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接触皮膚炎(かぶれ)【イシャチョク】

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最終更新日:2022年2月21日

せっしょくひふえん(かぶれ)接触皮膚炎(かぶれ)

こちらの記事の監修医師
女医によるファミリークリニック
大井美恵子

概要

接触皮膚炎は、特定の物質に直接触れることで皮膚に炎症が起きる疾患です。皮膚に触れた物質の影響やアレルギーなどによって、皮膚にかゆみや発疹、水疱(水ぶくれ)などが生じます。場合によっては広範囲にかゆみを伴う「ブツブツ」が発生することもあり、一般的には「かぶれ」と呼ばれることもあります。基本的には、原因物質が触れた部分に限定的に症状が現れるため、原因物質の特定に役立つことがあります。多くの場合は、原因物質にアレルギーを持つ場合に発生するため、複数人が同じ物質に触れたとしても、アレルギー素因を持つ人のみに症状が発現するケースが一般的です。しかし、一部の刺激物質や薬品などは、アレルギーとは関係なく皮膚炎を発生させることもあります。治療には抗アレルギー薬やステロイドなどが使用されますが、最も重要なことは迅速に原因物質を特定し、環境中から原因物質を遠ざけることにあります。

原因

接触皮膚炎の原因となる原因物質には様々なものがあります。強力な酸性物質やアルカリ性物質などの薬品が原因となる場合もありますが、一般的にはアレルギーが関与するアレルギー性の接触皮膚炎が大半です。個人によってアレルギーの原因物質は異なりますが、植物や食品、動物(ペット)、アクセサリー(金属や革製品など)、ゴム用品(ゴム手袋など)、衣類(化学繊維など)、化粧品、整髪料などが原因となる場合もあります。また、光線過敏症のように、日光に対して皮膚が過敏に反応することで、皮膚炎様の症状が発生する場合もあります。皮膚炎が発生した原因を見つけ、原因物質を遠ざけることが最も有効な再発予防作となります。

症状

接触皮膚炎の主な症状は皮膚のかゆみと発疹です。皮膚が赤く腫れ上がったり、水ぶくれのようになる場合もあります。また、刺激物による皮膚炎である刺激性接触皮膚炎の場合、かゆみよりも痛みが強く発現します。アレルギー性の場合には重度のかゆみが出現するため、皮膚を掻いてしまうことで発疹などの症状が悪化します。重症度によっては、ブツブツした湿疹や水ぶくれが出現し、湿疹が破れて皮が剥けたり、肌がガサガサになり跡や色素沈着が起こることもあります。掻きむしることで症状は悪化しますので、痒みを我慢するということも非常に重要になります。

検査・診断

患部の状態や皮膚炎発生時の状況を問診することで、接触性皮膚炎の診断を行うことは可能です。アレルギーの原因物質を特定するために、パッチテストやアレルゲン検査などが合わせて実施されることがあります。アレルギー体質や喘息の有無などの病歴聴取も大切です。皮膚炎発生時の状況や発生箇所によっては原因物質の特定が可能ですが、アレルギー反応によって出現した皮膚炎の場合、原因物質を明らかにすることが難しいこともあります。皮膚炎が起きた時の状況や環境、その時の体調なども合わせて医師に伝えることが大切です。

治療

痒みを止めるための抗ヒスタミン薬や抗アレルギー剤(飲み薬や塗り薬)などが使用されます。その他には炎症を抑えるため、ステロイドの塗り薬なども合わせて使用されることがあります。しかし、あくまでもこれらの治療は痒みを抑える(症状を緩和する)ための治療であり、再度原因物質に接触することで、皮膚炎は容易に再発します。そのため、対症療法によって痒みを緩和しながら、できるだけ早く原因物質を特定し、それらを生活環境から取り除くように務めなければなりません。水疱や皮膚の裂け(皮膚の破れ)などが出現した場合には、患部を保護するための消毒や処置が行われることもあります。

予防/治療後の注意

原因物質の特定と生活環境の改善が最も効果的な予防方法です。生活の質を落とさないためにも、より具体的な原因物質の特定が望ましいです。例えば、金属にアレルギーが見つかった場合、「どのような金属に対して皮膚炎が出現するのか」、「どのような金属なら大丈夫なのか」ということを知っておくことも大切です。現代では、生活環境中から全ての金属を排除することは難しいため、より具体的な物質特定によって生活がしやすくなります。

こちらの記事の監修医師

女医によるファミリークリニック

大井美恵子

〇経歴:
難病指定医・キレーション認定医
小児慢性特定疾患指定医子どもの心相談医
高濃度ビタミンC点滴療法認定医

所属学会
日本小児科学会
日本周産期新生児医学会
日本小児神経学会
日本リウマチ学会
抗加齢医学会
高濃度ビタミンC点滴療法学会日本アレルギー学会
日本小児皮膚科学会
日本小児科医会
広島県小児科医会
赤ちゃん成育ネットワーク
点滴療法研究会

広島大学附属幼小中高、金沢医科大学卒業
土谷総合病院にて初期研修、
広島市民病院小児科勤務を経て、姉妹で女医によるファミリークリニックを開業。小児科内科皮膚科アレルギー科の診察を行う。テレビ朝日、羽鳥慎一のモーニングショーやフジテレビLive NEWS イット!などに出演、ラジオ、テレビ、WEBなど幅広く医療情報を提供している。

治療に適した診療科目

小児皮膚科 皮膚科 アレルギー科

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