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胃がん【イシャチョク】

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最終更新日:2021年10月5日

いがん胃がん

こちらの記事の監修医師
すずきこどもクリニック
鈴木 幹啓

胃がん

まとめ

胃がんは、胃壁の内側の粘膜にできる悪性腫瘍である。筋肉や粘膜で構成された胃壁の最も内側にある粘膜細胞が、何らかの原因によりがん細胞として増殖し、胃がんとなる。50歳代以上の男性に多い。胃がんの発症リスクには、ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)感染、喫煙習慣、塩分の摂取過多、栄養バランスの悪い食生活、大量飲酒などである。早期発見・治療を行うと比較的予後が良いがんであるが、胃がんの一種のスキルス胃がんは胃壁の内側を硬厚させて広がり、初期段階では検査でも見逃されることがある。

この病気の原因

長期間にわたる胃の中の環境悪化や、過度の刺激により胃がんを発症する。ピロリ菌感染、塩分の過剰摂取、野菜・果物不足、大量飲酒・喫煙、バランスの悪い食生活、ストレス、過労などがリスク因子となる。最も大きなリスク因子はピロリ菌である。ピロリ菌は胃の中に棲み付くことのできる、らせん形状の悪玉菌で、食物や水を介して感染し、除菌しない限りは胃の中で生き続ける。ほとんどが乳児期に感染することが多く、衛生環境の悪い状態で育った50歳代以上の人が保菌していることが多い。ピロリ菌に感染すると慢性的に胃粘膜が荒れ、胃壁を形成する細胞のがん化を促進し、胃がんを発症するとされる。しかし、ピロリ菌の感染者が必ずしも胃がんを発症するわけではなく、ピロリ菌を保菌していなくても、塩分の過剰摂取、喫煙、ストレスなどのほかのリスク因子により発症することがある。

主な症状

初期段階では自覚症状がほとんどなく、進行しても目立つ症状がないことがある。発症初期に消化不良による胃の不快感、食後膨満感、胃痛、胸焼け、血の混じる黒い便(タール便)、食欲不振などの症状が現れることがあるが、胃炎や胃潰瘍でもみられる症状のため、胃がんを見過ごすことがある。胃がんは進行すると消化管が狭くなり、食欲不振、嘔吐、全身倦怠感、体重減少のほか、胃壁が爛れて吐血したり、タール便、腹痛、貧血などの症状がみられる。さらに進行して転移すると、黄疸、腹水、嚥下困難感などの症状がみられる。

検査/診断の方法

血液検査、胃のレントゲン検査(バリウム検査)、胃内視鏡検査、超音波検査などにより、病変の有無や位置、進行度を調べる。血液検査では腫瘍マーカー、胃のレントゲン検査では胃の形や粘膜の状態を確認する。胃内視鏡検査でがんを疑う場合は、病変の一部を採取して顕微鏡などで調べる病理検査にて確定診断を行う。また、がんの進行度を調べるため、超音波検査やCT検査などを行う。

主な治療方法

病変の切除が治療の基本となる。患者の状態や進行度により手術、内視鏡治療、薬物治療から適切な治療を行う。手術の種類は、開腹手術、腹部に小さな穴を数ヵ所開け専用の器具を挿入する腹腔鏡下手術がある。がんの進行度に応じ、腹腔鏡下手術あるいは開腹手術によりがん病変を切除し、胃の周囲のリンパ節を切除する。切除の範囲はがんの発生部位により異なるが、大きい病変の場合は胃全てを摘出、胃の中央部から出口に近い場合は胃の2/3を切除、胃の入り口に近い場合は胃の上部1/3を切除する。胃の切除後は残存した胃と腸をつなぎ新しい食物の通り道をつくる消化管再建術を行う。がんが粘膜内に限定している場合は内視鏡にて病変を切除する。化学療法のみでの治療は難しい場合が多く、手術前後の補助療法に抗がん剤や分子標的薬の薬物治療を行うことが多い。

治療後に注意すべき点/予防対策

治療後は再発に注意し、定期的に検査・診断を受ける。食事は4~5回に分けてゆっくり食べ、コーヒーや香辛料などの刺激物を控えるなど、胃に負担をかけないようにする。また早期発見・早期治療で治癒が見込める疾患であるので、定期的に胃内視鏡検査を受け、胃の状態を確認することが大切である。発症の原因はピロリ菌感染が多いため、血液検査、呼気検査、便中抗原検査などを受け、ピロリ菌を確認することが望ましい。ピロリ菌感染の場合には菌の除去を行うと胃がんの予防になる。

こちらの記事の監修医師

すずきこどもクリニック

鈴木 幹啓

【経歴】自治医科大学卒業
三重大学小児科入局
三重県立総合医療センター(小児一般病棟、新生児集中治療室、小児救急を担当)
国立病院機構三重中央医療センター(新生児集中治療室を担当)
国立病院機構三重病院 (小児急性期病棟、アレルギー・糖尿病・腎臓病慢性期病棟、重症心身障害児病棟を担当)
山田赤十字病院(小児一般病棟、新生児集中治療室、小児救急を担当)
紀南病院(小児科医長)
平成22年5月、新宮市に「すずきこどもクリニック」を開院
2020年10月、株式会社オンラインドクター.comを設立。CEOに就任

治療に適した診療科目

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