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最終更新日:2022年4月17日

ホワイトニングで後悔?メリット・デメリットや種類ごとの値段を紹介

こちらの記事の監修医師
横浜マウスピース矯正歯科
上田 桂子

ホワイトニング後の24時間程度は、歯の表面にある膜(ペリクル)が剥がれてしまうため、一時的に歯が着色しやすくなったり、刺激に弱くなったりすることがあります。

ただし歯科医師・歯科衛生士の指示を正しく守ってさえいれば、危険なものではありません。

ホワイトニングのメリット・デメリットや、種類ごとの値段などについて紹介します。

※この記事の結論

  • ホワイトニング後の24時間は歯の表面が外部の刺激に対して弱くなるが、正しく対応すればトラブルは防げる。
  • ホワイトニングは種類によって効果や料金相場、持続期間が異なる。
  • 自己流のホワイトニングは、歯や歯ぐきにトラブルを引き起こす可能性がある。
目次 非表示

ホワイトニングとは

ホワイトニングとは、黄ばんだ歯を白い歯に導く施術です。

大きく以下のふたつに分けられ、薬剤成分の違いや歯を白くする作用が異なります。

  • 歯科医院で行うホワイトニング
  • セルフホワイトニング(ホワイトニングサロンや市販のホワイトニンググッズを使用するもの)

歯科医院で行うホワイトニングには歯の漂白作用があり、サロンや市販のホワイトニンググッズで行うセルフホワイトニングには歯の漂白作用はありません。

しかし現在では、

  • セルフホワイトニング
  • ホワイトニング歯磨き粉

などの言葉が当たり前のように使われており、「ホワイトニング」の線引きが曖昧になってしまっています。

本来の「ホワイトニング」の意味は漂白作用がある施術を指しているにもかかわらず、実際にはホワイトニングサロンでの施術や、ホワイトニンググッズなどの歯の着色除去だけを行うものに対しても「ホワイトニング」という言葉が使用されています。

セルフホワイトニングは、着色を落として歯本来の自然な白い歯にできますが、元の歯の色より白くはなりません。

誤解を招きやすい名前のため、利用する私たちが違いをしっかり理解しておく必要があります。

ホワイトニングの種類

ホワイトニングの種類は大きくわけると、以下のふたつがあります。

  • 歯科医院で行うもの・・・漂白作用のあるホワイトニング
  • サロンや自宅でホワイトニンググッズを用いて行うもの・・・漂白作用はなく歯の着色除去作用のあるホワイトニング

歯科医院で行うホワイトニング

歯科医院で行うホワイトニングは、歯科医院に通院して施術を受けるものや、歯科医院で自分専用のマウスピース作成後にホワイトニング薬剤を処方してもらい、自宅でホワイトニングする方法があります。

  • オフィスホワイトニング
  • ホームホワイトニング
  • デュアルホワイトニング

上記3つの歯科医院でのホワイトニングは、高濃度の過酸化尿素や過酸化水素入りのホワイトニング薬剤を使用します。歯のエナメル質に浸透して色素を分解する漂白作用があり、歯の色自体が白くなります。

これらは歯科医院で行うホワイトニングのため、一人ひとりの歯の状態や希望に合った最適なホワイトニング方法を、歯科医師や歯科衛生士から提案してもらうことも可能です。

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングは、過酸化水素を含む薬剤と専用のライトを使用して行うホワイトニングです。

漂白作用のある濃度の高いホワイトニング薬剤を使用するため、薬機法という法律により、歯科医師・歯科衛生士の有資格者でなければ施術が行えないようにしっかり定められています。

オフィスホワイトニングは、過酸化水素が歯に浸透して色素を分解し、専用のライトで照射することで色素分解をさらに促進して歯を白くしていきます。

オフィスホワイトニングの効果には即効性があり、早ければたった1回で効果を感じる人もいます。

短期間で効果を得やすいホワイトニングのため、結婚式前の新郎新婦や、イベントに備えてなるべく早く歯を白くしたい方に向いています。

また自分でホワイトニングをマメに続ける自信がないという方や、トラブルが起こるのが心配で有資格者であるプロに任せたいという方にもおすすめのホワイトニング方法です。

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングは、歯科医院で自分専用に作ったマウスピースに、歯科医師に処方してもらったホワイトニング薬剤を入れて歯に装着するホワイトニングです。

厚生労働省の許可を受けた過酸化尿素を含む薬剤を使用し、じっくり時間をかけて歯の内側の黄ばみを白くしていきます。

これはオフィスホワイトニングよりも低濃度の薬剤のため、効果を感じるまでには1~2週間ほど期間がかかり、使用を継続することで少しずつ効果を実感できます。

またホームホワイトニングの大きなメリットは、自宅で自分の好きな時間にホワイトニングができることです。

たとえば休みが不定期でなかなか歯科医院へ通って施術が受けられない人や、自分のペースでホワイトニングをしたい人、さらに子育てや介護などがありひとりで気軽に外出できない人などに向いています。

デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングをどちらも行う方法で、両者のメリットである即効性と長い持続効果を得ることができます。

短期間で歯を白くして、できる限り歯の白さも長持ちさせられるため、歯を白くするために徹底的にやれることをやりたいという人に向いています。

ただし両者のホワイトニングのメリットを得られる代わりに、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの両方の料金がかかるため、支払う金額は高くなります。

サロンや自宅で行うホワイトニング

ホワイトニングサロンで行うホワイトニングや、ホワイトニンググッズには漂白作用はなく、主に歯の着色除去作用のある薬剤が使用されています。

サロンや自宅でホワイトニンググッズを用いて行うホワイトニングには、漂白作用を含む薬剤は使用できないと薬機法により定められています。

そのため、もし歯の色自体を白くしたいと希望する場合は、歯科医院で行う過酸化水素や過酸化尿素が含まれたホワイトニングを受けなければなりません。

サロンのホワイトニング

サロンのホワイトニングでは、主に着色除去作用のある以下の成分が使用されます。

  • 重曹
  • ポリリン酸
  • メタリン酸
  • 炭酸カルシウム
  • メタリン酸 など

これらは着色を落とすことはできても、歯の色自体を白くすることはできません。

効果だけを考えると歯科医院のホワイトニングに軍配が上がりますが、ホワイトニングサロンのメリットは、歯科医院で行うホワイトニングに比べて、比較的安価に利用できるところです。

サロンのホワイトニングは歯の色自体は白くできませんが、費用を抑えたい人や着色による歯の黄ばみを予防したい人、歯科医院で施術したホワイトニングの効果を長持ちさせたい人には向いています。

市販のホワイトニンググッズでのホワイトニング

市販のホワイトニンググッズは、ドラッグストアや通販サイトなどでも購入できるため、手軽に日々のケアに取り入れられます。

しかし、ホワイトニンググッズはホワイトニングサロンと同じように、着色除去作用はありますが、歯の色自体を漂白する作用はありません。

主なホワイトニンググッズには、いかのような多様な種類があります。

  • ホワイトニング歯磨き粉
  • ホワイトニングパウダー
  • 歯の消しゴム
  • ホワイトニングシート など

料金はホワイトニングサロンよりさらに安価で、安いものだと数百円で買えるものもあります。なるべく費用をかけずに、ひとまず自宅で手軽に着色対策をしたいという方に向いています。

ホワイトニングの料金相場

ホワイトニングには手軽な料金で利用できるセルフホワイトニングや、歯本来の色を白くする歯科医院でのホワイトニングなどがあり、ホワイトニングの種類や歯科医院によって料金相場は大きく変わります。

ホワイトニングの種類料金相場
オフィスホワイトニング10,000~70,000円
ホームホワイトニング25,000~50,000円
デュアルホワイトニング50,000~80,000円
サロンのホワイトニング2,000~5,000円※
ホワイトニンググッズでのホワイトニング400~3,000円※

※漂白作用なし。着色除去作用のみ。

歯科医院で行うホワイトニングは自費診療のため料金相場の幅が広く、自分に合った継続しやすい料金設定の歯科医院を選ぶことが大切です。

特にオフィスホワイトニングの料金相場の幅は6万円と非常に広く、ホワイトニングの施術を受ける歯科医院によって支払う料金が大きく変わります。

もし少しでも費用を抑えてホワイトニングを受けたいという人は、ホワイトニングのキャンペーンを設けているところや、継続してホワイトニングを受けると割引が受けられる歯科医院を探してみると良いでしょう。

新規開業や期間限定のキャンペーンなども上手く活用することで、お得にホワイトニングの施術を受けられます。

ホワイトニングにかかる回数・期間

ホワイトニングにかかる回数・期間は、ホワイトニングの種類や、自分がどの程度まで歯を白くしたいかによっても異なります。

ホワイトニングの種類回数期間
オフィスホワイトニング1~5回1~2ヶ月
ホームホワイトニング14~42回2週間~3ヶ月
デュアルホワイトニングオフィス:1~5回ホーム:14~42回2~5ヶ月
サロンのホワイトニング3~5回※3週間~1ヶ月※
ホワイトニンググッズでのホワイトニング使用するグッズによって異なる※使用するグッズによって異なる※

※漂白作用なし。着色除去作用のみ。

ホワイトニングで歯を白くするためにかかる回数や期間は個人差がありますが、まずは上記の表を目安にしてみてください。

もし上記の回数を超えてもあまり効果が感じられてない場合は、ホワイトニングの方法を変えてみたり、デュアルホワイトニングを検討したりしてみるのもひとつの手です。

ホワイトニングの持続期間

ホワイトニングの持続期間は、ホワイトニングの種類によって異なります。どのホワイトニングを行っても最大で2年程度の持続期間で、永久的な効果は得られません。

ホワイトニングの種類持続期間の目安
オフィスホワイトニング3~6ヶ月
ホームホワイトニング6ヶ月~1年
デュアルホワイトニング1~2年
サロンのホワイトニング2~3週間※
ホワイトニンググッズでのホワイトニング使用するグッズによって異なる※

※漂白作用なし。着色除去作用のみ。

オフィスホワイトニングは即効性がある反面、持続期間が3~6ヶ月と短いことが特徴です。

反対にホームホワイトニングは白さを実感するまでに時間はかかりますが、持続期間は6ヶ月~1年とオフィスホワイトニングの約2倍長持ちします。

また最大限の持続期間を得たい場合は、持続期間が1~2年のデュアルホワイトニングもおすすめです。

ただしどのホワイトニングを選んだとしても、メリット・デメリットはあります。そのため、ご自身の希望に合ったホワイトニング方法がどれなのかを事前にしっかり厳選しておきましょう。

ホワイトニングのメリット

ホワイトニングは見た目や、自分の心のあり方が良い方向に変化するなどの、以下のようなうれしいメリットがあります。

  • 好印象を与えられる
  • 歯の黄ばみによる口元のコンプレックスを解消できる
  • 肌がきれいに見えて若々しい印象になる

好印象を与えられる

ホワイトニングをして口元が明るくなるだけで、清潔感や知的な雰囲気を演出できて、相手に好印象を与えられます。

たとえば、面接や就職などの場面では第一印象がとても大切です。第一印象は、会って3~5秒で決まると言われており、ホワイトニングにより口元が明るくなることで相手に与える印象がプラスに働きやすくなります。

歯の黄ばみによる口元のコンプレックスを解消できる

ホワイトニングで歯の黄ばみを改善することで、コンプレックスを解消できます。

もし歯の黄ばみがコンプレックスになっていた場合、歯が白くなることで今まで隠していた口元を気にせず思いっきり笑えるようになります。そうすると、自然と笑顔が増えて明るい印象も与えられます。

肌がきれいに見えて若々しい印象になる

歯がくすんでいると顔全体もくすんだ印象に見えてしまいますが、ホワイトニングで口元が明るくなれば、肌の血色が良く見えて、若々しい印象を与えられます。

歯が白くきれいになって肌もきれいに見えるようになればモチベーションも上がり、さらに美容に力が入って総合的なきれいも導けます。

ホワイトニングのデメリット

ホワイトニングの種類によっては知覚過敏が出たり、歯に色ムラが出たりするなどの、以下のようなデメリットがあります。ホワイトニングをする際には注意が必要です。

  • 知覚過敏や痛みが出る可能性がある
  • ホワイトニングの種類によっては食事制限がある
  • 歯に色ムラができることがある

知覚過敏や痛みが出る可能性がある

ホワイトニング後はペリクルが剥がれているため、12~24時間は外部からの刺激を受けやすく、知覚過敏や痛みが出る可能性があります。

歯がしみるなどの不快症状が出るため「歯が弱くなってしまったのでは?」と感じる人もいますが、実際には歯が弱くなったのではなく一時的な症状です。ペリクルが再生されればほとんどの場合、症状も落ち着きます。

また、ホワイトニング薬剤のなかには知覚過敏が出にくい種類(ポリリン酸ホワイトニング)もあるため、知覚過敏や痛みが心配だという方は検討してみるのも良いでしょう。

ホワイトニングの種類によっては食事制限がある

過酸化水素を含む薬剤を使用するオフィスホワイトニングでは、施術後に食事制限があります。およそ12~24時間は、着色しやすい飲食物やタバコなどの嗜好品を控える必要があります。

またオフィスホワイトニングで使用する薬剤の種類(ポリリン酸ホワイトニング)によっては、ホワイトニング後の食事制限がない場合もあります。

歯に色ムラができることがある

市販のホワイトニング薬剤を自己流で使用すると、適切なホワイトニング薬剤の量が分からなかったり、均等に薬剤を塗布できなかったりして、歯の表面に色ムラができやすくなります。

また歯の状態によっては白くならない場合もあり、ホワイトニングが適用外になる可能性も考えられます。ホワイトニングで後悔しないためにもご自身だけで判断せず、歯科医院で相談しておきましょう。

ホワイトニングの効果が出にくい人

ホワイトニングを受ければすべての人が必ず歯が白くなるわけではなく、以下のような歯の状態の人は、ホワイトニングの効果を感じにくい場合もあります。

  • テトラサイクリン歯がある人
  • 頑固な歯石沈着や着色がある人
  • ホワイトスポットがある人

またホワイトニングを行っても十分な効果を得られない場合は、詰め物や被せ物を入れることで歯を白くする方法を検討することもあります。

テトラサイクリン歯がある人

テトラサイクリン歯がある人は、ホワイトニングで多少は効果が出る可能性はありますが、完全に歯を白くすることは極めて困難です。

テトラサイクリン歯とは、テトラサイクリン系の抗生物質を歯が作られる時期に大量に服用したことが原因となり、黄色や黒に近い色、縞模様などに変化してしまった歯のことを指します。

軽度のテトラサイクリン歯であれば効果が出る可能性はあるものの、完全に歯を白く改善するには、白い被せ物や詰め物をする必要があります。

頑固な歯石沈着や着色がある人

歯の表面に頑固な着色や歯石があると、ホワイトニング薬剤が歯に浸透しにくくなり、思うような効果が得られないことがあります。

そのためホワイトニング効果を最大限得るためには、ホワイトニングを受ける前にクリーニングを受けて歯の表面をきれいにしておく必要があります。

もしホワイトニングを検討していて多量の歯石や頑固な着色がある人は、先に歯科医院でクリーニングを受けておくことで最大限の効果を得られます。

ホワイトスポットがある人

歯の表面に白濁したまだらの白い斑点や縞模様ができるホワイトスポットは、ホワイトニングをしても消えません。

ホワイトスポットには、

  • 歯の表面が溶け出した初期虫歯が原因のもの
  • 歯の表面のエナメル質が正常に形成されない病気が原因のもの

があります。

ホワイトスポットとの色の差を近くして、目立ちにくくすることは可能ですが、ホワイトスポットを改善するためにホワイトニングを行う場合は、効果を感じにくい場合があります。

ホワイトニングを受けられない歯や人

ホワイトニングをしてもまったく効果が出ない歯や、命の危険性がある人、強い痛みが出てしまう可能性のある人はホワイトニングを受けることができません。

ホワイトニングを受けられない歯や、受けられない人は、以下の通りです。

  • 無カタラーゼ症の人
  • 妊婦・授乳中の女性
  • 虫歯・重度の歯周病がある人
  • 神経が死んでしまった歯

ただし虫歯・歯周病の場合は、治療が一段落つけばホワイトニングの施術を受けることが可能です。

無カタラーゼ症の人

無カタラーゼ症の人は過酸化水素を体内で分解できないため、ホワイトニングが絶対的禁忌症とされています。

もし誤って飲み込んでしまえば、有害物質として体内に蓄積されて、進行性口腔壊死といった疾患を招いてしまう危険性があります。

妊婦・授乳中の女性

オフィスホワイトニングが妊婦・授乳中の女性に与える影響については、厳密には分かっていませんが、100%の安全性が証明されていないためホワイトニングは行えません。

ただし過酸化物を含む薬剤のホワイトニングはできませんが、歯科医院の歯のクリーニングで着色を除去して自然な歯の白さには導けます。

虫歯・重度の歯周病がある人

虫歯・重度の歯周病がある状態だと、施術時に著しい痛みや知覚過敏などの不快症状が生じる可能性があるため、ホワイトニングは行えません。

虫歯で歯に穴が開いた部分や、重度の歯周病で下がった歯の根元部分がホワイトニング薬剤で知覚過敏を起こす可能性があるからです。

そのためホワイトニングは一旦後回しにして、虫歯・歯周病治療を優先させることがあります。治療がひと段落したあとにホワイトニングを行います。

神経が死んでしまった歯

神経が死んでしまっている歯は、残念ながら通常のホワイトニングでは効果を得られません。

もし神経が死んだ歯も白くしたいのであれば、以下の方法で歯を白くすることができます。

  • 白い被せ物を入れる
  • ウォーキングブリーチをする・・・神経の死んだ歯の内側(歯の神経があった場所)にホワイトニング薬剤を入れる方法

また被せ物が入っている歯にかんしても、被せ物の上からホワイトニング薬剤を塗布しても効果は得られません。

ホワイトニングで後悔しないための心がけ

ホワイトニングで後悔せず最大限の効果を得るために、施術前と施術後にご自身でできることがあります。

ホワイトニングで後悔しないために心がけるべきことは、以下の通りです。

  • ホワイトニング後の注意事項を守る
  • 自己流でホワイトニングをしない
  • 治療が必要な歯は施術前に治しておく
  • 定期健診やタッチアップを受ける
  • 食後のうがいを常に心がける

ホワイトニング後の注意事項を守る

ホワイトニング後24時間程度は、飲食物や嗜好品に気をつけることで、きれいになった白い歯をより長くキープできます。

またペリクルが再生されるまでは、外部からの刺激に対して弱くなっているため、「酸」の強い飲食物も控えておく必要があります。

たとえば気をつける飲食物・嗜好品であれば、

  • コーヒー
  • 紅茶
  • カレー

などの色素の濃いものを避け、タバコなどの嗜好品も控えましょう。

また酸の強い飲食物はペリクルを剥がしてしまい、直接歯に刺激を与えてしまって痛みの原因になる可能性があるため、

  • レモン
  • オレンジ
  • ドレッシング(酢・柑橘系のもの)
  • 栄養ドリンク(ビタミンC配合もの)
  • 炭酸飲料

などの柑橘系の飲食物や炭酸飲料は控えておくと良いでしょう。

着色がしにくい食べ物は、

  • グラタン
  • シチュー
  • 牛乳

などの透明、もしくは白い色の飲食物です。

自己流でホワイトニングをしない

自己流でホワイトニングをすると、歯に大きなダメージを与えてしまうことがあります。

たとえば、海外の20%以上の過酸化尿素を含む高濃度のホームホワイトニング薬剤を自分で購入し、自己流で使用することで知覚過敏や痛みが出るなどのトラブルが起きる可能性があります。

さらに誤ったホワイトニング薬剤の使用量や装着時間でホワイトニングをすることで、歯ぐきに痛みや炎症が出ることもあります。

ホワイトニング薬剤は漂白成分の濃度が高い方がいいと考えている人も多いかもしれませんが、濃度が高くなるほど歯が染みたり痛んだりするなどの不快症状が出やすくなります。

低濃度のホワイトニング薬剤でも、期間をかければ歯は白くなります。自己判断により通販サイトなどでホワイトニング薬剤を購入し、自己流の誤ったやり方で使用して、後悔してしまうことがないように気を付けましょう。

治療が必要な歯は施術前に治しておく

大きな虫歯や重度の歯周病があると、ホワイトニングの際に不快症状が出る可能性があるため、施術前に治療が必要な歯は治しておくべきです。

治療の必要な歯があるにもかかわらず、無視してホワイトニングを行えば、必要以上の知覚過敏や痛みを生じてしまう可能性があります。

さらには虫歯や歯周病があると、ホワイトニングは後回しになることもあります。急いでホワイトニングを受けたくても治療が優先となりホワイトニングを受けられず、一向に歯は白くなりません。

ホワイトニングの施術を短期間で効率よく受けて理想の歯の白さにしていくためにも、気になる虫歯や口の中にトラブルがある場合は早めに歯科医院を受診し、治療を進めておきましょう。

定期健診やタッチアップを受ける

ホワイトニングで後悔しないためには、定期的なホワイトニング(タッチアップ)や、頑固な着色が起こる前の定期健診を受けておくことが重要です。

ホワイトニングによる効果は、どれも永久的なものではありません。そのため、ホワイトニングを行って歯が希望の白さになったら、ホワイトニングの持続期間が切れる時期に合わせて、3~6ヶ月に1度程度のタッチアップを受けることで、歯の色が後戻りしないように対策ができます。

さらに定期検診でクリーニングを行うことも、白い歯をできる限り長くキープするための秘訣です。

どんなに対策をしていてもどうしても飲食物などにより再着色はしてしまうため、定期健診のクリーニングで溜まってしまった着色汚れを落として定期的にリセットしておけば、後戻りが予防できます。

また、定期検診では歯科医師による虫歯や歯周病の確認をしてもらえるため、ホワイトニングのために受診した定期検診がきっかけで、虫歯や歯周病の早期発見につながることもあります。

食後のうがいを常に心がける

色素の濃い飲食物や、タバコなどの嗜好品による色素が歯に取り込まれて頑固な着色になる前に、こまめな食後のうがいを心がけることで、ホワイトニング後の後戻りで後悔しないための対策が行えます。

歯の着色がで起きる原因は、飲食物などの色素が歯の表面にあるペリクルに取り込まれて定着してしまうことです。歯磨きをするよりも効果は低いですが、色の濃い食べ物や飲み物を食べたあとにできるだけ早めに水でうがいをすることで、着色が歯の表面に定着するのを予防できます。

食後にうがいをするだけの簡単な対策でもあるため、歯の白さをキープするために普段から心がけておきましょう。

正しいホワイトニングで白くて美しい歯へ

ホワイトニングは薬剤に使われるホワイトニング成分と濃度によって得られる効果が変わります。基本的には歯を白くする効果が高いものほど費用も高くなるため、方法を決める際には、自分のなりたい歯の白さやライフスタイルにはどの方法が適しているかを考慮するといいでしょう。

またホワイトニングを行うときは、歯科医院のホワイトニングの場合は歯科医師・歯科衛生士からの指示、そのほかのホワイトニングの場合は、サロンのスタッフや製品の使用方法をしっかり守るようにして、好印象を与える白くて美しい歯を目指しましょう。

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こちらの記事の監修医師

横浜マウスピース矯正歯科

上田 桂子

2005年 愛知学院大学歯学部 卒
2004~2016年 医療法人スワン会 名古屋/東京院にて勤務
矯正Headドクターとしてインビザラインに取り組み、2013年に日本初ブラックダイヤモンドステータス獲得
2011年~ インビザラインサミット(バルセロナ・マカオ・ローマ・ラスベガス・シンガポールなど)参加
2016年 フリーランスとして独立
2019年 invisalign Global Gallaly SpotLight Caseに選出
現在、矯正診療、セミナー・教育講演を実施
2021年 株式会社k-Crowd設立

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