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すぐにできる熱を下げる方法は?冷やす場所・解熱剤の使い方などを解説【イシャチョク】

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最終更新日:2024年2月2日

すぐにできる熱を下げる方法は?冷やす場所・解熱剤の使い方などを解説

こちらの記事の監修医師
東長崎駅前内科クリニック
吉良 文孝

(画像=stock adobe.com)

急に熱が出た時、どのように対処していますか。「一晩で治したい」などと考えがちですが、症状を悪化させてしまう可能性もあります。解熱剤を飲んでも良いのかどうか悩むこともあるでしょう。この記事では、熱が出た時の正しい対処方法や、解熱剤を使うポイントについて解説します。正しい知識を身に付け、いざという時に慌てることがないようにしましょう。

そもそも「熱は下げるべき」なのか

(画像=stock adobe.com)

熱が出てしまった時、「一晩ですぐに熱を下げたい」と考えてしまうのは当然の反応ですが、症状によっては無理に下げてしまうと逆効果になることもあります。

熱を下げることが逆効果になる場合と、すぐに対処したほうがよいケースについて解説します。

風邪やインフルエンザでは逆効果。一晩で下げようとしてはダメ

風邪やインフルエンザなどの感染症にかかると、熱が上がります。熱が上がるのは、体内に入ってきた菌やウイルスに対応するため、免疫が活発になるからです。無理に熱を下げてしまうと免疫力が落ちてしまい、菌やウイルスが活発になって、治りが遅くなってしまいます。

「どうしても一晩で熱を下げたい」「仕事や家事などをしなければ」と考えてしまうこともあるでしょうが、かえって長引かせてしまいます。すぐに熱を下げるには、できるだけ体を休ませ、睡眠を取り、しっかり水分を補給することが重要です。

熱を下げる対処をしたほうがよいケースとは

熱が出ている状態は、免疫が活発になっているので、我慢ができる範囲であれば、自然に下がるのを待った方が良いでしょう。

ただし、発熱しているとエネルギーを多く使い体力を消耗するだけでなく、だるい・気分が悪い・食欲が落ちるなどの症状が出て、治りが遅くなることもあります。どうしても体がつらい場合は、薬を飲んで下げることも検討しましょう。無理な我慢はせず、必要に応じて薬を飲んでも構いません。

家庭で出来る対処法や、解熱剤を使うポイントは後ほど解説します。

赤ちゃん・幼児の場合は「熱以外の症状」を観察

子どもが熱を出すと慌ててしまうものですが、まずは落ち着いて様子を観察しましょう。熱のほかに、「意識がはっきりしているか」、「顔色が悪くないか」をよく確認してください。特にそのような症状がなければ、一度ゆっくりと体を休ませるようにしましょう。

もし、けいれん・声をかけても反応がない・顔や唇の色が青いなどの状態になったら、すぐに医療機関を受診しましょう。場合によっては救急車を呼ぶことも検討してください。

また、生後3か月以内の赤ちゃんの場合は、重篤な病気の可能性もあります。すみやかに医療機関を受診しましょう。

熱を下げる方法についてのよくある疑問

(画像=stock adobe.com)

熱を下げる方法についてよくある疑問を3つ紹介します。

水枕・氷枕は熱を下げる効果がある?

熱が出た時に水枕や氷枕を使う方は多いですが、実はあまり熱を下げる効果はありません。熱を下げるためには、血管が集中している脇や股関節あたりを冷したほうが効果があります。ただし、おでこを冷やすシートや氷枕を使うとひんやりとして気持ち良く感じられるため、使用すること自体は特に問題ありません。

厚着して汗をかくと熱が下がる?

熱を下げるために厚着をして汗をかこうとする方がいますが、無理に汗をかいても熱は下がりません。むしろ熱が服の中にこもってより熱が上がったり、汗で肌環境が悪くなってあせもの原因となったりします。

一方、熱が出て寒気を感じて震えが止まらないような状態であれば、着こんだり毛布で体を包んだりして体を温めましょう。

お風呂に入って汗をかけば熱が下がる?

以前は、風邪を引いている時や熱が出ている時はお風呂に入らない方が良いとされていました。しかし、現在はそれほど高くない熱であればお風呂に入ることは禁止とされていません。むしろお風呂の蒸気で肌や喉に潤いを与え、新陳代謝を促すことで風邪が治りやすくなると言われています。

ただし、体を疲れさせないよう、長湯は控えましょう。お風呂から出た後は体や髪の毛をきちんと乾かし、湯冷めしないように注意してください。

家庭ですぐにできる熱を下げる方法

(画像=stock adobe.com)

熱が出てすぐに下げたい時に、家庭ですぐに実践できる方法を3つ紹介します。

首まわりやわきの下を冷やす(38℃以上の高熱の場合)

太い血管が通っている首回りやわきの下を冷やすと、体温を下げることができます。熱中症などで一時的に体温が高くなっている時にも効果的です。

温かい飲み物・食べ物で発汗を促す(比較的低い熱の場合)

食べ物や飲み物で体内から温めて、汗をかくことによって熱を下げることも可能です。特に生姜に含まれるショウガオールという成分は体を温めるだけでなく、殺菌作用があり免疫力を高める効果があるためおすすめです。他にも紅茶・ココアなどの飲み物やかぼちゃ・りんごなどの冬に旬を迎える食べ物が体を温められます。

熱を下げる効果が期待できるツボ押し

熱を下げるためにツボを押すのも1つの手です。首の後ろ側にある「風池(ふうち)」というツボは髪の生え際あたりに左右対称の場所にあります。熱や咳の症状を和らげることができると言われているので、風邪の症状が気になり始めた時に押してみましょう。

熱を下げる方法のひとつ、解熱剤の使い方

(画像=stock adobe.com)

熱を下げたい、体を楽にしたい時に使える解熱剤について、必要性やタイミングなどを解説します。

解熱剤の効果と必要性

免疫力を強めることによって出た熱を下げる効果が解熱剤にはあります。熱が下がることで体調は楽になりますが、ウイルスや菌が減ったわけではありません。解熱剤を使うことは、どちらかというと、菌やウイルスに有利に働いてしまいます。そのため、ウイルスや菌による症状の場合は、解熱剤にできるだけ頼らない方が、短い期間で完治する可能性が高くなります。

しかし、先ほど解説した通り、熱があると体力が消耗しやすく、体もつらいものです。解熱剤=逆効果とは一概に言えないため、無理して我慢する必要はありません。

大人は38.5℃。解熱剤を使う目安とタイミング

解熱剤は、高熱で体調が悪くなった場合に使用しましょう。大人の場合は、市販の解熱剤などを、パッケージに表記されている容量・タイミングで服用します。具体的には、38.5℃を超えるようであれば使用を推奨している医師が多いです。

ただし、子どもの場合は熱が高くなりやすく、時には40℃近く熱があっても元気な子もいます。体の状態によって解熱剤を使うタイミングは見極めましょう。

赤ちゃん・幼児の場合は自己判断で使用しない

赤ちゃんや幼児の場合は、体重によって必要な解熱剤の量を調整する必要があります。家族の解熱剤を使いまわすことなどはせず、まず医師の診察を受け、処方された解熱剤のみを与えてください。

解熱剤の種類と特徴

解熱剤はNSAIDsと呼ばれるものと、アセトアミノフェンの大きく2つに分けられます。

NSAIDsは頭痛やのどの痛みも抑えられる

「ロキソプロフェン」「イブプロフェン」「アスピリン」「イソプロピルアンチピリン」などは、まとめて「NSAIDs」と呼ばれています。炎症を引き起こす原因となる物質(プロスタグランジン類)の発生を抑える作用を持っています。

そのため、頭痛やのどの痛み、体の痛みなども一緒に抑えてくれますが、胃に負担がかかりやすいというデメリットもあります。

アセトアミノフェンは子どもにも使える

子どもにも使える解熱剤がアセトアミノフェンです。体温中枢に作用し、熱を下げるはたらきがあります。NSAIDsと違い、炎症を抑える作用は弱いため、主に熱冷ましとして使われます。

胃への負担が比較的少なく、空腹時にも飲めることが特徴です。坐薬も発売されています。

熱が出るのは免疫反応です。無理せず体を休めましょう

(画像=stock adobe.com)

普段熱を出さない人ほど、熱が出た時に驚いてすぐに熱を下げようとしてしまいがちです。しかし、発熱によって免疫力を高めて侵入したウイルスや菌と戦っていますので、なるべく自然に熱が下がるのを待つことをおすすめします。

しかし、体がつらい場合には、無理をしてはいけません。自分で判断がつかない場合や、子どもが急に発熱した場合などは、医療機関を頼ることも忘れないでください。

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こちらの記事の監修医師

東長崎駅前内科クリニック

吉良 文孝

〇病院名 :東長崎駅前内科クリニック
〇医師  :吉良 文孝 先生
〇アクセス:西武池袋線 東長崎駅より徒歩30秒
〇診療科 :内科、胃腸科、内視鏡内科、消化器内科
〇経歴 :東京慈恵会医科大学 医学部医学科卒業。東京警察病院での初期および後期研修終了後、消化器内科に入局。JCHO東京新宿メディカルセンター(旧東京厚生年金病院)消化器内科医長、都内内科クリニックや健診専門クリニック、医師会など様々な医療現場での勤務を経て、平成30年に東長崎駅前内科クリニックを開設。