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最終更新日:2022年5月13日

顎が外れる原因は?対処法や治療方法についても解説

こちらの記事の監修医師
横山歯科医院
横山 知芳

顎が外れる原因は、顎関節症や顎関節脱臼などさまざまです。この記事では、顎が外れる具体的な原因と、その対処法、さらには他の疾患との関係性や受診する診療科などについて解説します。日常生活の中で顎が外れることは誰にでも起こり得ます。自身で外れた顎を戻すことは難しいため、万が一の時に備えてぜひ参考にしてください。 

顎が外れる場合は顎関節症の疑い

顎が外れる場合、その原因として顎関節症が疑われます。顎関節症とは、顎の関節が何かしらの原因によって痛みを感じたり、動きにくくなったりする疾患のことです。顎関節症になると、口を動かす時に顎の関節からカックンといった音が聞こえます。

顎関節症の症状

顎関節症の主な症状としては、顎関節およびその周辺に異常を感じる、食べ物を噛む時にも違和感や痛みを感じることなどが挙げられます。食事中に顎がだるい、口を動かすと痛みを感じる、口を開けたり閉じたりする時に音が聞こえる、口が開けにくいといった場合は、顎関節症の可能性があるでしょう。

人によって症状の範囲は異なり、症状が軽い人もいれば、重くなってしまう人もいるなど個人差が大きい点が特徴です。症状が重いまま放置してしまうと、顎の機能が完全に壊れてしまう可能性もあるため、注意しなければなりません。

なお、顎関節症の症状は、さまざまな副症状を引き起こします。具体的には、以下のようなものが挙げられます。

・頭痛、背中の痛み、肩こり、腰痛など顎以外の部位の痛み

・めまい、耳鳴り、難聴

・充血、目の疲れ

・鼻が詰まった感じ

・歯の痛み、舌の痛み

など

顎関節症の原因

顎関節症の原因としては、さまざまなものが考えられますが、一般的には歯の噛み合わせの異常によるものが多くなっています。また、ストレスや緊張が原因となって顎周辺の筋肉を緊張させ、噛み合わせが悪くなり関節に負担がかかることで顎関節症になることもあります。

そのほかにも、あくびなどで過度に口を開けてしまう、硬いものを噛んでしまうといったことがきっかけとなることもあるなど、原因はさまざまです。

実際に、1つの原因ではなく、複数の原因が絡み合うことで顎関節症が発生することもあります。

あくびも原因に?顎関節脱臼のケース

顎が外れる原因が、顎関節脱臼である可能性もあります。顎関節脱臼とは、口を大きく開いた時に顎の関節が元に戻らなくなり、関節や周囲の組織を傷めてしまう疾患のことです。

日常生活だと、あくびをした時のほか、歯医者で治療をする時に口を大きく開くことなどで、顎の正常な可動域を超えてしまう発症することがあります。

顎関節脱臼になると、喋りにくくなるほか、顔全体が面長に見える、嚥下ができなくなるため口から唾液が垂れてくるといった症状が見られます。

なお、顎関節脱臼は基本的に自力での回復は難しいため、医療機関を受診して治療する必要があります。

顎関節に他の疾患が影響している

他の疾患の症状が顎関節に見られることもあります。例えば、顎と近い歯や鼻、耳のほか、心臓などの疾患が顎関節に影響しているケースもあるため、注意しなければなりません。

中には、他臓器から顎関節にガンが転移するケースもあります。そのため、顎が外れたような感覚があり、症状が長引いている場合は、他の疾患の可能性も考え、医療機関で精密検査を受けることをおすすめします。

顎に痛みがあるときの対処法

顎に痛みがあるときは、まず安静にすることが大切です。また、症状をひどくしないためにも、大きく口を開くようなことは避けてください。具体的なポイントとしては以下のようなものが挙げられます。

・できるだけ噛まなくて済む食事をとる(おかゆ、うどんなど)

・硬い食べ物は避ける(ガム、フランスパンなど)

・大きなあくびをしないようにする

・うつ伏せで寝ない

・頬杖をしない

など

顎が外れた時の直し方

顎が外れた場合、自分で治そうとすることはせず、早めに病院を受診し治療を受けましょう。治療法としては、マウスピースを使った方法や薬物療法、理学療法などが挙げられます。

日本顎関節学会が診療ガイドラインを発表しているため、基本的にはそのガイドラインに沿って治療方法を検討することとなるでしょう。

また、顎関節脱臼であれば、脱臼してから期間が短いほど元に戻しやすいため、1週間以内程度の発症であれば徒手的に整復することもあります。

顎関節症は、時間が経過すると症状も軽減する疾患と考えられているため、手術のような外科的治療を行うケースは多くありません。

治療後顎が元に戻ったとしても、再発の可能性はあるため、しばらくは大きく口を開けるようなことはせず、顎に負担のかからないものを食べるようにしましょう。

病院を受診する場合は何科?

顎が外れた場合、受診する診療科は口腔外科となります。

先ほども触れているように、発症から受診までの期間が短いほど治療は行いやすくなります。

そのため、顎が外れたらできるだけ早く口腔外科を受診してください。

まとめ

まとめとパソコンイメージ

今回は、顎が外れる原因として顎関節症と顎関節脱臼について解説しました。顎が外れる原因は、歯の噛み合わせや大きく口を開けること、ストレスなどさまざまです。外れた顎を自分自身で治すことはせず、必ず病院を受診して治療を受けるようにしましょう。また、他の疾患の症状が顎関節に現れているケースもあるため、顎の痛みや違和感が続く場合は、精密検査も受けてみてください。

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こちらの記事の監修医師

横山歯科医院

横山 知芳

〇病院名 :横山歯科医院
〇医師  :横山 知芳
〇アクセス:神奈川県横浜市戸塚区上倉田町769-16
〇診療科 :歯科
〇経歴:
鶴見大学歯学部卒業
第87期JIADSペリオコース修了
皆川アカデミーインプラントコース修了
国際インプラント学会認定医(DGZI)

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