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最終更新日:2022年1月1日

PSAとは?高いと前立腺がんの可能性あり

こちらの記事の監修医師
飯田橋中村クリニック
中村 剛

PSAとは?高いと前立腺がんの可能性あり
(画像=Adobe Stock)

健康診断で「PSAが高い」といわれたけれど、そもそもPSAとは一体何なのでしょうか。PSAとは、前立腺の疾患や炎症を見つけるために参考になるもので、値が高いと前立腺がんなどの病気が隠れている場合があります。今回はPSAとはなにか、PSA値の高さから疑われる病気にはどのようなものがあるかについてご紹介します。

目次

  1. PSAとは
  2. PSAの値がわかるPSA検査
  3. PSAが高いと病気?
    1. PSAが高いと疑われる病気(1)前立腺がん
    2. PSAが高いと疑われる病気(2)前立腺肥大
    3. PSAが高いと疑われる病気(3)前立腺炎
    4. 病気以外でPSAが高くなることも
  4. PSAが高いと言われたら
  5. まとめ

PSAとは

PSAとは、前立腺という男性特有の生殖器官でつくられるたんぱく質です。通常PSAは精液の中に留まりますが、稀に血液中にあふれることがあり、その場合PSA値が高くなります。

なぜ、PSAが血液中に検出されるようになるのでしょうか。実は、その理由は未だはっきりと解明されていません。一説では、がんの発生で正常の前立腺腺管構造が壊されることで、そこにあったPSAが他に流れ込み、PSAが血中に検出されるようになるのではないかと言われています。ただし、あくまでもこれは仮説にすぎません。

PSAの値がわかるPSA検査

PSA値は、PSA検査によって調べることが可能です。PSA検査とは、前立腺がんの可能性を見つけるためのスクリーニング検査のひとつです。病気の早期発見に役立ち、治療効果を判定する重要なマーカーとしても行われています。

PSA値が基準値の4.0 ng/ml以上となると何らかのトラブルが起きている可能性があり、精密検査が必要になります。

しかし、前立腺がんでなくても高い数値が出ることがあり、他の病気が見つかったり、なんの異常も見つからなかったりということもあります。つまり、PSA検査のみでは、前立腺がんかどうかを確定することはできないのです。

前立腺がんは、早いうちに発見することで治療の選択肢の幅が広がります。前立腺がんは、年齢とともにかかりやすくなり、特に50歳を過ぎてからの罹患率が急上昇します。初期症状がわかりにくい病気であるため、50歳を過ぎた人は特に、毎年定期的にPSA検査を受けることが大切です。

PSA検査は、自費診療になりますが、およそ3,000円前後なので、比較的受けやすいと言えるでしょう。前立腺がんの疑いがある人が検査を行う場合は、保険が効くことがあります。

PSAが高いと病気?

PSAは、前立腺がんの腫瘍マーカーとして信頼されているスクリーニング検査です。PSA値が高いと、前立腺がんの可能性は高いことは事実ですが、他の病気である可能性もあります。

PSAが高いと疑われる病気(1)前立腺がん

PSAが高いと真っ先に疑われる病気が、前立腺がんです。PSAが高ければ高いほど可能性は高くなりますが、低くても悪性度の高い腫瘍が見つかる場合があるので、基準値の4.0 ng/mlを超えているのなら、精密検査をしましょう。
精密検査では、直腸診検査、超音波やMRIなどの画像検査が行われます。

PSAが高いと疑われる病気(2)前立腺肥大

前立腺肥大とは、前立腺が大きくなって尿道を圧迫し、排尿に支障をきたすようになる病気です。前立腺肥大の場合にも、PSAが高く出ることがよくあります

PSAが高いと疑われる病気(3)前立腺炎

前立腺炎は、排尿障害や痛みなどが出る病気です。前立腺に炎症を起こしている場合も、PSA値は高くなります。

病気以外でPSAが高くなることも

PSA値が高いからといって、病気であるとは限りません。例えば、導尿などで尿道を操作したり、射精したりした時にもPSA値は高くなります。また、会陰部が圧迫されることによってもPSA値が上昇するため、バイクや自転車などに乗ったあとや、長時間座ったあとにも高く出やすくなります。

PSAが高いと言われたら

PSAが高いといわれたら、まずは精密検査を受けましょう。PSAの値が高いだけでは、本当に病気なのか、病気であればどのような病気であるかということを確定することができません。また、病気ではない場合もあるため、泌尿器科など専門医の診察で確実に見極めることが必要です。

まとめ

PSAの値が高いと、前立腺がんの可能性が高いことは事実です。前立腺がんは自覚症状がほとんど無いため、PSA検査によって定期的に調べることが大切です。特に50歳を過ぎるとリスクが高くなるので、今特にPSAが高くなくても、予防のために検査を受けるようにしましょう。

しかし、PSAが高いからといって本当に前立腺がんであるかどうかは精密検査によって調ベなければ判断できません。前立腺がんではなく、他の病気であったりする場合もあります。日頃から自分の体調を気遣い、些細な変化を見逃さないよう、気になる症状があればすぐに病院を受診しましょう。

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こちらの記事の監修医師

飯田橋中村クリニック

中村 剛

昭和62年
千葉大学医学部卒業
千葉大学医学部付属病院、東京厚生年金病院、社会保険船橋中央病院、松戸市立病院、東京厚生年金病院泌尿器科医長、部長を経て現在に至る

資格
医学博士
1992年 日本泌尿器科学会専門医取得
1997年 日本泌尿器科学会指導医取得
東京都身体障害者福祉法指定医(じん臓機能障害、膀胱又は直腸機能障害)

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