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最終更新日:2022年1月26日

手足のしびれはストレスが原因?しびれと関連のある疾患も徹底紹介

こちらの記事の監修医師

久米 健介 先生

手足のしびれはストレスが原因?しびれと関連のある疾患も徹底紹介

(画像=Adobe Stock)

手足にしびれが出ている場合、主な原因としてストレスがあげられます。今回は、ストレスが原因の手足のしびれと関連ある疾患を紹介します。手足のしびれに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

目次

  1. 手足のしびれの原因はストレス?
  2. 自律神経失調症とは?
  3. 自律神経失調症の主な症状とチェック
  4. 自律神経失調症の原因と症状
    1. 自律神経失調症の原因
    2. 自律神経失調症の症状
  5. 自律神経失調症チェックをしよう
  6. ストレス性の手足のしびれの治し方
    1. バランスの良い食事をとる
    2. 適度な運動
    3. 規則正しい生活
  7. 手足のしびれと関係のある疾患
  8. 若い女性の手足の痺れはエストロゲンが原因?
  9. 手足のしびれは何科?
  10. まとめ

手足のしびれの原因はストレス?

手足のしびれの原因に、「ストレス」があげられます。過剰なストレスがあると自律神経のバランスを崩し、手足にしびれが生じることがあります。

このような症状を自律神経失調症といい、手足のしびれが1週間以上続く場合は病院を受診した方がいいでしょう。

自律神経失調症とは?

自律神経失調症は、自律神経がストレスによって正常に機能しないことで起こるさまざまな症状をいいます。自律神経のバランス崩している状態のため、内臓の検査で調べても身体や神経に何か悪い病気や異常は見つからないのが特徴です。

交感神経と副交感神経という2つの対照的な働きをもつ自律神経は、同時にバランスよく働いて維持されています。しかし、ストレスが心身に影響を及ぼすとバランスが崩れ、不調が現れます。

自律神経失調症の症状が出ると日常生活や社会生活が制限されるケースが多くあり、「会社や学校に行けない」「家事をできない」といったこともあります。

また、周りからも気付いてもらえず症状をより辛く感じてしまいがちです。

自律神経失調症の主な症状とチェック

自律神経失調症の主な症状は、手足のしびれだけでなく、疲れやすい、めまい、ふらつき、のぼせ、冷え、頭痛、耳鳴り、動悸、関節の痛み、便秘、下痢、生理不順、口や喉の不快感、頻尿、残尿感、発汗、肩こりなどがあります。

個人差も大きく、複数の症状が重なって現れることもあり一括りにできないことも特徴です。

また、身体だけでなく精神的な症状としてイライラ、不安感、疎外感、落ち込み、やる気が出ない、憂鬱になる、感情の起伏が激しい、あせりを感じるなどがあります。

自律神経失調症の原因と症状

自律神経失調症の原因はさまざまな要因が絡み合っているため、症状と同じように個人差があります。

自律神経のバランスを乱れは、生活リズムの乱れや仕事などの社会的な強いストレス、環境の変化などによってでてきますが、ストレス耐性がないなどの個人の性格に起因するケースもあり、簡単に原因を見極められません。

いくつか考えられる原因と現れる症状を詳しく見てみましょう。

自律神経失調症の原因

自律神経失調症の原因は、次の通りです。

  • 生活リズムの乱れ
  • 過度なストレス
  • 環境の変化
  • ストレスに弱い体質
  • ストレスに弱い性格
  • 女性ホルモンの乱れ
    それぞれ解説します。

生活リズムの乱れ
夜更かしや夜型人間、夜間勤務、子供の頃からの不規則な生活習慣などが原因となり、社会環境やライフスタイルによって自律神経失調症を引き起こすケースです。生活習慣が原因となっているので、規則正しい生活を送れることで自律神経失調症を防げます。

過度なストレス
仕事などの社会的ストレスや人間関係、精神的ストレス、環境の変化などによって、過剰なストレスが蓄積されてしまい、自律神経失調症になるケースです。

個人の性格なども影響しますが、ストレスによる自律神経失調症は、現代社会において最も考えられる原因といってもいいでしょう。

環境の変化
社会環境の変化、人間関係や仕事などの環境の変化などへの不適応や過剰適応によって自律神経失調症になる可能性もあります。

急激な環境の変化は心身にストレスを与えてしまい、とくに適応能力が衰えているときには悪影響となります。

ストレスに弱い体質
生まれつき自律神経過敏が原因で自律神経失調症になるケースもあり、子供のころからすぐに吐いたり、下痢になったり、眠りが浅い人は、自律神経を乱しやすいといえます。

ストレスに弱い性格
ストレスに対する抵抗力が弱い性格だと、自律神経失調症になりやすいです。Noと言えない、感情処理が下手、気持ちの切り替えができない、人の評価を気にしすぎる、人と信頼関係を結ぶのが苦手、依存心が強いといったタイプの人が挙げられます。

女性ホルモンの乱れ
女性はホルモンのリズムが一生を通じて変化し続けるため、この変化が自律神経の働きに影響を与えることもあります。

自律神経失調症の症状

自律神経失調症の症状には頭痛や睡眠障害、不安・集中力の低下、貧血・めまい、肩こり・筋肉痛、疲労感、息切れ・息苦しさ、腹痛・嘔吐、動悸、性欲減衰、下痢・便秘などがあります。

しかし、個人差があるため症状は人によって異なり、また他の疾患による症状が重なるケースもあるため、慎重な判断が必要です。

自律神経失調症チェックをしよう

不調を感じ、自律神経失調症を疑った場合は自律神経失調症のチェックシート活用し、当てはまるものを確認してください。

□頻繁に頭痛やめまい、耳鳴りがする
□胸に圧迫される感じや苦しく感じる
□脈拍が早い、動悸がする
□手足が震える
□便秘や下痢になりやすい、または繰り返している
□全身がだるい
□手足にしびれがある
□胃の調子が悪く、食欲がわかない、胸やけや吐き気がする
□肩こりや腰痛が解消しない
□毎朝起きるのがつらい
□寝ても疲れがとれない
□喉に違和感がある
□不安やイライラすることが多い
□気分が憂うつだ
□集中力が続かない
□怖い夢を頻繁に見る、金縛りにあう
□風邪でもないのに咳がでる

3つ以上該当する項目がある場合は、自律神経失調症を疑うといいでしょう。また、該当する項目が多い場合は、専門の医療機関に相談してください。

ストレス性の手足のしびれの治し方

ストレス性の手足のしびれを治すには、以下3つの方法があります。
バランスの良い食事をとる
適度な運動
規則正しい生活

詳しく見てみましょう。

バランスの良い食事をとる

ストレス性の手足のしびれを治すには、バランスの良い食事を摂取することは効果的です。自律神経の乱れを整えるのに効果的な食材は、トマトやバナナ、ブロッコリーが挙げられます。

トマトには「GABA(ギャバ)」と呼ばれるアミノ酸の一種が成分として含まれており、脳の血管や神経をリラックスさせて血流を促進し、脳細胞への酸素供給量を増やすなど、自律神経にも効果的です。

バナナには自律神経のバランスを整えるセロトニンを脳内で作り出すためにも必要不可欠なトリプトファンが含まれています。

セロトニンは自律神経のバランスを整えるためにも非常に重要で、気持ちをリラックスさせる効果もあるので、バナナを食事に加えるといいでしょう。

そしてブロッコリーは、ビタミンCを非常に多く含む食材として知られています。ビタミンCは体内で生成できないため、体内に貯めておくこともできず毎日摂取しなければなりません。

ストレスがかかったときに分泌されるホルモンの原料としてビタミンCが使われており、不足するとストレスが解消されないので、意識してブロッコリーを食べるといいでしょう。

適度な運動

適度な運動も手足のしびれを治すのに効果的です。ストレッチは、家で行うこともできるため気軽にできる適度な運動です。体のさまざまな筋肉をゆっくり伸ばすような運動が効果的です。

ある部位を伸ばしたらそのまま動きを止めて20~30秒停止することを2、3回繰り返すようなペースで行ってください。

また、ヨガは胸式呼吸を行うため交感神経が優位になり、心地よくリラックスした効果を得られます。

初心者でも行いやすいヨガのポーズは背骨を整えるポーズで、自律神経は脳から背骨を通って体中に張り巡らされているため、背骨と上半身を支える骨盤の歪みを正すことに効果的です。

規則正しい生活

規則正しい生活もストレスによる手足のしびれを軽減することに効果的です。食事、睡眠、休養、労働(勉強)、運動を規則正しく行い、生活リズムを整えるといいでしょう。

どんなに忙しくても、できるだけ一定の時間に食事を摂り、睡眠時間をたっぷり確保するよう心掛けてください。また、夜型も生活リズムを崩すため、朝起きて夜は寝る生活にしましょう。

手足のしびれと関係のある疾患

手足のしびれと関係のある疾患は自律神経が原因だけではありません。脳出血や脳梗塞が起きると脳皮質や末梢神経から感覚神経が通る部分が障害となり、手足のしびれにつながります。

また、脊髄に異常がある場合も手足がしびれる可能性もあり、頸椎椎間板ヘルニアや変形性頸椎症などが原因となることもあるので同じ手足のしびれでも注意が必要です。

そのほかにも、手根管症候群、肘部管症候群、糖尿病やビタミン欠乏でも手足にしびれが出るため、自律神経失調症の症状が出ていないが手足にしびれがある場合は、他の原因も考えた方がいいでしょう。

若い女性の手足の痺れはエストロゲンが原因?

女性ホルモンの一つであるエストロゲンの分泌が減ると、血流を調整する自律神経が影響を受けて血流が悪くなり、手足にしびれが現れることもあります。

血行をよくするためにしびれのある個所のマッサージや身体を動かすといいでしょう。

女性ホルモンに似た働きを持っているサプリメントの摂取も初期症状の緩和に役立つと期待されているので、医師と相談してから使用を検討してみるのも良いでしょう。

手足のしびれは何科?

手足のしびれを病院で受診したい場合、一般的には、内科的な原因によるしびれは内科に、脊椎に関連するしびれは整形外科に行くといいでしょう。

また、末梢神経の圧迫などによるものは内科(脳神経内科)や整形外科、脳梗塞など脳の病気に関連するしびれは脳神経内科や脳神経外科に受診してください。

しかし、原因がわからない場合はかかりつけ医を受診し、紹介状を書いてもらうといいでしょう。

まとめ

手足のしびれについて解説しました。主にストレスが原因と考えられますが、自律神経失調症になっている可能性もあります。自律神経失調症の症状が出ていない場合は、その他の疾患であると考えられるので病院で受診するといいでしょう。

規則正しい生活を送ることが手足のしびれを治す最も効果的な治療法です。普段から気を付けて生活を送れば、手足のしびれの防止につながります。

久米 健介
久米 健介
専門
リウマチ、整形外科

資格
日本整形外科学会専門医
日本リウマチ学会専門医
日本リウマチ学会指導医
日本アフェレシス学会専門医

略歴
広島大学医学部卒業
●イシャチョククリニックページ
●東京リウマチクリニック