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最終更新日:2022年7月24日

足の甲の痛みの原因は?対処法から受診の目安まで解説

こちらの記事の監修医師
田園調布長田整形外科
長田夏哉

(画像=stock adobe,com)

この記事では、足の甲の痛みの原因と痛むときの具体的な対処法、やってはいけない行動などについて解説します。足の甲が痛む原因は体の部位が原因となっているケースもあれば、日常生活が原因となっているケースもあります。痛みの具体的な原因とあわせて、病院を受診する際の目安も解説しているためぜひ参考にしてください。

足の甲の痛みの原因

足の甲の痛みの原因としては、さまざまなものが考えられます。ここでは、具体的な原因を4つ紹介します。

神経が原因の痛み

足の甲の痛みは、神経が原因となって発生することがあります。

例えば、腓骨神経が何かしらの原因によって障害を受けた状態となる「腓骨神経麻痺」になると、足の甲や指に痛みやしびれを感じます。腓骨神経は足首を曲げる際にも重要な役割を担う神経であるため、腓骨神経麻痺になると、転びやすくなる可能性があるでしょう。

骨が原因の痛み

骨に何かしらの障害やけがが起こり足の甲が痛むこともあります。

例えば、骨折は典型的な例として挙げられるでしょう。足は小さい骨がいくつも組み合わさることで構成されています。そのため、自分で骨折の心当たりがなくても骨折しており、足の甲が痛むこともあります。特にスポーツなどで特定の骨に負担をかけ続けていると疲労骨折を起こすこともあるため、注意が必要です。

また、外脛骨障害によって痛みが発生することもあります。外脛骨とは、足の甲の内側にある骨です。通常は存在しない骨であり、人の体からしてみると余分な骨だといえます。この外脛骨が大きい場合、靴などに当たると痛みを伴うことがあります。

関節が原因の痛み

足の甲の痛みは関節が原因となることもあります。

例えば、足首の軟骨がすり減ることで発症する変形性足関節症は、足の甲や足首の痛みを伴います。体重増加や加齢、スポーツのしすぎなどさまざまなことが原因となる点が特徴です。

また、足の甲の腱が炎症を起こす足趾伸筋腱炎によって痛みを感じることもあります。足趾伸筋腱炎は、特に扁平足の人やふくらはぎの筋が固い人が発症しやすいとされています。また、スポーツのしすぎや足の甲の骨の形に合っていない靴を履き続けるといったことが原因で発症することもあるため注意してください。

靭帯が原因の痛み

靭帯に問題があると、足の甲が痛むケースもあります。
靭帯というと膝や肘をイメージする人も多いかもしれませんが、足の甲の靭帯損傷もあります。例えば、リスフラン靭帯損傷は足に大きな負担がかかることで起こる足の甲の靭帯損傷です。
スポーツをしている時などに発症するケースが多く、強い負荷がかかった自覚がなくても靭帯が傷ついていることもあります。
痛みの程度によっては捻挫と勘違いするケースもあるなど、処置のタイミングを逃す恐れがあるため注意が必要です。

日常生活が原因で痛みが出ることもある

神経や骨、関節、靭帯など、体の部位が原因となって発生する痛み以外にも、日常生活が原因で発生する足の甲の痛みもあります。ここでは、具体的な原因を2つ紹介します。

ハイアーチ

ハイアーチとは、足の甲が高い状態のことです。凹足と呼ぶこともあります。足の甲が高いために、靴を履いた時などに痛みを伴います。ハイアーチは特にヒールが高い靴を履いている、足に合わないサイズの靴を履いている人などに起こりがちです。
靴を購入するときは、必ず試着を行い自分の足にあったサイズの靴を選ぶようにしましょう。また、ヒールを履かない日を作るなどして、足への負担を軽くすることも大切です。

冷え

足の冷えが原因となって、足の甲に痛みが発生するともあります。冷えは血行不良を引き起こし、血行不良がきっかけとなって足の甲が痛むという仕組みです。
足の冷えを防ぐためには、日頃から簡単なストレッチを行うなどして血行を促進させることが大切です。

足の甲の痛みを和らげる方法

足の甲が痛む場合は、アイスパックなどをタオルで包んだうえで、患部を冷やすことで痛みが和らぐ可能性があります。ただし、冷やしすぎによる痛みを伴うケースがあるため冷やしすぎないようにしましょう。

また、足の甲が痛むときは患部を無理に動かさず、できるだけ安静にするようにしてください。どうしても外出しなければならないときは、ヒールなどの着用は避け、足に負担のかからない靴を選ぶようにしましょう。

やってはいけないNG行動

痛みがあるにも関わらず、スポーツをすることは避けてください。また、マッサージをすることで状況が改善される可能性もありますが、自己流によるマッサージは避けましょう。マッサージ中に痛みを感じるようであれば、マッサージはやめてください。
自己判断による対処は、症状をかえって悪化させる恐れもあるため、痛みがどうしてもきになる場合は病院を受診しましょう。

足の甲が痛いときに病院を受診する目安

足の甲の痛みがひどく、歩くこともできない場合は、夜間や休日を問わずすぐに病院を受診してください。救急車を呼ぶことも躊躇してはいけません。

また、患部が熱を持っていて腫れている、歩行には問題ないものの痛みが慢性化しているといった場合は、できるだけ早いタイミングでの受診をおすすめします。

一方で特定の靴を履いたときだけ痛みが起こる、普段はそれほど気になるほどではないものの痛みがあるといった場合は必要に応じて受診を検討してください。

なお、足の甲が痛むときは整形外科を受診します。

まとめ

今回は、足の甲の痛みの原因や痛むときの対処法、やってはいけない行動などについて解説しました。足の甲の痛みは骨や神経、関節、靭帯など体の一部が原因となって引き起こされているケースだけでなく、日常生活が原因となって発生するケースもあります。痛む場合は患部を冷やし、安静にするようにしてください。痛みがなかなかひかない、我慢できないといったときは病院を受診しましょう。

こちらの記事の監修医師

田園調布長田整形外科

長田夏哉

〇診療科 :整形外科

【経歴】
日本医科大学卒業後、慶應義塾大学整形外科学教室に入局し整形外科専門医の研鑽を積む。
主流医学に没頭する中、自然な流れで全体性の視点を育みボデイ・マインド・スピリット視点のトータルヘルスケアについても研鑽を深める。
平成17年田園調布長田整形外科を開院、独自の直観医療で多くの方が「生き方」のアドバイスに訪れる。
日本整形外科学会専門医。
日本スポーツ協会公認スポーツドクター。
日本スポーツビジョン協会理事長。
「人生が変わる不思議な診察室」サンマーク出版など著書多数。