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最終更新日:2021年10月6日

つうふう痛風

痛風

まとめ

痛風は体内の尿酸値が過剰になり、関節に蓄積され結晶化して炎症を引き起こし、腫れや痛みの症状がみられる疾患である。患部に風が吹きつけるだけで激痛があるため、痛風という疾患名が付けられたとされる。プリン体が体内で分解されて生成される物質が尿酸であるが、血液中の尿酸値が高値となり、7.0mg/dL以上になると高尿酸血症と診断される。この状態が長期間続くと関節内で尿酸が結晶化し、白血球が処理する際に炎症を引き起こす。医療の進歩により、痛風治療薬が開発され、正しい治療を行えばこれまで通りの健康な生活を送ることができる。しかし、放置すると、関節の激しい痛みが繰り返し起こり、体の至る所に結節ができたり、腎臓に悪影響を与えてしまう。

この病気の原因

痛風は20歳以上の男性に多く発症し、発症原因はプリン体の過剰摂取、過剰生成や排泄不全とされる。不要なプリン体は通常は分解され尿酸となり、尿とともに排泄されるが、プリン体が過剰生成され、十分に排泄できないと体内の尿酸量が増加し、結晶化して関節に蓄積すると痛風となる。プリン体を多く含む肉やビールの摂り過ぎが発症要因の一つである。また、暴飲暴食、肥満、激しい運動も発症原因となる。降圧利尿薬が原因となる場合がある。血清尿酸値が高値であると痛風の発症リスクが高くなるのみならず、肥満、高脂血症、高血圧症、糖尿病などを発症し、動脈硬化により心血管障害や脳血管障害が引き起こすことがある。

主な症状

足の親指の付け根に激しい痛みがみられる。痛風の痛みは、風が吹いても痛いほど耐え難く、足の甲、足関節、膝関節、手関節、肩関節などが痛むことも多い。ただし、痛みは発作的に生じ、しばらくすると治まる特徴がある。痛みの発作(痛風発作)と鎮静を繰り返すと関節の腫れが悪化して、腎臓に尿酸の結晶が溜まり腎機能が低下して排泄が正常に行えない痛風腎や、腎臓や尿管に結石が溜まり腰や背中に激痛が走る腎臓結石・尿管結石などの疾患を併発することもある。

検査/診断の方法

足の親指の付け根の痛みなど、痛風に特徴的な症状を確認する。また、痛風の前段階である高尿酸血症(血液中の尿酸値が異常高値を示す疾患)の有無も診断基準となる。痛風発作があるときは血液中の尿酸値は低値であることが多いため、関節液の採取により尿酸塩結晶の有無を調べる検査を行うことがある。この検査は、偽痛風(痛風と同様の症状がみられるが、原因はピロリン酸カルシウムの結晶によるもの)や外反母趾などの疾患との鑑別に重要である。

主な治療方法

痛風発作による痛みや炎症が強いときは、非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAID)で抑え、NSAIDの投与不可の場合はステロイドなどで治療する。発作の鎮静後に、尿酸値を下げるための薬物治療と生活習慣の改善を行う。発作がない場合は尿酸値を下げる薬物治療から開始する。薬物治療には尿酸生成を抑える薬と、尿酸排泄を促す薬があり、症状に合わせて選択する。発作を繰り返すたび発作の予兆を感じる時にはコルヒチン薬で発作を予防することもある。生活習慣の改善として、食べ過ぎに注意しプリン体を多く含む肉や魚の内臓や干物、エビやアルコールの摂取を控える。また、水分を充分に摂取する。激しい運動は尿酸値上昇の原因となるため、負荷の低い歩行などの運動を行う。

治療後に注意すべき点/予防対策

生活習慣の改善が痛風の予防となる。栄養バランスの良い食生活や適度な運動を心がける。また、痛風の原因にもなる血清尿酸値が高い人は、通常の人と比べ心血管障害や脳血管障害の発症リスクが高いため、生活習慣に気を配ることが大切である。

治療に適した診療科目

内科 内分泌内科 代謝内科 整形外科 リウマチ科

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