オンライン診療対応クリニック病院検索・クリニック動画紹介のイシャチョク

  • 一般会員
  • 医師会員

イシャチョク

一般
会員
医師
会員

最終更新日:2022年7月4日

熱がない倦怠感は病気?病院へ行くべき症状や生活習慣の影響について解説

こちらの記事の監修医師
TMG宗岡中央病院
小室哲也

倦怠感とは、「だるい」「疲れた」などと感じる状態です。原因は、生活習慣や病気の影響などが考えられます。発熱をしていない場合は、自律神経失調症や慢性疲労症候群の可能性も。この記事では、熱がない倦怠感で、考えられる病気や生活習慣上の原因を解説。倦怠感を軽くするための日常の取り組みも紹介します。

熱はないのに倦怠感がある場合に考えられる病気

熱はないのに倦怠感がある場合、次の病気が考えられます。

  • 慢性疲労症候群
  • 自律神経失調症
  • うつ病

それぞれの病気について解説します。

慢性疲労症候群

慢性疲労症候群とは、病院の身体検査や画像検査などで異常が見られないにも関わらず、重度の疲労を感じる状態です。原因はわかっていませんが、心身のストレスで症状が悪化することもあります。

発症から時間が経つにつれて、症状は徐々に軽減。しかし消失までに、数年がかかることもあります。

慢性疲労症候群を治療する場合、認知行動療法や段階的に運動負荷を上げていく方法などがとられます。市販薬では改善が期待できないため、病院を受診した方がよいでしょう。

【症状】

  • 倦怠感
  • 体のほてり
  • 気分の落ち込み
  • 集中力の低下
  • 筋力の低下
  • のどやリンパの腫れ
  • 関節に痛み
  • 筋肉痛
  • 頭痛
  • 不眠 など

自律神経失調症

自律神経失調症はストレスなどが原因で、自律神経のバランスが乱れて発症する病気です。自律神経は、交感神経と副交感神経で構成されています。それぞれの神経がバランスよく働いて、活動や休息、血圧、発汗などのさまざまな身体の機能が調整されています。

そのため自律神経が乱れると、片方の神経の働きが極端に強まり、体の機能に異常をきたし、さまざまな不調に見舞われるのです。不調の一つに、倦怠感の症状も含まれます。

【症状】

  • 倦怠感
  • めまい
  • 食欲不振
  • 耳鳴り
  • しびれ
  • イライラ
  • 動悸
  • 不眠
  • 情緒不安定 など

うつ病

うつ病は、脳内の神経伝達物質のバランスが乱れて発症する精神疾患です。気分障がいとも呼ばれます。

うつ病が悪化すると、自ら死を選んでしまうこともあるため注意が必要です。うつ病が疑われる場合は、気分の問題など安易に考えずに、病院を受診した方がよいでしょう。

【症状】

  • 何事にも関心を示さなくなる
  • 集中力の低下
  • イライラする
  • 食欲不振
  • 不眠
  • めまい
  • 耳鳴り
  • 倦怠感
  • 微熱や低体温 など

病院行くべき倦怠感

熱がなくても、倦怠感を伴っている場合、病気の可能性があるため注意が必要です。次のような倦怠感は病院の受診をおすすめします。

  • ほてりや倦怠感が1週間以上続く
  • 体を起こせない
  • 生活に支障があるほどに気分が落ち込んでいる
  • 倦怠感が強く動けない
  • 夕方にだるくなる

異常な倦怠感に見舞われた場合は、医師に相談した方がよいでしょう。

熱を伴わない倦怠感がある場合に考えられる原因

熱を伴わない倦怠感がある場合、病気以外にも次のような原因が考えられます。

  • 生活習慣の乱れ
  • ストレスの影響
  • 女性ホルモンの影響

それぞれについて詳しく解説します。

生活習慣の乱れ

生活習慣の乱れには、働き過ぎや食事内容のアンバランスが考えられます。働き過ぎて睡眠不足や休日がない状態が続くと、疲労がたまります。体の疲れだけではなく、精神的なストレスもたまり、倦怠感が抜けなくなるのです。

食事内容のバランスが悪いと、特定の栄養が不足して、疲労が回復しづらくなります。また糖質を過剰に摂取すると、インスリンを分泌する膵臓が疲れやすくなると言われています。インスリンは血糖値を下げるホルモンです。そのため糖質の摂り過ぎは、急激に血糖が低下する血糖値スパイクを招き、倦怠感に見舞われることもあります。

ストレスの影響

日常的にストレスが続くと、自律神経が乱れて倦怠感に陥りやすくなります。またストレスをためると、うつ病などの精神疾患を発症することもあるため注意が必要です。

ストレスを抱える原因には、仕事や人間関係に対する精神的負担、引っ越しや進学、就職といった環境の変化などが考えられます。

環境の変化などに慣れると、ストレスから解放される可能性があります。しかし、人間関係や仕事などのストレスは、放っておいても解決できない場合もあるでしょう。ときには、人間関係や仕事から距離を置くことも重要です。

女性ホルモンの影響

女性の倦怠感は、ホルモンバランスが関係していることもあります。たとえば月経前に起こるPMS(月経前症候群)は、倦怠感やイライラ、頭痛、肌荒れなどのさまざまな症状を伴います。

また女性ホルモンが減少する更年期にも、倦怠感やほてり、関節の痛みなどを伴うこともあるのです。いずれも女性ホルモンが影響して起こる症状です。

倦怠感への自分でできる対処法

倦怠感に自分で対処する場合、次のような取り組みをするとよいでしょう。

  • 適度に運動をする
  • 良質な睡眠をとる
  • 栄養バランスを整える

それぞれの対処法について詳しく解説するので、参考にしてください。

適度に運動をする

適度に運動をすると血液循環がよくなり、身体の疲労物質が筋肉や肝臓で効率的に処理されます。疲労物質の体外への排出もスムーズに行われるため、疲れがたまりにくくなります。

しかし、運動のやり過ぎには注意しましょう。運動をやり過ぎるとオーバートレーニング症候群になる可能性があります。

オーバートレーニング症候群は、トレーニング後に十分に疲労回復されなかったり、栄養が足りていない場合に発症する症状です。運動時だけではなく、日常でも疲労を感じるようになります。無理に激しい運動をしなくても、ウォーキングなどの軽めの運動で倦怠感の改善にアプローチできます。無理をせずに、適度な運動を心がけましょう。

良質な睡眠をとる

倦怠感を取り除くためには、良質な睡眠が重要です。睡眠は体のメンテナンスの時間であり、心身を回復へと導きます。たとえば睡眠中に分泌量が多くなる成長ホルモンは、筋肉の回復に深く関わります。

良質な睡眠を取るためには、次の点に注意してください。

  • 就寝の3時間前には食事を済ませる
  • 就寝の2~3時間前に入浴する
  • 入浴はシャワーではなく、湯船につかることが大切
  • 寝る間はスマホやパソコンなどの利用を控える
  • 寝酒はしないこと

就寝前の過ごし方は、とくに睡眠の質に影響を与えるため、落ち着いた雰囲気でリラックスするとよいでしょう。

栄養バランスのとれた食事をとる

栄養バランスのとれた食事とは、たんぱく質や糖質、脂質、ビタミン、ミネラルのバランスが整った食事です。主食や主菜、副菜、汁物のバランスを整えるとよいでしょう。

  • 主食:糖質が豊富に含まれるごはんなどの炭水化物
  • 主菜:肉や魚、卵、大豆などの脂質やたんぱく質が豊富
  • 副菜や汁物:ビタミンやミネラルを含む海藻や野菜など

以上の食事内容でバランスの良い栄養を摂取しながら、朝と昼、夜の3回で食事をするのが理想です。

熱がなくても倦怠感が続く場合は病院へ!生活習慣も見直そう

熱がなくても倦怠感が続く場合は、病気の可能性もあるため、念のために病院を受診した方がよいでしょう。また倦怠感は、生活習慣の乱れによって、現れることもあります。適度な運動をして、睡眠時間をしっかりと確保し、栄養バランスのとれた食事を3回とるようにしてみてください。

こちらの記事の監修医師

TMG宗岡中央病院

小室哲也

〇総合内科部長

〇経歴
2004年埼玉医科大学卒業。総合内科専門医、循環器専門医、集中治療専門医の3つの専門医資格もっており、現在は内科を中心とした総合診療をおこなっている。

    • 埼玉県志木市上宗岡5-14-50地図を見る
    • 東武東上線 志木駅
    • 048-472-9211
    • 内科 外科 小児科 整形外科 泌尿器科 リハビリテーション科
    ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

    0

     
    08:30 - 12:00
    13:00 - 16:30
    -
    -
    -
    -
    -

    8:30〜12:0013:00〜16:30土曜AMのみ診療AM9:00、PM14:00開始科により異なる臨時休診あり

    ※新型コロナウィルス感染拡大により、診療時間・休診日等が表示と異なる場合がございます。ご了承ください。