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最終更新日:2022年12月17日

全身の筋肉痛のような痛み・・・これって病気?コロナ?受診するなら何科?

こちらの記事の監修医師
不登校/こどもと大人の漢方・心療内科 出雲いいじまクリニック
飯島 慶郎

(画像=stock adobe.com)

全身に筋肉痛のような痛みがでるのは、何が原因なのでしょうか。久しぶりに運動をしたなど、本当にただの筋肉痛の場合もありますが、病気や新型コロナウイルス感染症の症状の可能性もあります。そこでここでは、症状として全身に筋肉痛のような痛みが 起こる病気について解説します。

全身に筋肉痛のような痛みが出る病気(1)細菌・ウイルス感染

全身の筋肉痛のような痛みがあるのは、細菌・ウイルス感染の発熱による悪寒かもしれません。

細菌・ウイルス感染の症状

感染症にかかると、筋肉痛のような痛みが出ることがあります。発熱を伴うことが多いですが、そうでないこともあります。例えば風邪をひいて「節々が痛い」というような状態です。感染症の中でも特にインフルエンザは、急に熱が上がり、40度近い高熱や筋肉痛のような痛み、関節痛などが現れます。

細菌・ウイルス感染の原因

細菌・ウイルス感染の原因は、常在菌が悪さをしたり、ウイルスが細胞に入り込むことによって起こります。手についた細菌やウイルスが体内に入らないように、手洗いやうがいなどで清潔を保ち、日頃から免疫力を高めることが大切です。

細菌・ウイルス感染の治療

細菌とウイルスはよく混同されますが、全く違うものです。そのため、それぞれで治療薬が違います。
細菌感染の場合は、抗菌剤を使います。抗菌薬は、処方された量を決められた回数分飲みきらなければいけません。症状が良くなったからといって途中でやめると、完治しない場合があります。
ウイルス感染の場合、インフルエンザ、ヘルペスなどでは抗ウイルス薬が処方されますが、ノロウイルスのように抗ウイルス剤がない場合もあります。その場合は、解熱鎮痛剤、吐き気止め、整腸剤などが症状に合わせて処方され、自然治癒を待ちます。

コロナの可能性もある?

新型コロナの症状にも、筋肉痛が見られます。インフルエンザの初期症状と似ているため見分けづらいかもしれませんが、全身に筋肉痛のような痛みが出た場合、新型コロナに感染している可能性がないとは言えないでしょう。

全身に筋肉痛のような痛みが出る病気(2)リウマチ性多発筋痛症

リウマチ性多発筋痛症は、50歳以上の人に多く、体のあちこちに筋肉痛のような痛みが急に発症するのが特徴です。

リウマチ性多発筋痛症の症状

リウマチ性多発筋痛症は、肩の周囲や太もも、お尻など身体のあちこちに、筋肉痛のような痛みが現れる炎症性疾患です。その他、発熱、全身のだるさ、関節痛、こわばりなどが主な症状です。
リウマチ性多発筋痛症は、名前に「リウマチ」とあり、症状も似ているものがあるため、関節リウマチと勘違いされがちです。ただ、関節リウマチは徐々に症状が現れることに対し、リウマチ性多発筋痛症は突然発症するという特徴があります。

リウマチ性多発筋痛症の原因

リウマチ性多発筋痛症の原因は、はっきりわかっていません。50歳以上の人に多く、70代でかかる人が最も多いと言われています。

リウマチ性多発筋痛症の治療

ステロイド剤を一定期間服用する、ステロイド療法が行われます。多くの場合、早ければ1〜2週間以内に症状が改善されます。その後は経過を見ながらステロイド剤を徐々に減らします。

全身に筋肉痛のような痛みが出る病気(3)横紋筋融解症

横紋筋融解症とは、骨格に沿ってある骨格筋をつくっている細胞が融けて、筋細胞の成分が血中に流れ出てしまう病気です。 その際、骨格筋にあるミオグロビンという赤いタンパク質が大量に流出するため、これが腎臓に負担をかけて腎不全を起こすことがあります。

横紋筋融解症の症状

手足・肩・腰・全身が筋肉痛のように傷んだり、押すと痛みを感じるようになります。また、手足がしびれたり、力が入らなかったり、こわばることもあります。
特徴的なのが、ミオグロビン尿です。ミオグロビンが大量に流出することによって、尿の色が赤くなることがあります。

横紋筋融解症の原因

横紋筋融解症は、災害などによって長時間にわたって四肢が圧迫された場合に発症します。これは、筋肉の細胞が圧迫によって壊れてしまうからです。他に、アルコールの過剰摂取、運動のし過ぎなども横紋筋融解症を引き起こしやすくします。
また、熱中症が原因になることもあります。これは、高温下にいるうちに深部体温が40度以上になると筋細胞が変性するからで、夏には横紋筋融解症が起こりやすいと言われます。
横紋筋融解症は、抗菌薬、高脂血症、向精神剤、麻酔薬など、さまざまな薬の副作用としても起こります。

横紋筋融解症の治療

横紋筋融解症で腎機能障害が強い場合には、血液透析を行うことがあります。
熱中症の場合は体を氷で冷やすなどして体温を下げ、脱水症状がある場合は水分補給や点滴をして改善します。
薬の副作用が疑われる場合は、原因と考えられる薬の服用を中止します。

全身に筋肉痛のような痛みが出る病気(4)線維筋痛症

線維筋痛症は、全身のあらゆる場所に激しい痛みが出る、慢性疾患です。男性と女性では、比較的女性の方がかかりやすい病気です。

線維筋痛症の症状

線維筋痛症の主な症状は、強い痛みです。この痛みの生じる部位は筋肉や関節で、全身の場合もあれば体の一部である場合もあります。 他に、疲労感や倦怠感、不眠などの睡眠障害、こわばったような感じ、うつ状態などがあります。

線維筋痛症の原因

線維筋痛症の原因はいまだ不明です。
発症してからは、運動のし過ぎ、寝不足、疲れ、ストレスなどが症状を強くするといわれています。

線維筋痛症の治療

線維筋痛症は原因がわからないため、特効薬もありません。そのため治療は、痛み、睡眠障害、うつ状態など、個々の症状に合わせた対症療法になります。
また、筋肉の代謝や血行を促すための運動指導も行われ、運動と薬を組み合わせて治療することもあります。その他、ストレスの軽減や生活習慣の改善を目指したカウンセリングが行われることもあります。線維筋痛症は慢性的な痛みに苦しめられる病気のため、体の内側から健康を目指して症状を和らげようとする目的があります。

全身に筋肉痛のような痛みが出る病気(5)うつ病

うつ病は、精神的な症状ばかりがクローズアップされがちですが、その症状の一つとして、全身に筋肉痛のような痛みが出る場合があります。

うつ病の症状

うつ病は、脳のエネルギーが欠乏した状態で起こる、気分障害です。主な症状として、憂うつな気分が続いている、自信がない、集中できない、やる気が起こらないなど、さまざまな精神的症状が現れます。こうした症状が2週間以上続くと、うつ病であると診断されることが多いです。
また、身体的な症状として、不眠・仮眠、全身の倦怠感などがあり、頭痛、筋肉痛、腰や背中の痛みなど、特に何かをしたわけでもないのに、全身に痛みが現れることもあります。こうした痛みの症状は、ある製薬会社の調査によると、うつ病患者の約6割にあるそうです。

うつ病の原因

うつ病が発症する原因は、正確にはわかっていません。環境要因と性格要因などが複雑に絡み合い、ふと気づいたときにうつ病になっているということがよくあります。
環境要因としては、大切な家族やペットを失ったり、仕事や財産がなくなったりなど、ショッキングな経験が引き金になることが多いです。性格要因では、几帳面、気を使いすぎる、正義感が強い、こだわりが強いなど、他人への配慮や自制心が強い人が当てはまります。

うつ病の治療

うつ病では、抗うつ剤、向精神剤、睡眠薬などの投薬治療が代表的です。ところが、筋肉痛のような痛みに対しては、鎮痛剤が効かないため、処方されません。これは、うつ病が脳の疲れのために起こるものであり、体が痛みを感じているのではなく、実際は脳が痛みを感じているからです。ですから、身体に痛みがある場合、検査をしても特に異常は見つかりません。
頭部に磁気を照射したり電流を流したりすることで、脳の働きを正常に戻すための治療が行われることもあります。

全身に筋肉痛のような痛みが出る病気(6)自律神経失調症

私たちの体の機能は、自律神経によって調整されています。自律神経失調症とは、体の機能を司る自律神経のバランスが崩れることで、体調にさまざまな悪影響が出る疾患です。

自律神経失調症の症状

自律神経失調症は、不規則な生活習慣やストレスなどにより、自律神経のバランスが乱れるために起こる身体の不調のことです。
自律神経には、活動的にする交感神経とリラックスさせる副交感神経の2つがあり、双方がバランスを取り合っています。しかし、このバランスが何らかの原因で乱れると、スイッチの切り替えがうまくいかなくなり、耳鳴り、頭痛、動悸、手足のしびれ、吐き気、下痢、便秘、婦人科系のトラブルなど、さまざまな体の不調をきたすようになります。

自律神経失調症の原因

精神的な緊張、疲労、睡眠不足など心身に強いストレスがあると、自律神経がアンバランスになります。また、不規則な生活習慣や栄養不足が原因となることもあります。シフトの時間変動が大きいとか夜勤のある仕事をしている人は、自律神経失調症になりやすいと言えるでしょう。ホルモンバランスが急激に変化する更年期においても、発症しやすい病気です。

自律神経失調症の治療

自律神経失調症の治療では、薬によって症状を緩和し、心理療法としてカウンセリングなどが行われます。自律神経を整えるためには、規則正しい生活と栄養バランスの良い食事など、健康的な生活をすることが大切なので、生活習慣、栄養、運動などについての生活指導が行われることもあります。

病気ではなく筋肉痛の可能性も

全身の筋肉痛のような痛みは、本当に筋肉痛かもしれません。普段動かさない筋肉を動かすと、それほど激しい運動をしていなくても筋肉痛になることがあります。

筋肉痛が疑われるケース

筋肉痛のような痛みが起こったのが、運動などで体を動かしてから数時間後〜2日後くらいまでの間だった場合は、筋肉痛の可能性が高いでしょう。

筋肉痛の対処法

筋肉痛がひどいときは、筋繊維が炎症を起こしている状態なので、炎症を鎮めるために冷やしましょう。修復をスムーズにするために、安静にすることも大切です。
また、血行を促進して疲労物質を流しやすくすることも効果的です。38度から40度程度のぬるま湯に浸かったり、お風呂上がりに軽いストレッチをしたりするといいでしょう。

全身の筋肉痛のような痛みでの受診について

全身の筋肉痛のような痛みは、どの程度なら受診すべきなのでしょうか。

受診すべき目安

単なる筋肉痛であれば、数日程度、長くても1週間程度で治ります。この場合は、特に心配する必要はないでしょう。
全身の筋肉痛のような痛みが強くてつらいとか、長引いているなどする場合は、受診したほうがいいかもしれません。
発熱、倦怠感、胃腸の不調、尿の色がおかしいなどの全身症状を伴う場合は、病気の可能性があります。検査を受けて、早いうちに適切な治療を開始することをおすすめします。

受診するなら病院は何科?

全身の筋肉痛のような痛みは、原因によって専門科が分かれます。どの科にかかっていいかわからなければ、まずは内科を受診しましょう。

まとめ

全身の筋肉痛のような痛みは、本当に筋肉痛の場合もあれば、病気の症状として現れている場合もあります。短期間で痛みが治まらない場合は、早めに受診して原因をはっきりさせましょう。

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こちらの記事の監修医師

不登校/こどもと大人の漢方・心療内科 出雲いいじまクリニック

飯島 慶郎

〇病院名 :不登校/こどもと大人の漢方・心療内科 出雲いいじまクリニック
〇医師  :飯島 慶郎
〇アクセス:島根県出雲市大社町杵築東454
〇診療科 :心療内科学,臨床心理学,東洋医学,総合診療学

《経歴》
平成14年3月 島根医科大学医学部医学科 卒業
平成14年5月~ 島根医科大学医学部附属病院 第三内科 研修医
平成16年6月~ 三重大学医学部付属病院 総合診療科 専攻医
平成21年4月~現在 浜田市国保健康保険(大麻、弥栄、波佐、あさひ)診療所 浜田市嘱託医師(H23~大麻診療所長)
平成24年1月~現在 浜田市消防本部 嘱託産業医
平成30年1月~現在 統合医療 出雲いいじまクリニック 院長(浜田市嘱託医と兼任)
平成30年5月~現在 みずほ証券松江支店 嘱託産業医

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