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最終更新日:2022年11月9日

生理中のおしりから突き上げるような痛みの原因は?受診のポイントも解説

こちらの記事の監修医師
丸茂レディースクリニック
丸茂 元三

(画像=stock adobe.com)

生理中におしりから突き上げるような痛みを感じている場合、子宮内膜症や子宮腺筋症を患っている可能性があります。この記事では、痛みの原因や痛みを緩和する方法などについて解説します。また、病院を受診する目安や受診時に医師に伝えられるようにしておきたい情報、診断方法などについても取り上げているため参考にしてください。

生理中のおしりから突き上げるような痛みは病気の恐れ

生理中におしりから突き上げるような痛みやきゅーっという痛みがあって不安に感じている人は多いのではないでしょうか。このような痛みがある場合、病気の可能性もゼロではありません。ここでは、おしりから突き上げるような痛みと病気の関係について解説します。

子宮内膜症

生理中のおしりの痛みは、子宮内膜症が関係している可能性があります。子宮内膜症とは、本来であれば、子宮の内側にある子宮内膜の組織が子宮の内側以外にできてしまう病気のことです。

子宮内膜は、妊娠時に受精卵を受け止める役割を果たしていますが、妊娠しなかった月はリセットされ、月経血として体外に排出されます。しかし、子宮以外の場所に子宮内膜の組織ができてしまうと、月経後も体の中に残ったままとなってしまいます。具体的には、月経血が子宮内を逆流し、卵管を通って腹の中に流れ込み、卵巣の表面や直腸などに付着します。このような状態が続くと、子宮内膜の組織が子宮以外の場所に生着し、子宮内膜症を発症します。

この子宮外の子宮内膜の組織は、ほかの組織と癒着や炎症をおこしやすく、それに伴い痛みが生じます。おしりの近くに子宮内膜の組織が生じることもあり、それに伴いおしりから突き上げるような痛みを感じることもあるため注意しなければなりません。

なお、子宮内膜症につながる月経血の逆流は、多くの女性に起こるものであり、決して珍しいものではありません。また、月経血が逆流しているからといって100%子宮内膜症になるわけでもありません。

子宮内膜症は生理のたびに症状が進行する病気です。自然治癒することはないため、子宮内膜症になったら治療が必要となります。

主な症状

子宮内膜症の主な症状としては、痛みと不妊が挙げられます。

子宮内膜症になると、強い生理痛のほか生理の時以外でも下腹痛を感じるようになります。場合によっては、辛くて立つことすらままならない、仕事を休まなければならない、鎮痛剤を使っても効果がないといったレベルになることもあります。また、排便や性交の際に、おしりに突き上げるような痛みを感じる人も少なくありません。

痛み以外にも、卵巣の嚢胞や卵管の癒着は、排卵を阻害するため、妊娠しにくくなる恐れがあります。不妊治療を受けている人は少なくありませんが、そのうち半数以上は子宮内膜症が不妊に関係していると言われているほどです。癒着が強い場合は、手術で対応することもあります。

そのほかにも、割合としては多くありませんが、子宮内膜症がきっかけとなって卵巣がんが発症するケースもあります。これは、卵巣にできた子宮内膜の組織が月経のたびに出血して血液が卵巣に溜まることで腫れてしまう卵巣チョコレート嚢胞が見られる場合です。

子宮内膜症のチェックポイント

以下の点に当てはまる場合、子宮内膜症である可能性があります。

  • 生理痛が辛い
  • 生理の時に服用する鎮痛剤の量が最近増えてきた
  • 生理時以外でも下腹部に痛みを感じることがある
  • 排便や性交の際におしりから突き上げるような痛みがある

子宮内膜症は自然治癒しない病気であるため、当てはまる部分がある人は、一度病院で詳しく診察してもらうといいでしょう。

子宮腺筋症

子宮内膜症以外にも、子宮腺筋症が原因でおしりから突き上げるような痛みを伴うことがあります。子宮腺筋症とは、子宮内膜の組織が子宮筋層内にできてしまうことです。症状は子宮内膜症と似ていて、月経血量が多くなることもあります。

子宮腺筋症は、エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンが症状を進行させるとされており、月経がある限り症状が進んで行きます。子宮腺筋症になると、子宮筋層がどんどん大きくなっていきます。

骨盤の歪み

子宮内膜症や子宮腺筋症といった子宮の病気でないにも関わらず生理の時におしりに痛みを感じる場合、骨盤が歪んでいる可能性があります。

例えば、しりもちをつくなどしておしりを強打した場合、その時は痛みを感じたものの、しばらく安静にしたら痛みがなくなった、レントゲンを撮ったものの、骨には異常がなかったというケースは少なくありません。

しかしこのような場合でも、体は元どおりになっているわけではなく、しりもちの際に尾骨がズレており、尾骨のズレがきっかけとなって骨盤全体が歪んでいることがあります。

ここまで読んで「なぜ骨盤がずれると生理中におしりの痛みを感じるの?」と考えるひともいるかもしれません。骨盤と子宮は靭帯でつながっており、骨盤がずれると靭帯を通して子宮も傾いてしまいます。子宮が傾くと、生理の時に子宮内膜を排出しにくくなってしまい、子宮は内膜を排出するためにより大きな収縮運動を行うようになります。この過度な収縮運動によって、仙骨神経叢と呼ばれるおしりにある神経を刺激することとなり、痛みを感じるようになります。

転倒やしりもちなど、おしり付近に大きな衝撃が加わった覚えがある人は、一度病院で詳しく診察してもらうといいでしょう。

痛みを和らげるには

生理の際のおしりから突き上げるような痛みは、さまざまな方法で和らげることができます。例えば、お風呂に入るなどして体を温めることで痛みの緩和が期待できます。また、痛みが軽度であれば、市販の鎮痛剤の使用も選択肢となります。

ただし、鎮痛剤の使用はあくまでも一時的に痛みを軽減するものであり、根本から原因を改善するものではありません。いつも鎮痛剤を服用していると、気づかないうちに症状が進行してしまう恐れもあります。

痛みが続く場合は、和らげる方法を実践しつつ、タイミングを見つけて検査を受けてください。

受診の目安

子宮内膜症や子宮腺筋症は、症状が悪化していく可能性があるため、痛みが強くて気になる場合は、一度病院で詳しく診察を受けてください。特に、おしりの奥の方から突き上げてくるような痛みが繰り返し起こる、生理のたびにどんどん痛みが強くなっているといった場合、子宮内膜症の可能性が高いです。

子宮内膜症の場合、早い段階で治療を始めることで痛みが軽減されるケースも少なくありません。痛みを抑えられれば、日常生活に支障をきたす心配もないでしょう。一方で、放置したままにしていると痛みがどんどん強くなり、不妊症のリスクが高まります。また、チョコレート嚢胞ができる可能性も高まり、場合によっては子宮や卵巣の摘出などが必要になるケースもあるため、注意しなければなりません。

なお、病院に行く場合、生理中は検査ができない可能性があるため、生理期間を避けて受診するようにしましょう。

受診時のポイント

生理時の痛みなど、女性の身体に関するトラブルや病気は婦人科に相談してください。インターネットで「婦人科」や「レディースクリニック」などと検索し、自宅から通いやすいものを選びましょう。なお、すでにかかりつけ医がある場合は、そちらに相談しても構いません。

最適な治療方法を決めるためにも、できるだけ詳しく症状を伝えることがポイントとなります。いつから痛いのか、どのような痛みなのか、どのくらい痛いのか、いつ痛むのかといった点は医師にとっても役立つ情報となるため、普段からメモに残しておくといいでしょう。また、初経の年齢や生理周期なども重要な情報です。

生理が定期的に訪れる女性にとって、かかりつけ医を持つことは、日常生活を安心して過ごすためにも重要なことです。重い生理痛や子宮内膜症などのトラブルはいつ発生するかわかりません。そのような時でもすぐに相談できる医師がいれば安心できます。定期的に診察を受けていれば、症状のちょっとした変化にも気づきやすいため、トラブルの予防や早期発見・改善も期待できるでしょう。

診断方法

診断は、問診、医師による内診、超音波によるエコー検査などが主に行われます。内診、エコー検査は、子宮や卵巣の大きさをチェックしたり、子宮内膜症による癒着状況などを確認したりする際に欠かせないものです。これらの検査を通して、子宮の状態を把握することができます。症状によっては、血液検査やMRIなどを通してさらに詳しく調べることもあります。

まとめ

今回は、生理中のおしりから突き上げるような痛みの原因や緩和方法などについて解説しました。おしりから突き上げる痛みは、子宮内膜症や子宮腺筋症などを患っている可能性があります。

これらの病気は、生理痛をひどくする恐れがあるほか、不妊にもつながる可能性があるものです。また、転倒やしりもちなどの衝撃が加わることで骨盤が歪み、痛みが発生しているケースもあります。痛みが気になる場合や毎月の生理痛がどんどんひどくなっている場合、などは、一度婦人科を受診することをおすすめします。

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こちらの記事の監修医師

丸茂レディースクリニック

丸茂 元三

《経歴》
1991年3月 旭川医科大学医学部 卒業
1991年6月 東京大学医学部附属病院産婦人科
2003年5月 板橋中央総合病院産婦人科
2004年4月 板橋中央総合病院産婦人科 医長
2013年9月 丸茂レディースクリニック 開設




《資格》
日本産科婦人科学会 産婦人科専門医
日本超音波医学会 超音波専門医
FMF認定超音波医
母体保護法指定医

《所属学会》
日本産科婦人科学会
日本超音波医学会

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