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最終更新日:2022年9月28日

妊娠初期に感じる腹痛の原因|生理痛の様な痛みでも医師に相談すべき?

こちらの記事の監修医師
JR東京総合病院 産婦人科
福田友彦

(画像=stock adobe.com)

妊娠初期に腹痛が起きることは多いです。妊娠に伴い子宮が大きくなる事で起きる腹痛であれば、基本的に心配は不要です。ただし、激しい痛みがある場合などはすぐに医師に相談してください。妊娠初期に起こる腹痛の原因、対処法のポイントについてまとめました。また、医師に相談すべきケースも併せて解説します。

妊娠初期に起きる腹痛の種類と原因

妊娠初期に起こる腹痛にはいくつかの種類があります。痛みの感じ方には個人差もありますが、以下のような腹痛が妊娠に伴い起こりやすいです。

・子宮の増大に伴う痛み
・子宮の収縮による生理痛のような痛み
・便秘が原因のチクチクとした痛み
・下痢によって起こる痛み
・子宮筋腫や卵巣のう腫が原因の痛み

妊娠初期に多い腹痛の種類と原因について説明していきます。

子宮の増大に伴う痛み

妊娠すると子宮は徐々に大きくなっていきます。子宮は靭帯によって支えられており、大きくなる過程で子宮が牽引されて痛みが生じます。牽引痛とも呼ばれ、自然に軽快する場合がほとんどです。

子宮の収縮による生理痛のような痛み

妊娠初期には、4人に一人くらい腹痛や出血などの切迫流産の症状を認めます。腹痛と出血を共に認める場合は流産に至る可能性もありますが、問題なく経過する場合も多いです。

この様な症状を認めれば安静にして、症状が軽快すれば心配ありません。症状が軽快しない場合は受診しましょう。しかし、妊娠初期の流産の原因の大半は受精卵の染色体異常であるため、有効な治療法はありません。

便秘が原因のチクチクとした痛み

妊娠するとホルモンバランスにも変化が起きます。妊娠初期は「プロゲステロン」というホルモンの分泌量が増え、腸の蠕動が低下して便秘が増悪するケースも多いです。便秘が原因でチクチクとした痛みを感じる事があります。

妊娠中は便秘になりやすいので、水分摂取を心がけ、持続する場合は便秘薬を処方してもらいましょう。

下痢によって起こる痛み

妊娠中はプロゲステロンの影響で便秘になる場合が多いですが、免疫の変化で胃腸炎にかかりやすくなり、下痢になる事があります。生ものは避けて、脱水を防ぐため水分摂取を心がけましょう。発熱や嘔吐を認める場合は受診しましょう。

子宮筋腫や卵巣のう腫が原因の痛み

妊娠すると元々ある子宮筋腫が変性して腹痛が出現する場合があります。妊娠中に子宮筋腫を摘出する手術を行うのは一般的ではなく、鎮痛剤で症状をコントロールしますが、流産に至る事もあります。

また、卵巣のう腫が捻れたり破裂したりして強い腹痛が生じる場合もあります。緊急手術が必要になるため、妊娠前や妊娠後に卵巣のう腫を指摘された方が急な腹痛を感じた場合は、早急に病院を受診しましょう。

妊娠初期の腹痛はいつまで続く?

妊娠初期だけでなく、妊娠中は腹痛を感じやすいです。妊娠初期は子宮の変化によって痛みが生じやすく、妊娠中期以降も腹部の張り、痛みを感じる事があります。中期以降の安定期に入れば症状が軽快する場合が多いです。しかし、個人差もあるため、不安な症状があるときはかかりつけの医師に相談しましょう。

妊娠初期の腹痛の対処法のポイント

繰り返しになりますが、妊娠初期に腹痛が起こることは多いです。基本的に子宮の増大や便秘によって起こる腹痛なら大きな心配は不要です。妊娠初期の腹痛の対処する際には以下のポイントに注意してください。

  • 腹痛が起きたら安静にする
  • 腹部を冷やさないようにする
  • 自己判断で鎮痛剤を服用しない

腹痛が起きたら安静にする

腹痛が起きたときはとにかく安静にすることが重要です。屋外にいる場合は横にならなくても良いので、椅子に座るなど楽だと感じる姿勢をとりましょう。妊娠初期は体に負担のかかるような作業は避け、不調を感じたらすぐに安静にするようにしてください。

また、腹痛がおさまっても、しばらくは様子を見ましょう。急に動き出すと、再度、腹痛が起きてしまう可能性もあります。通常であれば痛みは徐々にひいていきます。

腹部を冷やさないようにする

妊娠中は腹部を冷やさないようにしましょう。体が冷えることで腹痛を感じやすくなることもあります。また、妊娠中は飲み物にも注意してください。冷たい飲み物は体を冷やす原因になります。

温かい飲み物(白湯やカフェインレスのお茶など)やスープを選び、辛みのある刺激物の摂取は控えましょう。生姜は体を温めるだけでなく、つわりを抑える効果もあります。

自己判断で鎮痛剤を服用しない

妊娠中に腹痛が起きた場合、自己判断で鎮痛剤を服用しない様にしてください。腹痛以外に下痢、頭痛、吐き気、腰痛などが起こることもありますが、そのようなケースも同様です。

妊娠後に不調を感じた場合、まずはかかりつけの医師に相談し、胎児への影響が少ない薬剤を服用しましょう。

妊娠初期の腹痛で医師に相談すべきケースとは?

妊娠初期の腹痛はよくあることですが、以下のようなケースには注意が必要です。

  • 激痛がある場合
  • 痛みが徐々に強くなっている場合
  • 発熱や下痢の症状が続く場合
  • 出血がある場合

いつもの腹痛だと思っても、実は母胎の命にも関わる危険な腹痛の可能性もあります。妊娠初期は流産が起こりやすい時期であり、不安があるときは医師に相談してください。特に上記のようなケースは注意が必要です。

激痛がある場合

妊娠に伴って起こる生理的な腹痛は、そこまで強い痛みではありません。もし我慢できないような激痛なら、流産や卵巣のう腫の捻転や破裂の可能性もあるため、直ぐに病院へ連絡しましょう。

痛みが徐々に強くなっている場合

妊娠初期によく起こる腹痛の多くは一時的なものです。そのため、安静にしていれば徐々に症状はおさまっていきます。一方、安静にしていても症状が改善されず、徐々に痛みが強くなっているなら要注意です。

発熱や下痢の症状が続く場合

妊娠初期には発熱や下痢などの症状が出ることもあります。もし、発熱や下痢が続くのであれば医療機関を受診してください。

特に妊娠初期でつわりがある場合、脱水にも注意が必要です。下痢とつわりにより体内の水分が不足すると、脱水状態になり、母胎の命に関わる血栓塞栓症等の発症の危険性もあります。

脱水症状を防ぐためには、日に何回かに分けて少量の水分をこまめに摂取すると良いです。
電解質などを含むスポーツドリンクも脱水対策になります。また、下痢しやすい人は消化の良い食べ物を選びましょう。

出血がある場合

腹痛に加え出血がある場合、切迫流産の症状の可能性も考えられます。まずは安静に過ごし、出血が持続する場合は医師に相談しましょう。また、茶色のおりものは血液が混じっている可能性があり、出血と同様に注意が必要です。

妊娠初期は腹痛が起きやすい|不安な症状があるときはすぐに医師に相談を

妊娠初期は子宮の増大や便秘によって腹痛が起きやすい時期です。軽い腹痛の多くは、問題のある痛みではありません。腹痛が起きたら作業などを一時中断し、その日は安静にしましょう。

体を冷やさないようにして、安静にしていれば徐々に良くなっていくことが多いです。ただし、自己判断で鎮痛剤を服用することは危険なので、必ず医師の判断を仰いでください。

また、「痛みが強い」「痛みが強くなっている」「発熱や嘔吐などの症状もある」「出血がある」というときも医師に相談しましょう。注意が必要な腹痛もあるので、不安な症状があるときはすぐに医師に相談してください。

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こちらの記事の監修医師

JR東京総合病院 産婦人科

福田友彦

略歴
日本産婦人科学会認定産婦人科専門医
がん治療認定医

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