 :内科,美容皮膚科,アレルギー科,アンチエイジング外来,女性外来,産業医

【経歴】
ニューヨーク州バッファロー市生まれ
金沢医科大学 医学部 卒
金沢医科大学病院にて小児科・内科研修
大阪・神戸・東京・福岡の病院で内科と皮膚科を担当
2018年8月クリスタル医科歯科クリニック内に内科、美容皮膚科、アレルギー科を開設

【資格】
日本内科学会 認定内科医
日本医師会 認定産業医
抗加齢医学会 専門医

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