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帯状疱疹【イシャチョク】

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最終更新日:2021年10月5日

たいじょうほうしん帯状疱疹

こちらの記事の監修医師
すずきこどもクリニック
鈴木 幹啓

帯状疱疹

まとめ

帯状疱疹は、子どもの頃感染した水ぼうそうの原因である水痘・帯状疱疹ウイルスが、疲労・ストレスなどで免疫が低下したときに活動を再開して発症する。通常、体の左右どちらかの神経の流れに沿って、帯状に痛みを伴う赤いブツブツとした発疹や水ぶくれなどが数多く生じる。約3週間で治ることが多いが、ウイルスにより神経が傷つくと発疹が治まっても痛みのみが長期間にわたり続くことがある。その状態を「帯状疱疹後神経痛」と呼ぶ。帯状疱疹の出現箇所によっては、難聴、顔面神経まひ、角膜炎・網膜炎などの合併症を起こすことがある。

この病気の原因

水ぼうそうの原因ウイルスであり、感染力が非常に強い水痘・帯状疱疹ウイルスを原因として発症する。子どもの頃にこのウイルスに初感染すると、2~3週間の潜伏期を経て水ぶくれが全身に広がる水ぼうそうを発症する。約1週間で治まるが、その後もウイルスは脊髄近くの神経節に潜伏して消失することはない。疲労、ストレスなどによる免疫力低下によりウイルスが再び活動を始め、神経を通り皮膚まで到達すると、数日~10日間にわたりピリピリと刺すような痛みが続く。体の左右どちらかの神経に沿って帯状に赤い発疹が生じ、強い痛みのある中央がへこんだ小さな水ぶくれが多く集まり出現する。ウイルスにより神経が傷ついた結果、発疹が治まっても痛みが長期間にわたり続く帯状疱疹後神経痛となることがある。

主な症状

一般的には、胸、腹部、背中、顔、頭部などの左右どちらかにピリピリ・チクチクした神経痛のような痛みが起こった後、ブツブツとした赤みのある発疹と水ぶくれが帯状に生じ、痛みが次第に増す。眠れないほどの痛みで仕事・家事などの日常生活に支障を来すこともある。発熱、リンパ節の腫れ、頭痛などの全身症状がみられることもある。約3週間で水ぶくれなどの症状は治まるが、皮膚に痕が残ることも多い。重症化するとウイルスが全身に広がり、体の広範囲に発疹が現れる。首から上の帯状疱疹は重症化すると難聴、視力障害、顔面神経まひなどを起こすことがある。

検査/診断の方法

問診にて水ぼうそうの既往を確認後、体の左右どちらかに帯のような発疹が現れる症状がみられれば診断となる。帯状疱疹と似た疾患に単純ヘルペス、接触皮膚炎、水疱性類天疱瘡などがあるため、検査にて鑑別診断を行う。鑑別診断の検査には、血液検査、患部を採取して顕微鏡で調べる病理検査、血液中のウイルス抗体を検出する感染症免疫学的検査などがある。血液検査は水ぶくれができる前の、痛み症状のみの初期の帯状疱疹を調べるときにも行われる。

主な治療方法

重症化予防のためできるだけ早期に治療を行う、できれば水ぶくれを伴う赤い発疹の出現後72時間以内の治療開始が望ましい。早期に適切な治療を行えば、発疹消失後に長期ににわたり痛みが続く帯状疱疹後神経痛の発症を予防できる。治療には抗ウイルス薬が用いられ、水痘・帯状疱疹ウイルスの増殖を抑える作用がある。服薬治療が基本だが、重症時は点滴や注射にて治療する。対症療法として鎮痛薬や抗てんかん薬を併用する。目や耳などに合併症を起こした場合、各疾患に応じた治療を行う必要がある。帯状疱疹は免疫低下時に発症することが多いので、安静が重要である。50歳以上は帯状疱疹の予防と重症化を防ぐため、帯状疱疹ワクチン接種が推奨される。

治療後に注意すべき点/予防対策

水ぼうそうの既往がある人は、誰でも帯状疱疹発症の可能性がある。体内に潜む水痘・帯状疱疹ウイルスの活動再開を防ぐため、十分な睡眠をとり、適度な運動を行い、栄養バランスの取れた食事を摂り、入浴などで体をリラックスさせる習慣をつけ、免疫力を保つ日常生活を送るようにする。また、帯状疱疹の治療中はウイルスの再増殖の予防のため、処方薬は最後まで飲み切り、患部を冷やさないようにする。

こちらの記事の監修医師

すずきこどもクリニック

鈴木 幹啓

【経歴】自治医科大学卒業
三重大学小児科入局
三重県立総合医療センター(小児一般病棟、新生児集中治療室、小児救急を担当)
国立病院機構三重中央医療センター(新生児集中治療室を担当)
国立病院機構三重病院 (小児急性期病棟、アレルギー・糖尿病・腎臓病慢性期病棟、重症心身障害児病棟を担当)
山田赤十字病院(小児一般病棟、新生児集中治療室、小児救急を担当)
紀南病院(小児科医長)
平成22年5月、新宮市に「すずきこどもクリニック」を開院
2020年10月、株式会社オンラインドクター.comを設立。CEOに就任

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