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大腸ポリープ【イシャチョク】

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最終更新日:2021年10月2日

だいちょうぽりーぷ大腸ポリープ

大腸ポリープ

まとめ

大腸の表面の粘膜が盛り上がってできた球状のこぶを大腸ポリープという。腫瘍性ポリープと非腫瘍性ポリープに大別され、さらに腫瘍性ポリープは腺腫とがん、非腫瘍性ポリープは過形成性ポリープ、過誤腫性ポリープ、炎症性ポリープに分類される。これらのうち、よく見られるのは腺腫と過形成性ポリープで、腺腫は良性でも成長すると大腸がんになる可能性がある。大腸がんの発生過程は、腺腫が悪性化するものと、最初からがんとして発生するものがあると考えられている。

この病気の原因

ポリープ発生の主な原因は遺伝子異常と考えられる。発症リスクを高める要因は、加齢(50歳以上)、家族歴(家族内に大腸がんの発症者がいる)、肉や高カロリーな食事の摂取、肥満、飲酒過多、喫煙などであり、これらの要因に加え特定の遺伝子が変化してポリープが出現し、がんに成長するとされる。家族内で頻発するポリープに、家族性腺腫性ポリポーシスがある。これは大腸に数百から数万の無数のポリープができる疾患であり、遺伝により発症する。10歳頃からポリープがみられ、20歳頃に診断される症例が多い。加齢に伴いがん化する確率が高く、放置するとほぼ100%大腸がんを発症するとされる。

主な症状

ポリープが小さい初期段階ではほとんど自覚症状がない。ポリープが大きく成長したり、肛門の近くに発生すると、出血、血便や粘液の混じる便が出るなどの症状がみられることがある。まれにポリープが大腸の出口付近を塞いでいると腸閉塞を起こしたり、ポリープが肛門から飛び出ることがある。また、腹痛や下痢、お腹の張り、便が出にくいなどの症状が現れるが、これらは大腸がんと似た症状であり、既にがん化していることも考えられる。

検査/診断の方法

便潜血検査、大腸内視鏡検査(大腸カメラ)、注腸エックス線検査にて診断する。便潜血検査は、便に血液が混じっているかを調べ、自覚症状のないポリープの診断に役立つ。2日間の便のうち1日でも陽性であれば、詳しく調べるため内視鏡検査を行う。肛門からカメラのついた管を入れ、モニターを通じて直接粘膜の状態を確認できる。ポリープの大きさ、色や表面の構造などを正確に把握できるだけでなく、ポリープも切除できるので有用である。がんを疑う場合は、採取した組織を顕微鏡で観察する生検を行う。注腸エックス線検査は、大腸に造影剤を入れエックス線撮影を行い、大腸の大きさや太さ、粘膜の様子から全体像をみることができる。

主な治療方法

ある程度の大きさの腫瘍を切除する場合、肛門から内視鏡を入れてポリープを切除することが多い。ポリープの形や大きさにより切除法が異なる。ポリープに茎があるものは、茎の部分にスネアという金属輪をかけ、電流を流して切除するポリペクトミーという治療を行う。一方、茎がなく粘膜に対し平らに発生したポリープは、粘膜に薬剤を注入しポリープを持ち上げ、スネアをかけて切除する。また病変が大きい場合は、薬剤でポリープのある箇所の粘膜を持ち上げ、周辺組織を切開し、専用の電気メスで病変を剥がすESDという治療を行う。多くは内視鏡手術でポリープを切除できるが、進行度合や患者の既往歴などにより、開腹手術を行うこともある。非腫瘍性のポリープは、成長した場合に内視鏡手術にて切除する。

治療後に注意すべき点/予防対策

大腸ポリープは遺伝的な要因で生じると考えられるため、予防は難しい。食生活の欧米化により大腸がんや大腸ポリープが増加しているので、脂肪分の多い食物の取り過ぎに注意し、栄養バランスのよい食生活を続けることが大切である。腫瘍性のポリープはがん化する可能性が高く、早期発見が重要である。40歳を過ぎたら年に1回の大腸内視鏡検査の受診が推奨される。

治療に適した診療科目

内科 消化器内科 胃腸内科 腫瘍内科 がん内科 外科 消化器外科 胃腸外科 腫瘍外科

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