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伝染性単核球症【イシャチョク】

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最終更新日:2022年2月22日

でんせんせいたんかくきゅうしょう伝染性単核球症

こちらの記事の監修医師
クリスタル医科歯科クリニック
中島 由美

概要

伝染性単核球症は、エプスタインバーウイルス(EBV:ヒトヘルペスウイルス4型)によって引き起こされるウイルス感染症です。特に思春期から若年青年層に好発することが知られており、感染経路としては唾液を介した感染が主な感染経路であると言われています。伝染性単核球症を発症すると、発熱や喉の痛み、だるさなどが数週間継続します。解熱鎮痛剤などの対処療法だけでも十分に治療可能な疾患であり、特別に専門的な治療が必要になるということはありません。一般的な上気道炎(かぜ)などよりも症状が長期に継続する場合が多く、4週間程度は激しい運動や力仕事などを控え、安静を保つことが伝染性単核球症の重要な治療となります。

原因

伝染性単核球症は、EBVの感染によって引き起こされる疾患ですが、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、サイトメガロウイルス(CMV)、トキソプラズマ原虫、ヒトヘルペスウイルス6型(HHV-6)なども伝染性単核球症の原因ウイルスとなることが報告されています。主な病原体となるEBVは主に唾液を通じて伝播し、キスや性行為などの密接な接触によって人から人へと感染します。場合によっては、コップやスプーンなど食器の共有によって感染することもありますので、症状が強く発現している間は食器の共有も避ける必要があります。

症状

EBVに感染後、4週から6週間の長い潜伏期を経て伝染性単核球症を発症し、様々な臨床症状が出現します。発熱、咽頭扁桃炎(咽頭痛)、リンパ節腫脹が主たる症状で、その他にも皮膚の発疹や頭痛、倦怠感や消化器症状(腹痛、悪心、嘔吐)なども出現する場合があります。多くの場合38 ℃以上の高熱が出現し、中には40度を超える発熱症状を示す症例も報告されています。発症から2週間程度(発熱は1週間程度)で症状のピークとなることが一般的ですが、疲労や倦怠感などの症状は数ヶ月間続く場合もあります。また、脾腫や肝腫大などの肝機能障害を合併するケースも存在するため、必要に応じて肝機能の検査が行われることもあります。

検査・診断

伝染性単核球症は、問診による臨床症状の聞き取りや血液検査などで総合的に診断を行います。患者さんの病歴や合併症によってはレントゲン検査(X線検査)などの画像検査を併用する場合もあります。また、必要に応じてVCA-IgG、VCA-IgM、EBNAなどのEBVに対する抗体反応検査を実施します。急性の発熱や激しい咽頭痛、リンパ節の腫脹などは、他の感染症でも頻発する症状であるため、患者さんの年齢や病歴、季節要因などを考慮しながら必要な検査を追加していきます。

治療

伝染性単核球症の治療は対処療法です。発熱や咽頭痛に対してアセトアミノフェンなどの解熱鎮痛薬が使用されたり、痰などの症状が見られる場合には去痰薬などを合わせて使用する場合もあります。基本的には安静と療養によって時間経過のみで治療が可能な疾患です。通常、4週間程度で発熱と症状が治まりますが、希に重症化して入院が必要となる場合もあります。重症例に対してはステロイドが有効性を示すことが報告されています。また、伝染性単核球用はウイルス感染症であるため抗菌薬を使用する必要はありません。初期症状だけは一般的な上気道炎との鑑別が難しく、細菌感染症が疑われるケースもありますが、過剰な抗菌薬使用は薬剤耐性菌を惹起する可能性があるため、抗菌薬使用時には十分な注意が必要です。

予防/治療後の注意

4週間程度で発熱や咽頭痛などの急性症状は緩和されるケースが多いですが、倦怠感や疲労感などの症状が収まるまでは安静を保つ必要があります。激しい運動や力仕事などは控えるようにしましょう。また、伝染性単核球症の原因ウイルスは唾液を介して感染します。症状がある状態でキスや性行為などの濃厚な接触は感染を広げるリスクが高くなります。できる限り接触を減らすなどの感染対策を実施することが重要です。

こちらの記事の監修医師

クリスタル医科歯科クリニック

中島 由美

《経歴》
・ニューヨーク州バッファロー市生まれ
・金沢医科大学 医学部 卒
・金沢医科大学病院にて小児科・内科研修
・大阪・神戸・東京・福岡の病院で内科と皮膚科を担当
・2018年8月クリスタル医科歯科クリニック内に
内科、美容皮膚科、アレルギー科を開設

《資格》
資格
・日本内科学会 認定内科医
・日本医師会 認定産業医
・抗加齢医学会 専門医

治療に適した診療科目

内科 消化器内科 胃腸内科 循環器内科 消化器外科 胃腸外科 循環器外科

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