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最終更新日:2021年10月5日

ぼうこうえん膀胱炎

こちらの記事の監修医師
すずきこどもクリニック
鈴木 幹啓

膀胱炎

まとめ

膀胱は柔らかく伸縮性のある粘膜が伸縮し、尿を溜める役割がある。この膀胱が炎症を起こした状態が膀胱炎である。発症原因は大腸や直腸などに潜む腸内細菌などが尿道から侵入し、膀胱で増殖して発症することが多い。その他、一部の抗アレルギー薬や抗がん剤などの薬剤の影響、放射線治療の副作用など、様々な原因で発症する。疲労蓄積により免疫力が低下すると、膀胱の中の細菌量が増加しやすく、膀胱炎を発症しやすい。女性は男性よりも尿道の出口から膀胱までの距離が短く、細菌が膀胱に到達しやすくなり、膀胱炎を発症しやすい。

この病気の原因

肛門の周囲、性器とその周辺に潜む大腸菌が尿道から膀胱に侵入し発症することが多い。疲労やストレスが溜まり、抵抗力が低下していると発症しやすい。尿を多く溜めるほど膀胱機能が低下するため、長時間トイレを我慢すると発症リスクが高まる。女性は月経時に長時間生理用品を交換していないと発症しやすい。さらに、女性は尿道と肛門・性器の距離が男性の約4分の1と短く、排便時にも尿道口に細菌が侵入しやすいため、男性より膀胱炎を発症しやすい。閉経後の女性は腟の常在菌が減少し、膀胱炎を繰り返しやすい。尿道から侵入した細菌が腎臓に移動して炎症を起こすと、下腹部や腰に痛みが起こり、腎不全にもつながる腎盂腎炎を起こすことがある。

主な症状

膀胱炎の主症状は、10分前後の短い間隔で起こる頻繁な尿意、排尿の終わり頃の痛み、突然強い尿意を感じる尿意切迫感、目視で確認できる程度の血尿、残尿感などである。白血球や炎症により剥がれた膀胱粘膜が混じり尿の白濁や、臭いがきつくなることがある。1回あたりの尿量の減少もみられる。膀胱炎では発熱はほとんどないが、腰痛や発熱の症状が現われて腎臓の腎孟に炎症が広がると、下腹部の不快感や痛みなどを伴う腎盂腎炎を引き起こすことがある。

検査/診断の方法

問診にて排尿痛や頻尿、残尿を確認する。尿検査にて遠心分離させた尿を顕微鏡で確認し、白血球量の増加を調べることが多い。また、膀胱炎の原因菌(大腸菌、ブドウ状球菌、連鎖球菌など)を特定する尿細菌培養検査、治療効果のある抗生物質を調べる薬剤感受性検査を合わせて行うことが多い。また、ひどい血尿がある場合や、短期間に膀胱炎のような症状を繰り返す場合は、結石、腫瘍、膀胱機能障害などの疾患の可能性があるので、超音波検査などを行うことがある。

主な治療方法

炎症の原因となる大腸菌などを殺菌する抗生剤の内服治療を行う。ほとんどの症例で3日以内、遅くとも1週間以内には症状が治まる。軽症の場合は、自然治癒することも多い。十分な治療効果がみられなければ、抗生剤の種類の変更、漢方薬に切り替える。抗生剤治療はニューキノロン系を投与する場合が多いが、妊婦への投与が禁忌であることが多い。膀胱炎は妊娠可能な年齢層の女性に多く発症するため、治療前に妊娠の可能性について必ず確認する。治療中は温かい飲物などで十分な水分補給を心がけ、通常より排尿の回数を増やし、膀胱で増殖した菌を尿ごと体外へ排出する。治療開始が遅れると腎盂腎炎を起こし、高熱が出ることがあるため注意する。

治療後に注意すべき点/予防対策

膀胱炎の予防には、過度のアルコール摂取を避け、十分な水分補給を行う。膀胱に細菌が増殖しやすくなるので、尿はなるべく我慢しないようにする。排尿・排便後は、前から後ろに拭くと大腸菌などの細菌が尿道に侵入しにくくなる。ダイエット、疲労、病気の発症時は体の免疫力が低下し、膀胱炎になりやすいため注意する。月経の前後は雑菌が繁殖しやすいので、陰部は清潔な状態を保つようにする。便秘がちな人は、便通を改善すると膀胱炎の予防にもなる。

こちらの記事の監修医師

すずきこどもクリニック

鈴木 幹啓

【経歴】自治医科大学卒業
三重大学小児科入局
三重県立総合医療センター(小児一般病棟、新生児集中治療室、小児救急を担当)
国立病院機構三重中央医療センター(新生児集中治療室を担当)
国立病院機構三重病院 (小児急性期病棟、アレルギー・糖尿病・腎臓病慢性期病棟、重症心身障害児病棟を担当)
山田赤十字病院(小児一般病棟、新生児集中治療室、小児救急を担当)
紀南病院(小児科医長)
平成22年5月、新宮市に「すずきこどもクリニック」を開院
2020年10月、株式会社オンラインドクター.comを設立。CEOに就任

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