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最終更新日:2022年3月20日

10~19歳の2人に1人が発症…今日からできる「家庭での花粉症対策」【医師が解説】

こちらの記事の監修医師
京都きづ川病院/きづ川クリニック
米田 真紀子

※画像はイメージです/PIXTA

あたたかくなり、スギ花粉の最盛期を迎えていますが、これからの時期はスギ花粉に加えて黄砂やヒノキ花粉も飛散します。大人でも辛い花粉症……子供の発症を抑えるにはどのような対策が有効でしょうか。医療法人啓信会きづ川クリニックの米田真紀子氏が、「子供の花粉症」の症状と対策について解説します。

0~4歳でも発症…増加している子供の花粉症患者

近年日本では、大人だけでなく子供の花粉症患者も増加しており、近年の統計では5~9歳でだいたい3人に1人、10~19歳で2人に1人の子供が花粉症を発症しているといわれています。

0~4歳でもまったく花粉症がないというわけではなく、全体の3~4%の子供が花粉症を発症しているというデータもあります。統計上も花粉症の有病率は40歳台まで年々増加し続けるため、いつ花粉症を発症してもおかしくありません。

花粉症によるアレルギー症状を改善するために、子供たちにできることはなんでしょうか。

風邪の初期症状と酷似…子供の花粉症の症状

子供とはいえ、花粉症の症状は大人とほとんど同じです。くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの鼻炎症状に加え、人によっては結膜炎も起こして目のかゆみや結膜の充血が起こります。

花粉症の症状と、風邪の初期症状はとてもよく似ていて、ときに両者が合併もするので、初診では見分けがつかないこともしばしばあります。

特に、その前の年までは花粉症を発症していなかった子供の場合は、はじめは風邪のお薬を処方して様子見にしておいて、治りが悪ければアレルギーを疑い耳鼻科の診察を受けてもらったり、抗アレルギー薬を処方したりすることもあります。

さらに、小さな子供は、まだ「かゆい」などの不快感を正確に伝えることができないため、本人の様子から大人が判断する必要があります。熱もないのにずっと鼻水や鼻づまりでつらそう、頻繁に目をこすったり充血があったりする場合などは、一度小児科か耳鼻科、眼科に相談するとよいでしょう。

また、「アレルギーマーチ」という言葉があり、幼少期のアレルギー疾患はお互いにつながりあって発症することもわかっているので、幼少期から食物アレルギーや喘息など、アレルギー疾患を持っていた子供は、花粉症も発症するリスクが高いといえます。

「花粉=アレルゲン」を避ける…親ができる花粉症対策

花粉症は花粉に対するアレルギー反応です。アレルゲンをなるべく避けることが、アレルギー症状の改善だけでなく、将来の他のアレルギー発症リスクを避けることにもつながるといわれているため、なるべく花粉自体が体に付着したり吸いこんだりするリスクを減らす必要があります。

気候もよくなり外遊びの機会が増える季節ですが、公園などで遊ぶ際にはできる限りしっかりマスクをさせること(呼吸困難にならないように注意)、また花粉用の縁のあるメガネやゴーグルを付けると、目や鼻から花粉が入ってくるのを最小限に抑えることができます。

さらにいえば、天気予報の花粉情報をチェックし、花粉の飛散量があまりに多いときには、できる限り屋外遊びを控えることも選択肢のひとつです。

衣類についた花粉を家のなかに持ち込まないようにすることもとても大切です。当然、洗濯物やお布団もこの季節だけは外干しは避けるほうがよいでしょう。

また、着る服の素材についても、たとえばウールのように花粉が線維のなかに入りこんでしまうものはなるべく避け、ウィンドブレーカーのようなさらさらした生地のアウターを着用し、家に入る前にしっかり表面の花粉を払い落とすことや、上着だけでも玄関で脱ぐ、といったことを意識するだけでも、家のなかに入る花粉の量を減らすことができます。ただし、ポリエステル生地は静電気によって花粉を引きつけてしまうこともあるので注意です。

そして、家に帰ったら部屋着に着替えるのもひとつの効果的な方法です。同時に手や顔を洗うことで、皮膚についた花粉を落とすことができます。こうしたことは、コロナ禍の感染対策にもつながるので、ぜひ実践してみてください。

このような対策をしても必ず花粉は家に入ってきてしまいますので、あとはこまめに掃除機をかけて、少しでも花粉の影響を減らす努力をするしかありません。

最近は、花粉対応の空気清浄機の性能も上がっていますし、花粉を吸着するカーテンや、花粉が衣類に付かないようにするスプレーなども販売されていますので、うまく組み合わせて使うのもよいでしょう。

病院で処方する薬には副作用…まずは家庭で対策を

花粉症と診断すれば、アレルギー症状を和らげるお薬を処方します。鼻水、鼻づまり、鼻や目、皮膚のかゆみなどの症状全般に有効です。

ただし、副作用として、眠気や便秘などの症状が出やすいため、なるべくなら上記の対応で、お薬を飲まないでいられるなら、それに越したことはありません。大変だとは思いますが、花粉症かな? と思ったらまずは家庭でできる対策をしてみることをお勧めします。

また、最近はスギ花粉のアレルゲンで作ったお薬を舌下に投与することで、少しずつアレルギーを克服していく治療(アレルゲン免疫療法)が、子供にもできるようになりました。5、6歳以上であれば、本人と相談して考慮してみてもいいかもしれません。

興味がある方は、かかりつけの小児科・耳鼻科で相談してみてください。

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こちらの記事の監修医師

京都きづ川病院/きづ川クリニック

米田 真紀子

日本小児科学会専門医/日本アレルギー学会専門医
1981年生まれ。平成19年滋賀医科大学医学部卒。同年4月より滋賀医科大学付属病院にて初期研修の後、同大学小児科学教室入局。平成23年より済生会滋賀県病院勤務の後、平成27年より京都きづ川病院勤務。
その間、3人の子供に恵まれ、育休・産休を取得しつつ、現在はその経験を生かして、患者とその家族の心に寄り添う診療を心がけている。一般診療から小児救急、新生児領域まで幅広い経験を有する。

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