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最終更新日:2021年12月21日

足の指が腫れて痒い・痛い!病院は何科?原因と対処法も紹介

こちらの記事の監修医師
田園調布長田整形外科 院長
長田夏哉(おさだ・なつや)

足の指が腫れて痒い・痛い!病院は何科?原因と対処法も紹介

 

(画像=(画像=Adobe Stock))

「急に足の指が腫れて痒い、痛い」「足の指の腫れが引かない」というあなたへ。
足の指が腫れてかゆみや痛みが生じるのには、さまざまな原因が考えられます。症状を改善するためには、原因を知り、正しく対処することが大切です。本記事では、足の指が腫れてかゆみや痛みが起こる原因と対処法を詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてください。

目次

  1. 足の指が腫れてかゆみや痛みが生じる原因とは?
    1. ◇原因1:虫刺され
    2. ◇原因2:しもやけ(凍瘡)
    3. ◇原因3:水虫(足白癬)
    4. ◇原因4:外反母趾
    5. ◇原因5:接触皮膚炎
    6. ◇原因6:関節リウマチ
    7. ◇原因7:痛風性関節炎
    8. ◇原因8:化膿性爪囲炎・蜂窩織炎(ほうかしきえん)
    9. ◇原因9:川崎病
    10. ◇原因10:糖尿病足病変
  2. 足の指が腫れたときの対処法
    1. ◇対処法1:市販薬を使用して様子を見る
    2. ◇対処法2:腫れている足の指を冷やす・温める
    3. ◇対処法3:足の指の腫れが引かない場合は病院を受診する
  3. 足の指の腫れは何科を受診すればいい?
    1. ◇足の指が腫れてないけど痛い場合は受診すべき?
  4. まとめ:足の指の腫れが長引くときは我慢せず早めに病院へ

足の指が腫れてかゆみや痛みが生じる原因とは?

かゆみや痛みを伴う足の腫れの原因には、さまざまな種類があります。放っておいても自然に良くなっていくケースもあれば、専門医による治療が必要になるケースもあるため「一過性のものだろう」と安易に決めつけないことが大切です。

ここでは、足の指が腫れてかゆみや痛みが生じる原因を10個紹介していきます。

◇原因1:虫刺され

蚊・ブヨ・ノミ・ダニなど吸血性の虫や、ハチ・ムカデ・毛虫など毒を持つ虫に足の指を刺されると、炎症が起こって腫れやかゆみ、痛みが生じる場合があります。虫に刺されることで生じる皮膚炎の多くは、異物に対する防御反応です。

蚊による虫刺されの場合は、刺されてすぐに急激なかゆみや赤い腫れが出ますが、ほとんどの場合は数時間で自然に治まるため心配はいりません。

ただし、ハチやムカデなどに刺されると激しい痛みや腫れのほか、アナフィラキシーショックを起こしてしまうケースもあるため注意が必要です。気持ち悪さや息苦しさを伴う場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。

◇原因2:しもやけ(凍瘡)

寒い季節には体の末端部分の血液循環が悪くなり、足の指や手の指の細い血管が収縮・うっ血して赤紫色に腫れたり、痛みやかゆみが生じたりする場合があります。このような症状を「しもやけ(凍瘡)」と言います。

悪化すると水ぶくれや潰瘍になるケースもあるため、軽症のうちに適切な対処をすることが大切です。

また、通常は温かい季節になればしもやけの症状は出づらくなります。もし冬でもないのにしもやけのような症状が続いている場合は、「膠原病」など別の病気が隠れているケースもあるため注意しましょう。

◇原因3:水虫(足白癬)

足の指に強いかゆみが出ている場合、足白癬(あしはくせん)、通称「水虫」が原因になっているケースも珍しくありません。水虫は、白癬菌というカビの一種が皮膚の角質層に入り込み繁殖することで起こる病気です。

水虫になると強いかゆみのほかに、指の間の皮がむける、赤くなる、ジュクジュクする、小さな水ぶくれがたくさんできる、爪が白く濁るなどの症状が現れます。

放置すると二次的な細菌感染が生じ、足の甲からスネにかけて赤く腫れて痛みを伴うこともあるため、早期の治療を心がけましょう。

◇原因4:外反母趾

外反母趾が原因で足の親指が腫れる場合もあります。外反母趾とは足の親指が人差し指側に向かって「く」の字に曲がる病気を指します。ヒールの高い靴やつま先が細い靴を履き続けるなどの外的要因で起こるケースと、遺伝などの内的要因で起こるケースがあるとされています。

◇原因5:接触皮膚炎

接触皮膚炎が原因で「足の指が腫れて痛い・痒い」と感じる場合もあります。接触皮膚炎とは、いわゆる「かぶれ」のことです。刺激が強い物質が皮膚に触れることで炎症が起こる「刺激性接触皮膚炎」や、アレルギーがある物質が皮膚に触れることで起こる「アレルギー性皮膚炎」などが挙げられます。

足の指に触れる靴下やサンダル、足に塗っているボディークリームなどが原因でかぶれを起こしているケースも少なくありません。

◇原因6:関節リウマチ

関節リウマチが原因で、足の指の腫れや激しい痛みが生じる場合もあります。関節リウマチとは、免疫の異常によって軟骨や骨が破壊され、関節が変形し、滑膜が炎症を起こす病気です。

初期は足の指や手の指の関節が対症的に腫れたり、朝方にこわばったりするのが特徴で、そのほかにも発熱や倦怠感、食欲不振などの症状が現れることもあります。

治すためには薬物療法や手術、リハビリなどが必要なケースが多いため、なるべく早めに専門医に相談することをおすすめします。

◇原因7:痛風性関節炎

痛風による関節炎が原因で、足の指に腫れや激痛が生じることもあります。痛風とは、プリン体の過剰摂取や過剰生成、排泄不全などによって体内の尿酸が過剰になり、関節に溜まって結晶化して炎症を起こす病気です。

悪化すると関節の腫れや痛みがひどくなるだけでなく、腎臓結石や尿管結石などを併発することもあるため、放置せず早めに医療機関を受診しましょう。

◇原因8:化膿性爪囲炎・蜂窩織炎(ほうかしきえん)

足の指の腫れは、化膿性爪囲炎が原因で生じているケースもあります。化膿性爪囲炎とは、手や足の爪の周囲の小さなキズなどから細菌感染し、急性の炎症が起こっている状態で、指趾末節の蜂窩織炎とも言います。

人によってはリンパ節の腫れ、発熱、悪寒、頭痛、倦怠感などの全身症状を伴う場合もあります。

◇原因9:川崎病

全身の血管に炎症が起こる川崎病が原因で、足の指が腫れている可能性も考えられます。川崎病は小児に発症する病気で、日本では1年で約1万5000人の子供に発症していると言われています。

足の指の腫れ以外には、手足の指の皮がむける、38度以上の発熱、両目の充血、舌がイチゴのように赤くなり、表面がブツブツになるなどの症状が見られる場合があります。

川崎病の原因や予防法はハッキリとわかっていません。疑わしい症状が現れた場合には、速やかに医療機関を受診しましょう。

◇原因10:糖尿病足病変

糖尿病になるとさまざまな合併症が現れるケースも珍しくなく、足の指の腫れや痛みもその1つです。「糖尿病足病変」とは、糖尿病の患者に生じる足のトラブルの総称を指しています。

重症化すると組織が死んでしまい、最終的には足を切断しなければならない場合もあるため、なるべく早く異変に気づいて治療を開始することが大切です。

足の指が腫れたときの対処法

足の指が腫れたときは、次の3つの対処法に取り組むことをおすすめします。

  • 市販薬を使用して様子を見る
  • 腫れている足の指を冷やす・温める
  • 足の指の腫れが引かない場合は病院を受診する

では、それぞれの項目を詳しく見ていきましょう。

◇対処法1:市販薬を使用して様子を見る

虫刺されや水虫、接触皮膚炎などが原因で足の指が腫れている場合は、市販薬を使用すれば徐々に症状が緩和されていくことがあります。

腫れやかゆみ、痛みの症状がそれほどひどくないようなら、市販薬を使ってしばらく様子を見てみましょう。

◇対処法2:腫れている足の指を冷やす・温める

痛風や何らかの炎症が原因で足の指が腫れている場合は、保冷剤や氷のうなどで患部を冷やしましょう。温めたり揉んだりするのは逆効果なので注意してください。

また、しもやけが原因の場合は患部を温める必要があります。温かいおしぼりや使い捨てカイロ、足湯などで足先を温め、血液の循環を良くしましょう。

◇対処法3:足の指の腫れが引かない場合は病院を受診する

セルフケアをしてもなかなか足の指の腫れが引かない場合は、専門医による治療が必要な場合があります。

長期的に腫れが引かない、痛みやかゆみがひどい、歩行が困難で日常生活に支障をきたしているという場合などは、速やかに医療機関を受診しましょう。

足の指の腫れは何科を受診すればいい?

足の指の腫れにはさまざまな原因があり、原因によって何科を受診すべきかが変わってきます。足の指の腫れや痛みの症状のみが現れている場合は、まずは整形外科を受診するのがおすすめです。

また、皮膚の表面にブツブツができていたり、かゆみがあったりする場合は皮膚科、発熱や倦怠感などの全身症状がある場合は内科を受診すると良いでしょう。

◇足の指が腫れてないけど痛い場合は受診すべき?

「足の指が腫れてないのに痛い」という場合、医療機関を受診すべきかどうか迷う人もいるのではないでしょうか。

もし、それほど痛みが強くなければしばらく様子を見ましょう。ただし、激しい痛みや、その他に気になる症状が現れている場合は、一度医師に相談することをおすすめします。

まとめ:足の指の腫れが長引くときは我慢せず早めに病院へ

今回は足の指が腫れてかゆい、痛いときの原因や対処法について詳しく解説しました。足の指の腫れが生じる原因は複数あるため、自分では特定するのが難しいケースもあります。

腫れやかゆみ、痛みなどの症状が長引く場合は、思わぬ病気が潜んでいることもあるため、我慢せずに早めに病院を受診するようにしましょう。

 

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こちらの記事の監修医師

田園調布長田整形外科 院長

長田夏哉(おさだ・なつや)

田園調布長田整形外科 院長
整形外科/リハビリテーション科/一般内科/女性医療/自然療法
日本医科大学卒業後、慶應義塾大学整形外科学教室に入局し整形外科専門医の研鑽を積む。主流医学に没頭する中、自然な流れで全体性の視点を育みボデイ・マインド・スピリット視点のトータルヘルスケアについても研鑽を深める。平成17年田園調布長田整形外科を開院、独自の直観医療で多くの方が「生き方」のアドバイスに訪れる。
日本整形外科学会専門医。
日本スポーツ協会公認スポーツドクター。
日本スポーツビジョン協会理事長。
「人生が変わる不思議な診察室」サンマーク出版など著書多数。

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