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最終更新日:2022年11月6日

右のお尻が痛いのは「坐骨神経痛」?お尻や足の付け根の痛みの原因とは?

こちらの記事の監修医師
田園調布長田整形外科
長田夏哉

(画像=stock adobe.com)

右のお尻が痛い場合、坐骨神経痛が原因のひとつとして考えられます。坐骨神経痛は腰椎椎間板ヘルニアなどによって起きます。症状が悪化すると手術も必要になるので注意してください。右のお尻が痛いときの原因、痛みがあるときにやってはいけないことなどについてまとめました。また、病院へ行くべきケースもあわせて解説します。

右のお尻が痛い場合に疑われる「坐骨神経痛」とは?

右のお尻が痛い場合に疑われる原因のひとつは「坐骨神経痛」です。慢性的にピリピリとした痛み、痺れが続くときは注意してください。

坐骨神経はお尻から脚に向かう神経です。軽度な症状なら自然に治癒することもありますが、症状が悪化しているなら医療機関での治療が必要です。

坐骨神経痛の主な症状

坐骨神経痛には次のような症状があります。

  • お尻や脚の痛み
  • 脚の痺れ
  • 腰を動かしたときの強い痛み
  • 歩行障害
  • 排尿障害

坐骨神経痛になりやすい人

次のような方は坐骨神経痛になりやすいので特に注意が必要です。

  • 立ち仕事が多い人
  • 座りっぱなしの時間が長い人
  • 腰に大きな負担がかかる仕事の人
  • 筋力が弱まっている高齢者

右のお尻が痛い坐骨神経痛の原因になる病気

右のお尻が痛い場合は坐骨神経痛が疑われますが、坐骨神経痛というのは症状の名前です。坐骨神経痛があるなら、以下のような病気が原因として考えられます。原因ごとに適切な治療が必要なので、整形外科などで診察を受けましょう。

腰椎椎間板ヘルニア

クッションの役目を持っている椎間板の一部が飛び出ることで、神経を圧迫して痛みを感じるのが腰椎椎間板ヘルニアです。症状が軽度なら保存療法による痛みの緩和が主な治療方法になりますが、症状によっては手術が必要になります。

脊柱管狭窄症

脊髄の神経が通る脊柱管が狭くなる病気が「脊柱管狭窄症」です。発症する場所によっては手にも痺れが出て、箸を持つ、字を書くなどの動作がしづらくなります。薬物療法や運動療法などの保存療法で症状が改善されないとき、痛みなどの症状が強いときは手術の検討も必要です。

梨状筋症候群

「梨状筋症候群」とはお尻にある梨状筋(りじょうきん)という筋肉に過度な負担がかかることで硬化し、痛みを引き起こす病気です。坐骨神経を圧迫すれば痺れも出ます。前述の腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症に比べて発症する人は少ないものの、それらの病気と合併しているケースもあるので注意しなければなりません。

右のお尻が痛い|どういう場合に病院へ行くべき?

右のお尻が痛い場合、次のようなときは医療機関の受診を検討してください。

  • 症状によって生活に支障をきたしている
  • 体を動かしたときに強い痛みが走る
  • 右のお尻以外にも痛みを感じる
  • 痺れを感じる
  • 長く歩くことが難しい

何科で診てもらえる?

坐骨神経痛などの症状は、整形外科で診てもらえます。坐骨神経痛の原因は腰椎椎間板ヘルニアなど複数あるので、まずは原因を特定することが重要です。医療機関ではレントゲンやMRI、CTなどの検査で痛みの原因を調べます。

自宅で様子を見て良いケースとは?

右のお尻が痛い原因が筋肉痛や軽い打撲なら自宅で様子を見ても問題ありません。また、坐骨神経痛も軽度なものであれば自然に治ることもあります。普段の生活での姿勢などに注意し、それでも症状が続くときは早めに医療機関で診てもらいましょう。

右のお尻が痛いときにやってはいけないこと・注意すべきこと

右のお尻が痛い場合、間違った行動によって症状を悪化させてしまうこともあります。お尻や脚に痛み、痺れがあるときは以下のような行動に注意してください。

無理な運動や間違ったストレッチ

腰周りやお尻、脚に不調を感じた場合、運動不足が原因だと考える人も多いです。たしかに筋力の低下が坐骨神経痛などの一因になることはあります。しかし、無理な運動や間違ったストレッチは症状を悪化させるので注意しましょう。

適度な運動も大切ですが、すでに強い痛みが出ているのであれば自己流のストレッチは控えてください。このようなときは、しっかりと整形外科で診察を受け、専門医からの指導を受けた方が良いです。

習慣的な喫煙

喫煙習慣は坐骨神経痛を引き起こす要因のひとつです。そのため、習慣的にタバコを吸っている人は禁煙しましょう。喫煙者の方が坐骨神経痛、腰椎椎間板ヘルニアになりやすいというデータもあります。

喫煙は腰やお尻の痛みだけでなく、さまざまな病気のリスクを高めます。副流煙によって喫煙者の周りにも健康被害を与えるので要注意です。

患部を温めること

右のお尻が痛い場合、患部を温めると症状が悪化することもあります。炎症している箇所を温めると、炎症を促進させることになります。炎症が起こっているときは患部を冷やしましょう。

その一方で、患部の状態によっては温めるのが有効なケースもあります。痛みの原因や状態などで温めるべきか、冷やすべきか変わってきます。自己判断が難しいことも多いため、痛みが強いときは医療機関で診てもらいましょう。

仰向けで寝ること

腰を反らしたときに痛みが強くなる場合は、仰向けで寝ない方が良いです。仰向けは腰が反りやすいため注意してください。仰向けの方が寝やすいという方は、膝の下にクッションなどを置きましょう。クッションなどで膝が曲がった状態を作ると、腰の反りを抑え、腰痛を緩和します。

また、腰椎椎間板ヘルニアなどの場合は、横向きで痛みが強くなることもあります。このようなケースでは、横向きで寝るときに小さく丸めたタオルを腰のくびれの位置に置くと良いです。タオルによって姿勢が安定するため、痛みの予防に有効です。

右のお尻が痛い場合は坐骨神経痛の可能性あり|痛みがひどいときはすぐに整形外科へ

右のお尻が痛い場合は坐骨神経痛による痛みが可能性として考えられます。ピリピリ、ズキズキするような痛みが神経痛の特徴です。坐骨神経痛は腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などが原因であるケースが多く、状態によっては手術の検討も必要になります。

軽度な坐骨神経痛は自然治癒することもありますが、生活に支障をきたす場合もあるので注意してください。痛みや痺れなどの症状が長く続くとき、右側のお尻以外にも症状があるときなどは整形外科を受診してください。

症状にもよりますが、医療機関では薬物療法や理学療法、運動療法といった保存療法が選択されることも多いです。症状を悪化させないためにも、早めに検査を受けるようにしましょう。

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こちらの記事の監修医師

田園調布長田整形外科

長田夏哉

〇診療科 :整形外科

【経歴】
日本医科大学卒業後、慶應義塾大学整形外科学教室に入局し整形外科専門医の研鑽を積む。
主流医学に没頭する中、自然な流れで全体性の視点を育みボデイ・マインド・スピリット視点のトータルヘルスケアについても研鑽を深める。
平成17年田園調布長田整形外科を開院、独自の直観医療で多くの方が「生き方」のアドバイスに訪れる。
日本整形外科学会専門医。
日本スポーツ協会公認スポーツドクター。
日本スポーツビジョン協会理事長。
「人生が変わる不思議な診察室」サンマーク出版など著書多数。

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