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最終更新日:2022年7月25日

首の後ろが痛い原因は?病気の可能性や対処法についても解説

こちらの記事の監修医師
田園調布長田整形外科
長田夏哉

(画像=stock adobe.com)

首の後ろが痛い原因は、長時間のデスクワークに伴う姿勢の悪さや日常的な首への負担が考えられます。この記事では、首の後ろが痛い具体的な原因について解説します。また、ほかの病気などの可能性や痛みを感じるときの対処法、さらには病院を受信する目安や具体的な治療方法などについても解説しているため、ぜひ参考にしてください。

首の後ろが痛いのは頭痛?原因とは

首には大きな負担が日々かかっており、このことが首の後ろの痛みにつながっている可能性があります。首の骨は約6〜8キロの重さがある頭を支えており、さらに頭を上下左右に動かすなど複雑な動きを操作し、支えています。そのため、首には大きな負担がかかっており、それによって痛みを感じることもあります。

また、睡眠時に自分の体に適していないまくらを使っていると疲労が取れず、首や肩が凝ってしまうケースもあります。高いまくらを使うと首が下向きに傾いた状態となってしまうため首に負担がかかってしまうでしょう。また、柔らかいまくらの場合、首が頭部を安定させるために、常に緊張状態となってしまい、首こりが起こりやすくなります。人によって適切なまくらは異なるため、専門店などで専門家のアドバイスを受けながら購入するといいでしょう。

そのほかにも、スマートフォンの使用やデスクワークが長時間続くと、首や顔が下を向く時間が長くなり、いわゆるストレートネック(首の前弯がなくなる姿勢)になりやすくなります。ストレートネックは首や肩の凝りだけでなく頭痛やめまいなどにつながることもあるため、首の後ろの痛みにつながるケースもあるでしょう。また、腰への負担も大きくなるため、腰痛になる恐れもあるなど注意が必要です。

日常的な首への負担やストレートネックだけでなく、ストレスによって首の後ろが痛くなることもあります。過度なストレスを感じていると、交感神経が優位な状態となり、体内では血管が収縮してしまいます。血管が収縮すると血行が悪くなり、首や肩の凝りにつながり、首が痛くなるという仕組みです。

首にトラブルが起こっている可能性も

首の後ろが痛い場合、さまざまなトラブルが首で発生している可能性もあります。ここでは具体的なトラブルの種類について解説します。

頸椎症

頸椎症とは、加齢によって椎間板の柔軟性が低下や靭帯が硬くなることなどによって起こる頚部の痛みのことです。首の痛みに加え、頸椎から腕へと伸びている神経が圧迫されるため、手や指のしびれを感じることもあります。

頚椎椎間板ヘルニア

頸椎椎間板ヘルニアとは、頚椎をつないでいる椎間板の中にある髄核と呼ばれる組織が外に飛び出してしまった状態のことです。飛び出した髄核が神経を圧迫することによって体にさまざまな症状を起こします。先ほど紹介した頚椎症は中高年に多く見られるものですが、こちらの頸椎椎間板ヘルニアは比較的若い世代でも見られる点が特徴です。放置すると悪化し痛みも強くなるため、早めに病院を受診する必要があります。

脊柱靱帯骨化症

脊柱靱帯骨化症は、背骨の骨をつなぐ靭帯が厚くなり、徐々に骨化してしまう病気のことです。詳しい原因はわかっていませんが、骨化されることで脊髄が圧迫され首に痛みを感じることがあります。また、手足のしびれなども見られます。

筋肉痛

首の後ろが痛い場合、筋肉痛である可能性が考えられます。首の筋肉痛は、肩こりが代表的なものとして挙げられます。先ほども触れているように、デスクワークやスマートフォンの使用が長くなると肩周辺の筋肉の血行が悪くなり首や肩などが筋肉痛となり痛みを伴うようになります。また、車の運転が長く続いても同じような症状が引き起こされる可能性もあるでしょう。

首の後ろが痛いときの対処法

デスクワークの時間が長いために首の後ろが痛い場合は、適宜自分の姿勢を見直して、姿勢を整えるようにすることで予防することができます。パソコン作業をしていると、どうしても背中が曲がり、首が前傾しがちとなるため、背筋を伸ばして顎を少し引く姿勢を心がけてください。そうすることで、首への負担を軽減することができます。

また、長時間同じ姿勢をしないことも大切なポイントとなるため、定期的に立ち上がってストレッチをするなど体を動かすようにしましょう。体を動かすことによって血流も促進されます。

そのほかにも、ストレスが原因となって首の痛みが生じるケースもあるため、定期的にストレスを発散することも大切なポイントです。自分のストレス発散方法を把握しておくと、いざという時でも対処しやすくなります。

首の後ろが痛いときは病院を受診

首の後ろの痛みが7日以上経過してもなかなか治らない場合は、病院を受診することをおすすめします。また、7日経過していなくても、手のしびれやめまい、頭痛といった症状が見られる場合は、他の病気やトラブルなどの可能性もあるため、早めに医師に診断してもらうようにしましょう。
特に、頸椎椎間板ヘルニアが原因で首の後ろが痛い場合、放置してしまうとさらに痛みや症状が悪化する可能性があります。
診療科に関しては、まず整形外科を受診し、診断結果に応じて別の科の受診を検討するといいでしょう。

治療方法

首の後ろが痛い場合の治療方法は、大きく分けて以下の3つに分けることができます。

  • 生活指導
  • 保存療法
  • 手術療法

生活指導とは、首の痛みに対する初期段階の治療方法です。医師が患者に対して姿勢や運動など、日常生活における習慣の改善を支持し、予防に取り組みます。

また、保存療法は、症状が少し進んでいる人に対して行う治療方法です。痛み止めなどを服用して痛みを軽減しつつ、症状が悪化しないように取り組みます。首を引っ張る「牽引」や首の周辺を温める「温熱」といった療法を行うこともあります。

手術療法は、症状がかなり進んだ人に対する治療方法です。生活指導や保存療法でも症状が改善されるどころか、症状が強くなっている場合などは手術を行うことになります。

まとめ

今回は、首の後ろが痛いときの原因や対処法などについて解説しました。首には日常的に負担がかかっているため、肩凝りや首凝りによって痛みを感じることがあります。また、デスクワークやスマートフォンの長時間利用などは、姿勢が悪くなりやすいため、同じく痛みの原因となります。予防するためには日頃からいい姿勢を心がけ、適宜ストレッチをするなどしましょう。痛みが取れないときは、早めに病院を受診してください。

こちらの記事の監修医師

田園調布長田整形外科

長田夏哉

〇診療科 :整形外科

【経歴】
日本医科大学卒業後、慶應義塾大学整形外科学教室に入局し整形外科専門医の研鑽を積む。
主流医学に没頭する中、自然な流れで全体性の視点を育みボデイ・マインド・スピリット視点のトータルヘルスケアについても研鑽を深める。
平成17年田園調布長田整形外科を開院、独自の直観医療で多くの方が「生き方」のアドバイスに訪れる。
日本整形外科学会専門医。
日本スポーツ協会公認スポーツドクター。
日本スポーツビジョン協会理事長。
「人生が変わる不思議な診察室」サンマーク出版など著書多数。