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最終更新日:2021年10月2日

きゅうせいいえん急性胃炎

急性胃炎

まとめ

急性胃炎では胃粘膜のただれによる急激な腹痛や胃の不快感、吐き気などの消化器症状がみられる。みぞおちが急にキリキリと痛み、重症では吐血や下血が起こることもある。広範囲なびらんを伴うものは急性胃粘膜病変(AGML)と呼ばれる。食べ過ぎや飲み過ぎ、ストレスなどの生活習慣やアレルギー、ピロリ菌の急性感染、薬の副作用などが発症に関わることが多く、発症原因を避け安静にすると数日で自然治癒する。重症の場合は点滴、経口薬などの薬物治療が必要なこともある。

この病気の原因

生活習慣が発症に関与することが多い。アルコール、コーヒーの多飲、タバコの吸い過ぎ、不規則な生活などで胃が刺激されて発症する。日常生活の心理的なストレス、手術・外傷などの直接的なストレスから胃粘膜が荒れて発症することがある。ピロリ菌の感染、寄生虫、青魚などのアレルギーによる発症も多い。その他、抗炎症・解熱鎮痛薬の非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)、ステロイド薬、抗菌薬の副作用が原因で発症することもある。魚介類に寄生するアニサキスが胃腸壁に留まり発症するアニサキス症により、突発的に腹痛を起こす場合もある。

主な症状

慢性の胃炎ではなく、突然胃炎を発症するのが特徴である。胃の不快感・膨満感、みぞおち部分のキリキリとした痛み、吐気、嘔吐などの消化器症状がある。軽症の場合は1、2日間で治まるが、嘔吐などを伴い長期間継続することもある。アニサキスが原因の場合は食後数時間で発症する。胃粘膜の炎症が大きいと吐血、下血することもある。

検査/診断の方法

内科、消化器内科、胃腸内科などで診断する。腹痛のみられる他疾患(虫垂炎、胃潰瘍、急性膵炎、急性胆のう炎など)と鑑別するため、発症前後の状況や痛み部分を問診・触診にて確認する。必要に応じ上部消化管内視鏡(胃カメラ)検査にて胃粘膜のただれの有無、出血の有無・場所を調べたり、血液検査、超音波検査などで詳しく調べる。またピロリ菌の検査を行うこともある。

主な治療方法

食事を摂らないか、または消化のよい食事に切り替え胃の安静を保つと自然治癒し、比較的早期に回復傾向が見られることが多い。香辛料などの刺激物を避け、胃に負担をかけないよう生活のリズムを整える。再発防止のため、発症原因となるアルコールや薬の摂取を控え、ストレス解消のための休息を取り、日常生活の改善が重要である。ピロリ菌感染の場合は除去療法を行う。嘔吐などで重症の場合は、点滴による栄養補給や胃粘膜の修復薬にて治療する。胃酸抑制薬(プロトンポンプ阻害薬、H2阻害薬)を用いた保存的療法が一般的である。胃痛は他の重篤な疾患が原因の可能性もあるので、痛みが持続するときは早めに医療機関を受診する。

治療後に注意すべき点/予防対策

薬剤の過剰な服用やストレスによる発症が多い。ストレスをためすぎないようにし、規則正しい生活を心がける。コーヒー、アルコール、香辛料の大量摂取を避け、バランスのよい食事を摂ることも大切である。症状があれば自己判断せずに早めに医療機関を受診し、医師の診断により症状に沿った治療を受ける。

治療に適した診療科目

内科 消化器内科 胃腸内科 消化器外科 胃腸外科 腹部外科

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