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最終更新日:2022年7月1日

咳に痰が絡む原因は?対処法から病気との関係まで解説

こちらの記事の監修医師
クリスタル医科歯科クリニック
中島 由美

(画像=stock adobe.com)

咳に痰が絡む場合、ウイルスや細菌に感染しているもしくはホコリや汚れた空気を吸い込んでいるといったことが原因として考えられます。この記事では、なぜ咳にたんが絡むのかその原因を解説します。また、自分でできる対処法や咳・痰と病気の関係、新型コロナウイルスとの関係などについても取り上げているため、ぜひ参考にしてください。 

咳が絡む原因

痰は、気道から出る分泌物のことで、健康な人でも実は少しずつ出ているものです。しかし、普段は気道の表面から再吸収されるほか、喉まで上がってきても無意識のうちに飲み込んでいるため気づかないこともよくあります。

痰が絡む原因は、細菌やウイルスへの感染や汚れた空気やホコリの吸い込みなどが挙げられます。異物が体内に入ってくると、体はそれらを体外に押し出そうとするため痰に粘り気が加わり絡むようになるという仕組みです。

なお、そのほかにも喫煙者にも痰が多くなる傾向があります。これは、タバコに有害物質が含まれており、それらを体外に押し出そうとする際に痰に粘り気が加わるためです。

痰が絡む咳と絡まない咳の違い

咳には乾いた咳と湿った咳の2種類があり、そのうち乾いた咳は痰が絡みませんが、湿った咳には痰が絡みます。症状にもよりますが、風邪を引いたときはまず乾いたせきが出て、その後湿った咳が出てくるケースもあります。

痰が絡まない乾いた咳は、コンコンといった音が特徴です。風邪を引いていない健康な人であっても、冷たい空気を急に吸った時、強い香りにむせてしまった時などに出ることがあります。

一方の痰が絡む湿った咳はゴホゴホといった濁った音が特徴です。風邪を引いた時はもちろんタバコを吸う人の中にもこのような咳をすることがあります。また、喘息や肺気腫などの疾患を持っている人も湿った咳をすることが多く見られます。

痰が絡んだ湿った咳は「ゴホゴホ」「ゲホゲホ」という濁った音がする
タバコを吸う習慣のある人に多い病気であるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)のほか、喘息や肺気腫、気管支拡張症、肺結核などにかかった時などに出る

咳は病気のサイン?

(画像=stock adobe.com)

咳に痰が絡んでいるからといって必ずしも病気であるとは限りません。しかし、咳が長期間にわたる場合、何かしらの病気が背後に隠れている可能性があります。具体的な例としては、以下のような病気が考えられます。

・気管支喘息:気管や気管支が炎症を起こす疾患
・COPD(慢性閉塞性肺疾患):喫煙が原因となって発症することが多い疾患。気管支に炎症が起こる
・気管支拡張症:気管支が拡張した状態から戻らない病気。拡張部分から細菌が繁殖し炎症を起こすことも
・肺結核:結核菌に感染することで痰や熱、咳といった症状が出る病気
・肺がん:肺のがん。痰に血が混ざることもある
・誤嚥性肺炎:唾液や食べ物が気道に入ることで起こる肺炎
・急性咽頭炎:細菌やウイルスへの感染が原因となって発症する病気
など

症状が長引くようであれば、一度病院を受診してみてください。

子供の咳

子供は大人と比べると、体が小さいため、気道も小さいという特徴を持ちます。そのため、子供の方が、気道が閉じてしまわないように炎症や異物に対して敏感に反応し咳を出そうとします。
例えば、風邪から回復した後もしばらく咳が出ることがありますが、これは、回復期に分泌される痰に反応しているほか、風邪で気道が炎症を起こしたことでより敏感になっているためだと考えられます。

咳と痰を軽減する対処法

痰が絡んだ咳をしている場合の対処法について解説します。病院を受診しても、即座に症状がなくなるわけではないため、日頃から自身で対処することも大切です。ぜひ参考にしてください。

呼吸の仕方に気をつける

痰が絡む咳が見られる場合、息苦しさを感じる人もいるかもしれません。そのようなときは腹式呼吸を心がけてください。横隔膜をしっかりと動かすことができれば、呼吸も楽になります。

湿度をあげる

咳が続く場合、喉への負担も大きくなるため、室内の湿度をあげ喉への負担を軽減しましょう。また、湿度が上がれば、気道も加湿された状態となるため、痰を出しやすくなります。加湿器を使用するほか、濡れタオルを室内に干す、霧吹きを使用するなどして湿度を高めてください。

水分をこまめに補給する

水分をこまめに補給することで痰を排出しやすくなります。これは水分が増えると痰の粘り気が減り排出しやすくなるためです。逆に水分が不足していると、痰の粘り気が高まるため気道に引っ付いたような感覚になるでしょう。自宅はもちろん、外出中も水筒などを持ち歩きこまめに水分補給をしてください。

生活習慣の見直し

普段の生活習慣を見直すことも咳や痰の改善につながります。例えば、適度な運動習慣をつけることで、肺機能の維持・改善につながるでしょう。また、喫煙は痰につながりやすいため、禁煙に取り組むことも重要なポイントです。そのほかにも、飲酒は水分を摂取しているように思えるかもしれませんが、脱水を起こすため、水分が不足し、痰を排出しにくくなります。そのため、禁酒もしくは飲酒量の減少に取り組むことも大切です。

市販薬を服用する

咳が止まらない、痰がよく出るといった場合は市販薬で対処できるケースもあります。ただし、咳や痰の原因がわからないまま適当な薬を服用すると逆効果となる可能性もあるため、必ず薬剤師や医師に相談したうえで使用するようにしてください。

マスクを着用する

細菌やウイルスへの感染が痰の原因となるケースもあるため、マスクを着用することで予防することができます。また、マスクの着用は加湿にもつながるため外出時などはマスクを着用するといいでしょう。

治療が必要なケース

(画像=stock adobe.com)

咳と痰が慢性的に続いている場合、一度病院で診察してもらいましょう。診療科は呼吸器科となります。また、痰や咳だけでなく熱がある、呼吸のしにくさや息苦しさなどを伴うといった場合はできるだけ早く受診することをおすすめします。特に過去に呼吸器系の病気にかかったことのある人は、注意しなければなりません。

放置すると危険なケースも

痰や咳を放置していると、重症化する可能性もゼロではありません。例えば、慢性的に咳や痰が続く場合、酸素が供給不足となり健康に影響を及ぼす可能性があります。また、肺がんのように大きな疾患が隠れているケースもあるでしょう。
また、日常生活には問題がないとしても、咳や痰が続いていると家族や同僚、友人など周囲の人たちを不安にしてしまうため、症状が続く場合はできるだけ早く病院で治療を受けるようにしましょう。

痰が絡む咳はコロナの可能性?

新型コロナウイルスの感染拡大によって痰や咳の症状が見られると「コロナに感染したのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、痰や咳が出る=コロナに感染していると一概に断言することはできません。
確かに咳や痰はコロナに感染すると見られる症状の一つですが、咳や痰は他の疾患でも見られる症状です。そのため、正しく判断するためにはPCRテストなどを受ける必要があります。

まとめ

今回は、咳に痰が絡む際の原因や病気との関係性、自分でできる対処法などについて解説しました。咳に痰が絡む場合、細菌やウイルスに感染している、もしく汚れた空気やホコリを吸い込んでいるといったことが原因として考えられます。また、背後に病気が隠れている可能性もゼロではありません。対処法としては、呼吸の仕方を見直すほか、室内をしっかりと加湿する、水分補給をこまめに行うといったことができます。症状が長引くようであれば、一度病院を受診しましょう。

こちらの記事の監修医師

クリスタル医科歯科クリニック

中島 由美

〇診療科 :内科,美容皮膚科,アレルギー科,アンチエイジング外来,女性外来,産業医

《経歴》
・ニューヨーク州バッファロー市生まれ
・金沢医科大学 医学部 卒
・金沢医科大学病院にて小児科・内科研修
・大阪・神戸・東京・福岡の病院で内科と皮膚科を担当
・2018年8月クリスタル医科歯科クリニック内に
内科、美容皮膚科、アレルギー科を開設

《資格》
資格
・日本内科学会 認定内科医
・日本医師会 認定産業医
・抗加齢医学会 専門医

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    • 内科 皮膚科 アレルギー科 美容皮膚科
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