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最終更新日:2022年12月28日

「尿の出口が痛い」男性が排尿時などに感じる痛みの原因とは?治し方は?自然治癒する?

こちらの記事の監修医師
飯田橋中村クリニック
中村 剛

(画像=stock adobe.com)

尿の出口が痛い場合には、男性であれば前立腺や尿道、膀胱などに異常がある可能性も考えられます。また、性病が原因だと他者に感染するリスクも高いため、早めに医療機関で治療を受けることが重要です。尿の出口のチクチク、ヒリヒリとした痛みの原因と治し方についてまとめました。

男性の尿の出口が痛い場合に考えられる主な原因

トイレに行った際に「尿の出口が痛い」と感じる場合、男性の場合は前立腺炎などの病気が原因として考えられます。おしっこする際の痛み(排尿痛)以外の症状が出るケースも多く、放置すると症状が悪化することもあるので注意してください。男性の尿の出口の痛みで考えられる主な原因について説明します。

前立腺炎

前立腺は男性特有の臓器で、膀胱の下、尿道の周囲にあります。前立腺炎とはこの前立腺に炎症が起きた状態であり、主な症状は「下腹部の痛み」「排尿時の痛み」「頻尿」「残尿感」などです。

前立腺炎は細菌性と非細菌性に分類されます。細菌による炎症の場合は高熱が出たり、寒気を感じたりすることもあります。その一方で、非細菌性の前立腺炎は、はっきりとした原因がわからないことも多いです。

前立腺炎は原因によって治療方法が異なるため、まずは泌尿器科で検査を受けるようにしましょう。

尿道炎

排尿時の痛みは、尿道炎の可能性も考えられます。女性は尿道炎と膀胱炎を併発しやすいのに対して、男性の尿道は長いため、基本的に尿道炎のみを発症します。

尿道炎の原因は細菌やウイルスの感染です。「クラミジア性尿道炎」「淋菌性尿道炎」「非クラミジア非淋菌性尿道炎」の3つに分類でき、原因を特定した上で、抗生物質による治療が行われます。性行為によって相手を感染させるおそれもあるため、状況によってはパートナーも治療を受けることになります。

排尿痛以外の症状として、膿が出たり、頻尿になったりするケースもあります。ただし症状には個人差があり、自覚症状がないこともあるので注意してください。

膀胱炎

体の構造上、男性の場合は尿道が長く、膀胱の手前に前立腺があります。そのため原因菌が膀胱に侵入する可能性が低く、膀胱炎になりにくいとされています。

しかし男性がまったく膀胱炎にならないわけではありません。前述の前立腺炎や尿道炎になっている場合、その影響により膀胱内で原因菌が繁殖し、膀胱炎になることもあります。

尿路結石

尿路結石とは尿路(腎臓から尿道まで)でミネラルが固まり、石のようなものができる症状です。結石のできる場所によって「尿管結石」「膀胱結石」「尿道結石」のように呼び名が変わります。

また症状もそれぞれで異なります。自覚症状のないケースもある一方で、結石によって尿管が詰まると激しい痛みに襲われるだけでなく、場合によっては粘膜を傷つけて血尿が出ることもあります。

結石が小さいケースでは、基本的には自然と排出されるのを待つ保存治療が行われます。しかし大きい場合は、レーザーや超音波などで結石を砕くこともあります。尿路結石を放置すると、腎臓や尿管に影響を与えることがあるので、早めに医療機関で相談するようにしましょう。

性病(クラミジアなど)

クラミジアなどの性病も、尿の出口の痛みを引き起こす原因です。前述の尿道炎などもクラミジアによるもので、性行為によって他人に感染するリスクがあるので注意が必要です。そのほかには淋菌やマイコプラズマも原因菌に含まれます。

クラミジア尿道炎の場合、潜伏期間は1〜3週間です。自覚症状には個人差がありますが、疑わしい症状が出たときはすぐに医療機関を受診するようにしましょう。症状を放置すると、別の病気に繋がったり、不妊のリスクが高まったりします。

膀胱がん

膀胱がんは女性と比較して男性の方が発症しやすく、排尿痛、残尿感、頻尿などの症状が出ます。また、血尿が出ることもあります。

膀胱がんは比較的早期から症状が出るのも特徴です。たとえ痛みを感じなくても、尿の色が赤や茶色に変わったら、血液が混じっていると考えられます。医療機関では内視鏡や尿細胞診検査などによって膀胱がんの診断が可能です。

おしっこするときの痛み(排尿痛)は自然治癒することもある?

おしっこをする際に感じる尿の出口の痛みは、さまざまな原因によって起きます。例えば、尿路結石が原因の場合、小さなものであれば自然に排石されるケースもあります。ただし、結石の大きさやできた場所によっては、自然排石が困難なこともあるので注意してください。

また、尿路結石以外が原因である場合、症状を放置することで悪化する危険性が高くなります。自然治癒しないケースも多いため、まずは医療機関を受診して、原因を特定することが重要です。

男性の尿の出口の痛みに市販薬は効果がある?

男性の尿の出口の痛みに効果のある市販薬もあります。原因がはっきりわかっていれば、症状にあった市販薬を使用しても問題はありません。

ただし排尿痛などに効果があるとして販売されている薬の多くは、生薬成分を含むものであり、抗生物質などが必要な場合は処方が必要です。そのため市販薬よりは、医療機関で相談する方が確実です。

医療機関を受診すべきケースとは?

尿の出口の痛みの原因がわからない、激しい痛みがある、血尿や発熱などほかの症状も出ているときなどは、医療機関で診察を受けるようにしてください。市販薬を使用しても症状が改善されないケースも同様です。

排尿痛の症状は複数の病気で見られます。症状が悪化したり、深刻な病気に繋がったりするケースもあるため、恥ずかしいとは思わずに専門医の診察を受けましょう。

尿の出口の痛みは何科で相談できる?

尿の出口の痛みがある場合、基本的に受診するのは「泌尿器科」です。性病は「性感染症内科(性病科)」で診てもらうこともできますが、男性であれば泌尿器科で問題ありません。一方、性感染症の可能性がある女性は、婦人科・産婦人科を受診しましょう。

「チクチクする」「ヒリヒリする」男性の尿の出口の痛みの治し方

尿の出口がチクチクしたり、ヒリヒリしたりする場合、その原因によって治療法も変わってきます。例えば、細菌やウイルスの感染が原因であれば、抗菌薬や抗ウイルス薬が効果的です。また、症状を和らげるための治療が行われるケースもあります。

繰り返しになりますが、尿の出口の痛みが自然治癒するケースは少ないです。我慢できる程度の痛みだとしても、自覚症状があるときは早めに医師に相談しましょう。

男性の尿の出口が痛い原因は多数考えられる|繰り返す症状は早めの治療が重要

男性の尿の出口が痛いときに考えられる原因は「前立腺炎」「尿道炎」「尿路結石」などさまざまです。また、性病が原因で痛みがある場合、パートナーに感染させる危険性もあります。

他人に感染させたり、症状を悪化させたりする前に医療機関を受診しましょう。男性の尿の出口の痛みは泌尿器科で相談してください。

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こちらの記事の監修医師

飯田橋中村クリニック

中村 剛

昭和62年
千葉大学医学部卒業
千葉大学医学部付属病院、東京厚生年金病院、社会保険船橋中央病院、松戸市立病院、東京厚生年金病院泌尿器科医長、部長を経て現在に至る

資格
医学博士
1992年 日本泌尿器科学会専門医取得
1997年 日本泌尿器科学会指導医取得
東京都身体障害者福祉法指定医(じん臓機能障害、膀胱又は直腸機能障害)

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