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最終更新日:2022年7月6日

ういるすせいはいえんウイルス性肺炎

こちらの記事の監修医師
グローバルヘルスケアクリニック
水野 泰孝

ウイルス性肺炎

概要

ウイルス性肺炎とは、ウイルスが原因となって発症する肺炎の総称を指します。 そもそも肺炎とは、微生物に感染することにより、気管支のさらに先にある肺胞という部位が炎症を起こす疾患のことです。肺炎の原因がウィルスである場合にはウイルス性肺炎、原因が細菌である場合には細菌性肺炎と呼びます。ウイルス性肺炎の原因となるウイルスとしては、インフルエンザウイルスやRSウイルス、アデノウイルス、ヒトメタニューモウイルス、免疫抑制状態の患者ではサイトメガロウイルスなども重篤な肺炎を引き起こす可能性があります。 ウイルス性肺炎の発症によって、咳、痰などの呼吸器症状だけではなく発熱、関節痛、筋肉痛、倦怠感などの全身症状を合併する場合もあります。 原因ウイルスに対する効果的な治療薬や抗ウイルス薬が使用できる場合には、ウイルスに応じた治療を行いますが、抗ウイルス薬が存在しないウイルスの場合には、各症状に対する対症療法を行い、酸素濃度を維持するように努めます。 ワクチンによって予防することが可能なウイルスと有効なワクチンが存在しないウイルスがあり、特に後者の場合ではウイルスとの接触を減らすことが唯一の予防方法となります。人混みを避けること、こまめな手洗いなど、基本的な感染対策を行うことが重要です。

原因

ウイルス性肺炎の原因となるウイルスには様々なものが存在し、インフルエンザウイルスやRSウイルス、アデノウイルス、ヒトメタニューモウイルスなどが代表的な原因ウイルスとなります。また、ウイルス性肺炎だけではなく、細菌性の肺炎を合併することもあり、ウイルスと細菌双方に対する治療が必要になるケースも少なくありません。特に自己免疫が低下している高齢者や、免疫抑制薬を使用している方の場合、一般的には問題とならないようなウイルスでも肺炎を発症する可能性があります。高齢者などの場合、一般的な季節性インフルエンザウイルスであっても肺炎を発症し、呼吸機能の低下など重篤になることもあります。

症状

ウイルス性肺炎では、咳や発熱、痰、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感などの症状が出現します。特に呼吸器系に主たる炎症が生じるため、咳や痰などの症状が強く発現することが多いです。乳幼児の場合では、食欲や活気がなくなったり、機嫌が悪くなったりするなど、いつもとかわった様子がみられます。また、ウイルスによっては、皮膚障害や粘膜障害など、呼吸器障害以外の症状が確認される場合もあるため、全身の観察も大切です。

検査・診断

ウイルス性肺炎の診断時には、症状や病歴などの問診を行うとともに、地域の感染症の流行状態なども考慮して疑うことが重要になります。呼吸器症状や血液検査、血中酸素濃度などを確認し、必要に応じてレントゲン検査やCT検査などの画像検査を追加します。原因ウィルスを同定するためには、各種検査キットや抗体検査などを行う必要があり、状況に応じて詳細な検査の追加を検討します。

治療

原因ウィルスを同定することができれば、特定のウイルスに効果を持つ抗ウイルス薬を使用することができます。しかし、全てのウイルスに有効な抗ウイルス薬が存在するわけではなく、各種症状に対する対症療法のみが行われる場合も少なくありません。対症療法としては、解熱薬や鎮痛剤、痰の排出を促進する薬など、症状に応じた治療が検討されます。また、重篤な場合には、必要に応じて酸素療法を使用するなど、血中の酸素濃度が低下しないように治療を行っていきます。

予防/治療後の注意

各ウイルスに対するワクチンを接種することで未然にウイルス感染症を予防するというのはもちろんのこと、ワクチンが存在しないウイルスも存在するため、ウイルスの流行期には、人との接触を減らす、手洗いを行うなど、基本的な感染対策を徹底することがとても重要となります。特に免疫力の低下している方などは、ウイルス性の肺炎を発症するリスクが高くなります。基本的な感染対策を行い、ウイルスとの接触を減らすことが大切です。

こちらの記事の監修医師

グローバルヘルスケアクリニック

水野 泰孝

〇診療科:内科・感染症内科・小児科・アレルギー科・トラベルクリニック

【学歴 】
私立駒場東邦中・高等学校(1982-1988)
昭和大学医学部医学科(1988-1994)
東京慈恵会医科大学大学院医学研究科(熱帯医学専攻)(1998-2003)
長崎大学熱帯医学研究所(1999)
(Diploma in Tropical Medicine)
タイ王国マヒドン大学熱帯医学部(2001)
(Diploma in Tropical Medicine & Hygiene; DTM&H)
バングラデシュ国下痢症疾患研究所(2002)
(Workshop on Emerging and Re-emerging pathogens)
連合王国ロンドン大学公衆衛生・熱帯医学部(2005)
(Travel Medicine Short Course)

【職歴】
東京慈恵会医科大学付属病院 臨床研修医(1994-1996)
東京慈恵会医科大学付属柏病院・第三病院 小児科助教(1996-1998)
東京慈恵会医科大学付属病院 感染制御部 診療医員(2003-2004)
国立国際医療センター(現:国際医療研究センター)国際医療協力局 厚生労働技官(2004-2005)
国立国際医療センター病院 国際疾病センター(現:国際感染症センター)厚生労働技官(2005-2010)
外務省 在ベトナム日本国大使館 一等書記官兼医務官(厚生労働省より出向)(2007-2009)
国際協力機構(JICA)感染症顧問医(2009-2017)
厚生労働省羽田空港検疫所 非常勤医師(2011-2019)
東京医科大学病院 感染制御部・渡航者医療センター 准教授(2010-2018)
東京医科大学病院 感染制御部 部長(2013-2015)
東京医科大学病院 感染症科 診療科長(2013-2015)
東京医科大学病院 国際診療部 部長(2016-2018)
一般病院・診療所 非常勤医師(2017-2019) 東京都(杉並区、新宿区、葛飾区、世田谷区、千代田区、調布市)、神奈川県(横浜市、川崎市)、千葉県(松戸市、流山市)、埼玉県(所沢市、三郷市、蕨市、羽生市、吉川市、上尾市)、栃木県(真岡市)、群馬県(渋川市)、茨城県(古河市)、山形県(庄内町)、岩手県(奥州市)、北海道(旭川市、釧路市、月形町、江差町)、熊本県(天草市)

【役職】
日本感染症学会評議員
日本熱帯医学会評議員
日本化学療法学会評議員
日本渡航医学会評議員
日本臨床寄生虫学会評議員
日本小児科医会国際委員長
国際協力機構海外協力隊派遣前訓練 感染症講師
株式会社 わらべや日洋ホールディングス釧路工場 嘱託産業医
株式会社JM 嘱託産業医
社会福祉法人ちとせ交友会 嘱託医
株式会社 電通 感染症対策アドバイザー
東京都三鷹市 感染症対策アドバイザー
認定資格
日本感染症学会認定感染症専門医・指導医
日本小児科学会認定小児科専門医・指導医
日本アレルギー学会認定アレルギー専門医
日本医師会認定産業医
日本感染症学会推薦インフェクションコントロールドクター(ICD)
身体障害者福祉法指定医(免疫機能障害)
国際渡航医学会認定医(CTH® )
米国熱帯医学会認定医(CTropMed® )
一般旅行業務取扱管理者
PADIスクーバダイビングインストラクター(OWSI)
日本臨床内科医会認定医(~2013)日本人間ドック学会認定医(~2014)日本温泉気候物理医学会温泉療法医(~2015)日本化学療法学会抗菌化学療法指導医(~2017)

治療に適した診療科目

感染症内科 内科

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