bool(false)
過敏性腸症候群(IBS)【イシャチョク】

予約なしのオンライン診療

  • 一般会員
  • 医師会員
  • 法人会員

イシャチョク

一般
会員
医師
会員
法人
会員

最終更新日:2021年10月5日

かびんせいちょうしょうこうぐん(あいびーえす)過敏性腸症候群(IBS)

こちらの記事の監修医師
すずきこどもクリニック
鈴木 幹啓

過敏性腸症候群(IBS)

まとめ

過敏性腸症候群は大腸に腫瘍や炎症などの発症原因となる疾患を発症していない状態で、お腹の調子が悪い消化管機能障害のみられる疾患である。痛み、便秘、下痢などの症状が数ヵ月以上継続する。主な症状は排便により緩和する腹痛と、下痢や便秘などの便通異常ある。症状悪化の要因はストレスと考えられる。過敏性腸症候群は症状により、「便秘型」「下痢型」、下痢と便秘が同頻度で起こる「混合型」、「分類不能型」に分かれる。重症の場合、通勤電車に乗れないなど日常生活に支障を来すことがある。

この病気の原因

発症原因は明らかではない。小腸や大腸で構成された腸は食物の消化・吸収機能以外に、便の排出機能もあるが、排出時に食物のかすを移動させる腸の収縮運動は、ストレスなどの影響により、過剰運動やけいれんを起こし、痛みを感じやすくなる。過敏性腸症候群では特に痛みを感じやすく、腹痛になりやすい。ストレスが原因で大腸の運動機能が障害される、刺激を腹痛として感知する脳の知覚過敏説などのさまざまな説があるが、はっきりした原因は不明である。細菌やウイルスが原因の腸炎を発症し、回復した後に過敏性腸症候群になることが多い。

主な症状

腹痛、腹部不快感、便秘や下痢などの便通異常が主症状で、ストレスで悪化することが多い。便秘が続く、下痢しやすいなど、さまざまな症状がみられ、排便回数と便の形状から「便秘型」「下痢型」「混合型」「分類不能型」に分かれ、症状も異なる。便秘型ではストレスにより便秘が悪化し、下痢型では緊張により下痢が起こる。混合型では下痢や便秘を繰り返し、便の状態が変動する。過敏性腸症候群では胃痛や胃もたれ、胸やけや胃食道逆流症の合併が多い。

検査/診断の方法

国際的な基準により診断する。過去3ヵ月以内で1ヵ月につき3日以上の腹痛がある、お腹の不快感が繰り返し起こる、それらの症状は排便により緩和する、症状により排便回数が増減し、便の形状が変化する、などが診断基準となる。また、大腸がんなどの悪性腫瘍や、炎症性腸疾患と鑑別する必要がある。大腸内視鏡検査、大腸造影検査、血液検査、尿検査、便検査などを行うほか、必要により腹部超音波検査、腹部CT検査にて甲状腺機能異常、糖尿病による障害、寄生虫の有無を調べ、診断する。

主な治療方法

治療上、生活習慣の改善が重要である。暴飲暴食、深夜の食事、脂肪分の多い食事を避け、規則的な食事を1日3食摂る。刺激物やアルコールを控え、ストレスを溜めすぎないよう睡眠をとり休養し、適度な運動や趣味などでリフレッシュすることが大切である。必要に応じ、腸活動の調整薬、ビフィズス菌や乳酸菌などの腸運動の促進薬や漢方で治療することがある。下痢型には腸運動の改善薬や下痢止め、便秘型には便を柔らかくする薬や補助的に下剤にて治療することがある。過敏性腸症候群の原因の1つに食物アレルギーの可能性があり、その際は抗アレルギー薬にて治療する。心理的な不安が強い場合は抗うつ薬や抗不安薬により治療する。患者の状態に合わせ複数の薬を組み合わせ、内服治療を行う。

治療後に注意すべき点/予防対策

過敏性腸症候群を予防できた研究例はなく、過敏性腸症候群を発症しやすい要因を避ける対策を行う。ストレスを溜めすぎない、暴飲暴食を避け、脂肪の多い食事ではなく、野菜や乳酸菌を適度に摂取し、バランスのよい食事を摂る。しっかりと睡眠や休養をとり、規則正しい生活習慣を行えば予防も可能である。飲酒以外のリフレッシュ方法に取り組むなども予防効果がある。

こちらの記事の監修医師

すずきこどもクリニック

鈴木 幹啓

【経歴】自治医科大学卒業
三重大学小児科入局
三重県立総合医療センター(小児一般病棟、新生児集中治療室、小児救急を担当)
国立病院機構三重中央医療センター(新生児集中治療室を担当)
国立病院機構三重病院 (小児急性期病棟、アレルギー・糖尿病・腎臓病慢性期病棟、重症心身障害児病棟を担当)
山田赤十字病院(小児一般病棟、新生児集中治療室、小児救急を担当)
紀南病院(小児科医長)
平成22年5月、新宮市に「すずきこどもクリニック」を開院
2020年10月、株式会社オンラインドクター.comを設立。CEOに就任

治療に適した診療科目

内科 消化器内科 胃腸内科 消化器外科 胃腸外科 精神科 心療内科

内科、消化器内科、胃腸内科、消化器外科、胃腸外科、精神科、心療内科のおすすめクリニック