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最終更新日:2022年4月13日

歯の着色の原因と着色しやすい人の特徴|着色を落とす方法も紹介!

こちらの記事の監修医師
横浜マウスピース矯正歯科
上田 桂子 先生

着色は食習慣や嗜好、歯のトラブルなどによって起こります。

着色の原因やメカニズム、着色しやすい人の特徴を解説し、着色を落とす方法をご紹介します。

※この記事の結論

  • 歯の着色には「内因性」と「外因性」がある。
  • 日ごろの生活習慣やケアの方法によって着色が起こりやすい人がいる。
  • 着色を落とすには市販品のホワイトニンググッズを使用するか、歯科医院のクリーニングやホワイトニングを受ける、歯に被せ物をする方法がある。

歯に着色が起こる原因とメカニズム

着色は食べ物や飲み物などで起こる外因性のものと、加齢や歯の病気から起こる内因性のものがあります。

  • 外因性の着色
  • 内因性の着色

このふたつは、着色が起こるメカニズムも異なります。

外因性の着色

主に食べ物や飲み物の色素、タバコのヤニなどに歯が晒されることで起こる着色や、歯垢による着色です。

歯垢は白色をしていますが、時間が経つと歯垢に含まれる細菌がオレンジや緑、黒などの色素を作り出して、着色を引き起こすことがあります。

外因性の着色は、すべての歯が同じように着色しているのが特徴です。年齢に関係なく起こり、食や喫煙習慣などの嗜好によって、着色のレベルには個人差があります。

歯そのものが全体的に黄ばんだり、歯の表面に黒い汚れのようなものが点状や線状に付着したりします。

メカニズムとしては、歯の表面にあるペリクルという透明の皮膜に色素やヤニが結びつき、歯に定着することで起こります。

内因性の着色

外因性の着色は歯の外側に着いた色素やヤニが原因で起こるのに対して、内因性の着色は歯の内側から変色したものを指します。

メカニズムとしては、以下のような加齢や歯の病気などによって、歯の内側にある象牙質や歯髄が変色することで起こります。

  • 加齢
  • 無髄歯(失活歯)
  • テトラサイクリン歯

歯は外側からエナメル質、象牙質、歯の神経が層になってできています。中でも歯の色に関係しているのは、象牙質です。

象牙質は象牙色をした層で、象牙質の色が濃いと歯の色が濃くなり、反対に白っぽいと歯の色も白くなります。

加齢

身体と同じように、歯にも加齢変化が起こります。エナメル質は薄くなり、象牙質は色が濃く、層が厚くなる性質があるため、加齢とともに内因性の着色を引き起こすことがあります。

無髄歯(失活歯)

進行した虫歯や外傷、噛み合わせや歯ぎしりによる歯への負担によって神経が死ぬことで、歯の神経組織細胞と血液が混ざって黒い硫化鉄が発生します。

無髄歯になると硫化鉄の色素が象牙質に定着するので、歯が茶色や黒色に変色します。

テトラサイクリン

テトラサイクリンは抗生物質のひとつです。風邪薬などに使用されており、歯や骨などの硬い組織の形成期に大量に接種すると副作用をもたらします。

副作用の症状は個人差がありますが、歯の場合は縞模様ができたり、茶色や黒、グレーがかった色味の歯になったりします。

歯に着色しやすい人の特徴

歯に着色しやすい人の特徴は5つです。

  • 色素の濃い食べ物や飲み物が好き
  • タバコを吸う習慣がある
  • 歯磨きが正しくできていない
  • 歯並びが悪いところがある
  • 口呼吸をしている

外因性の着色は、日ごろの生活習慣やケアの方法が原因で起きていることがあります。

特徴に当てはまる方は、生活習慣やケアを見直してみると良いでしょう。

タンニンやポリフェノールが含まれた食べ物や飲み物が好き

色素の素になるタンニンやポリフェノールが含まれた食べ物が好きな方は、着色しやすい傾向があります。

【着色しやすい食べ物】

  • コーヒー
  • お茶
  • 赤ワイン
  • チョコレート
  • ココア
  • バナナ
  • 大豆製品

一見すると色の濃くないバナナや大豆製品にはポリフェノールが含まれるため、着色が起こりやすい食べ物です。

色の濃い食べ物や飲み物を摂取する回数を減らす、摂取したらできるだけ早くうがいや歯磨きをすると、着色が抑えられます。

タバコを吸う習慣がある

タバコに含まれるヤニは、タールやニコチンが含まれています。タールとニコチンは黒く粘着性があり、歯に絡みついて着色を引き起こします。

タバコを吸う量を減らす、タバコを吸ったあとにうがいや歯磨きをすることで、ヤニ汚れの付着を軽減できます。

歯磨きが正しくできていない

歯ブラシで歯の汚れをしっかり落とせていないと、飲食物やタバコの着色汚れや歯垢による外因性の着色が起こります。

歯磨きが雑にならないよう、歯ブラシがしっかり歯に当たっているか鏡で確認しながら磨く、歯科医院で歯磨き指導を受けるなどして、正しく歯磨きができるようにすると良いでしょう。

歯並びが悪いところがある

歯と歯が重なっているところの境目には、着色物質や歯垢が溜まりやすいです。そのため、歯並びが悪いところは特に着色が起きやすいです。

歯が重なっているところはフロスや先の小さなワンタフトブラシを使用して丁寧に磨くなど、汚れが溜まらないようにすると良いでしょう。

可能であれば、矯正をして歯並びを整えると歯磨きがしやすくなります。

口呼吸をしている

口呼吸とは、常に口を開けて呼吸している状態のことです。口呼吸のせいで唾液が揮発して乾いてしまうため、唾液で着色汚れを洗い流す作用が働かず、着色しやすくなります。

歯並びや顎の大きさの影響で難しい場合もありますが、口を意識的に閉じて鼻で呼吸する時間を増やすと良いでしょう。

着色を落とす方法

着色を落とす方法は、大きく分けて3つあります。

  • 着色除去できる市販品を使用する
  • 歯科医院でクリーニングを受ける
  • 歯科医院でホワイトニングを受ける
  • 被せ物をする

着色除去できる市販品を使用する

着色除去できる市販品を使って、着色を落とします。外因性の軽度な着色除去や着色予防に効果的です。

以下のような、着色除去を目的としたさまざまなタイプの市販品があります。

  • ホワイトニング用歯磨き粉
  • 歯の消しゴム
  • ホワイトニングモード搭載の電動歯ブラシ
  • ホワイトニング家電

市販品はトラブル防止のために、身体に優しい成分で構成されています。そのため、効果が出るまでに時間がかかったり、持続時間が短かったりします。

また、歯に染み込んで定着した着色や内因性の着色には、効果が期待できません。

ホワイトニング用歯磨き粉

ポリリン酸ナトリウムなどの歯の汚れを浮き上がらせる成分が配合されており、浮き上がった着色汚れをブラッシングで落として本来の歯の白さに戻します。

研磨剤で歯を削って落とすものもありますが、過度な使用は歯を傷つけてトラブルを引き起こします。使用する場合は注意書きをよく読んで、使用頻度を守りましょう。

歯の消しゴム

消しゴムのように歯を軽く擦って、着色を落とします。ヤニ汚れのような点状の着色をピンポイントで落とすのに向いています。

ただし、落とせるのは軽度なものにかぎります。強く擦ると歯が削れて薄くなってしまうため注意しましょう。

ホワイトニングモード搭載の電動歯ブラシ

電動歯ブラシには、着色除去に特化したホワイトニングモードを搭載したものがあります。計算された動きで、手用歯ブラシよりも効率的に歯の表面にある着色汚れを落とせます。

着色除去効果が高い分、歯にダメージを与える危険もあるため、研磨剤配合の歯磨き粉は併用できないなどの制限があります。使用方法をよく確認してから使いましょう。

ホワイトニング家電

ホワイトニングジェルとジェルの効果を高めるマウスピース型のLEDライトがセットになった、ホワイトニングキットです。

ジェルには歯の表面にある着色やヤニを浮かせて落とす成分が配合されており、上から光を当てることで成分が活性化し、着色除去効果が高まります。

歯科医院でクリーニングを受ける

歯ブラシで落ちにくくなった外因性の着色除去に効果的です。着色汚れの付着状況によりますが、市販のホワイトニング用品とは違って1回で効果があります。

歯科医院のクリーニングでは、歯科医師または歯科衛生士が専門の医療機器を用いて、歯石や歯垢の除去と歯面研磨を行います。

歯がツルツルになるので、新しい着色汚れの付着も予防できます。

歯科医院でホワイトニングを受ける

外因性の着色、加齢と無髄歯による内因性の着色に効果的です。過酸化水素や過酸化尿素が含まれた薬剤で、歯を漂白して着色を落とします。

外因性の着色と加齢による内因性の着色には、歯の表面からアプローチするオフィスホワイトニングやホームホワイトニングが有効です。

無髄歯のような神経が死んで歯の内側から着色した歯には、ウォーキングブリーチが有効です。神経の穴に薬剤を詰めて、内側から歯を漂白します。

被せ物をする

加齢、無髄歯、テトラサイクリンから起こる、すべての内因性の着色を改善できます。

加齢や無髄歯による着色は歯科医院のホワイトニングでも対応できますが、歯の状態によっては思うような効果が得られないことがあります。そのため、選択肢のひとつとして被せ物を検討する場合もあります。

テトラサイクリン歯は軽度なものは歯科医院のホワイトニングで改善できることもありますが、重篤なものは被せ物が必要になります。

被せ物をする場合は歯を削る必要があるので、歯の寿命が短くなるリスクもあるため、よく考えましょう。

歯の着色を落として白い歯を目指そう

歯の着色には、外因性と内因性があります。また、着色しやすい人には一定の条件があります。

自分の生活習慣や嗜好と照らし合わせて、どのように着色をケアするのがベストか考えてみると良いでしょう。

こちらの記事の監修医師

横浜マウスピース矯正歯科

上田 桂子 先生

2005年 愛知学院大学歯学部 卒
2004~2016年 医療法人スワン会 名古屋/東京院にて勤務
矯正Headドクターとしてインビザラインに取り組み、2013年に日本初ブラックダイヤモンドステータス獲得
2011年~ インビザラインサミット(バルセロナ・マカオ・ローマ・ラスベガス・シンガポールなど)参加
2016年 フリーランスとして独立
2019年 invisalign Global Gallaly SpotLight Caseに選出
現在、矯正診療、セミナー・教育講演を実施
2021年 株式会社k-Crowd設立